名無しさん 2021-05-17 19:56:00 |
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「気に入らないか?」
彼は恋人扱いをしてほしいのだろうが、ほんの少し寂しげに眉を下げてみせ。
焼きそばパンを食べる彼に、自身もやっとの思いで昼食に取り掛かろうとして。
『俺は子供じゃないですもん、先輩の彼氏がお子ちゃまでいいんですか?』(そう言ってあっという間に一つ目の焼きそばパンを食べ終わり二つ目をもぐもぐと食べ始めて
「其れ言われるとちょっと…」
そんな風に言う彼へ曖昧な返しをすると、適当に物色したパンを食べ、紙パックへストローを差せば飲み。
『んー』(曖昧な返しをされればコーラを飲んでふうとため息を吐いて『兎に角俺は先輩の彼氏です、弟とかペットとか友達じゃないですからね』と述べて相手の頬をふにとさわり
『そうです、お腹減ってて一気に食べちゃったし』(いつもより瞼を重そうにうつらうつらして『ん、膝貸してください』と言えば相手の膝上に頭を乗せて
「別に良いけど時間がきたら容赦なく起こすからな」
うつらうつらとする彼は膝を貸して、と膝枕にすれば膝上で微睡み始め、其れを上から見守り。
『ちょっと怖いですね』(ははっと笑い目を瞑ればすぐに眠りに落ちてすーすーと寝息を立てて。そこへ2人の女子が駆けつけてきて「あ、いたよ!あ、あの...これ岳くんに渡してもらえますか...?最近岳くんと京先輩が仲良くしているって聞いて先輩の方からこれ渡していただけると嬉しいなって思って..」と恥ずかしそうにしながら1人の女子がコーラのグミ付きのピンク色の封筒に入った手紙を相手に差し出して。「この子ずっと岳くんが好きで付き合いたいってずっと言ってるんです、岳くんが懐いてる先輩に上手く言ってもらえれば付き合えるかもって思ったんです」ともう1人の女子が付け加え述べ
「……分かった、渡すぶんには確り渡しておくが、返答が如何なるかはあくまでも此奴次第だから、そこんとこの理解は宜しく。」
駆け付けてきた女子二人に、其れで態々此処まで来たってのかよ、悪いけど俺らが交際してるからには叶う筈ねぇのにな…少し遅いよと思い巡らし一瞬目を伏せるも、一応此奴宛てだし渡さない訳には、と確と受け取り注告も添えて。
此奴も此奴で苦労してるんだな…、と相手のモテようを知り
「ありがとうございます!よろしくお願いします」(女子たちは相手の返答に嬉しそうに頬を赤らめてパタパタと帰っていき「よかったね!」などという声が聞こえて。そんな事は知らずくぅくぅと寝息を立てて相手の腰に腕を回して寝返りを打ち
『んん、何ですかそれ』(眠そうに目を細めながら手紙を受け取れば寝起きで頭が回っておらずなんだこれはと中身を見て。『あーなるほど』中身をさっと読めばよいすぐ封筒に戻して『何て言って渡されたんですか?』と問いかけ
『それだけですか?ふうん』(相手の返答にあまり興味がなさそうに返して『先輩が変なこと言われたりされてないならよかったです』と起き上がれば相手の頭を撫でて
『よかった』(心地良さそうにする相手に微笑み『あ、俺今日部活で先輩も部活ですよね。一緒に帰れますか?』と思い出したように聞いて
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