去りし日の箱庭

※物語はフィクションです※

登場人物
･吸血鬼－この城の主人たち。各々が加虐的･被虐的思考の持ち主であり、城に迷い込んだ子羊ならぬ人間たちを追い立て、狩り、捕食している。気に入った子羊たちを飼うこともあれば、気紛れに城の外へ逃がしてやったり、他のキョウダイに分け与えたりと気ままに振る舞う。住まう吸血鬼達は血の繋がりこそないものの「キョウダイ」として、同族同士ナカヨクしている模様（子羊達を食べながら、ハーフから逃げ道を聞き出し塞ぐのが目的。積極的に子羊を狩りに行くことがハッピーエンドへの秘訣…？）

･子羊－城へ迷い込んだ人間。年齢･性別･出身は様々で、被虐的･加虐的であったり、往々にして悩みを抱えている様子。外へ戻りたい意志のある子羊もいれば、此処に留まることが存在意義の子羊もいる。何はともあれ、誰もが吸血鬼に捧げられた食材であることに変わりはない（ハーフと手を組んだり、吸血鬼と手を組んだりして城に残るも、脱出するも子羊次第。己が望むハッピーエンドへ選択肢を見誤らないように…）

･ハーフ（トピ主です）－吸血鬼と人間のハーフ、子羊達の血を栄養源としていることに変わりはないが、迷い込んだ子羊達を外の世界へと戻そうとするナビゲーター。吸血鬼のキョウダイにはなれず、血も不味い、子羊の味方にもなれないイレギュラー。子羊達の手を引いて、いつか自分もこの城を出たいと夢見る哀れな牧羊犬

舞台
城は山の奥に位置している、人里離れた暗い洋館。広い庭と高い塀に囲まれ、昼間は無く、紅い月が煌々と照らしている。子羊達には迷い込んだその日に、一部屋ずつ自室が分け与えられ、その階には外に通じる扉も窓なく、階段のみがある。その階段の先には吸血鬼の部屋が連なる階層があり、そのフロアのみ外と地下、屋上などあらゆる場所へ移動が可能。主に吸血鬼の狩場となっているのは、子羊達が生活しているフロアだという＿＿＿＿が、実はハーフのみがひっそりと知っている“逃げ道”があるらしく、そこから外へ運良く逃げられた子羊もいるのだとか。屋上には星が見える小さなガーデンが、中庭には罠の仕掛けられた狩場が、地下室には拷問器具まで用意された檻があり、各々の自室はベッドと着替え、食べ物など生活に必要なものは揃っている

募集
･吸血鬼（男女問わず、無制限、人数管理はトピ主が担当します）－加虐的･被虐的、歪んだ思考のキャラクター優遇
･子羊（男女問わず、無制限、人間、人数管理はトピ主が担当します）－加虐的･被虐的、逃亡に積極的･消極的など、吸血鬼と素敵な物語を紡いでくださるキャラクター優遇

注意
･ロルは中～、世界観の保持優先で形式問わず
･キャラリセ無し、気ままにご参加を
･keep無しの参加可能、PFの記入と初回ロルのみお願いします
→以上の内容をご確認いただけました際には、初回のみ、お名前の欄に「好きなデザート」の明記をお願いいたします！

テンプレ

名前/
性別/
年齢/見た目年齢可
容姿/
性格/
備考/
初回ロル/


トピ主PF
名前/イドラ
性別/女
年齢/15歳（見た目）
容姿/黒髪黒目の少女、吸血鬼らしい血色感のない肌に真っ赤な唇から覗く短く小さい牙が印象的。黒いスラックスと白いブラウスに大きめな白いニットのカーディガン、黒い革靴を履いており、髪の毛がふわふわと肩下まで流れていなければ男の子のようにも見える見目。目元は切れ長で、笑わなければ仏頂面にも見えるかもしれない。身体の見えない位置に傷がある。
性格/いつかこの城を出て自由に生きることを夢見る少女。キョウダイ達…という言い方は間違っているが、純粋な吸血鬼が嫌いであり、どちらかと言うと人間に肩入れしている
備考/人間と吸血鬼のハーフで、血液以外の物の味がしないが、血液も多量に好んで食べる必要が無い燃費の良い体質。この城にある唯一の逃げ道を知っており、吸血鬼には隠し、人間に教えては逃がすという作業を延々と繰り返している。体に傷があるのは人間が抵抗した時についた場合、吸血鬼の逆鱗に触れた場合など、多々理由はあるが、心のどこかで願うことはただ1つ、いつか外に逃げた人間が吸血鬼達を倒して自分を連れ出してくれること



＿＿＿＿さあ、物語の幕が開く
（レス解禁）

名前/シルヴィ・ライト
性別/男
年齢/23歳(見た目)
容姿/背中まで伸ばしたチェリーレッドの髪。長い睫毛に紫のアイシャドウが塗られた切れ長のルビーのような赤色の瞳。薄い唇の上に黒い口紅が塗られている。182cmに無駄な筋肉の付いていないすらっとした体型で、男性特有の角張った部分も少なく、その姿は女性のように見える。襟付きの裏地がえんじ色の黒いマントを身に纏い、黒色の露出の少ないイブニングドレスを着ており、黒い編みブーツを履いている。
性格/非常に執念深く、自分の気に行った子羊を決して他のキョウダイに渡そうとせず、常に自分の手元にいないと気が済まない。気に入られた子羊はまるで愛玩動物のように優しく愛でられ、血を吸われる以外危害を加えることは無いが人間扱いされることも決してない。狩りに対しては積極的ではあるが自分好みの子羊以外に興味を示すことはない。子羊相手にはその心に取り入るために基本的には温厚に、そして親身に接する。しかし、子羊がひとたび自分に刃向かったり、自分のものになろうとしなかったりすると途端に力に物を言わせて服従させようとしてくる。キョウダイに対しては自分の子羊に手を出してくるような相手以外には同族としてそれなりに仲良く接する。
備考/女性のような身なりや立ち振る舞いをしているが、これは単に自分に最も似合う姿がこれであると思っているからである。好みの子羊の基準はかなり気まぐれで見た目だけで選ぶこともあれば内面までじっくり見定めることもある。
初回ロル/
あぁ…つまらない、寂しい、悲しい…。 どうして彼らはすぐに私の元を去ってしまうのかしら…(子羊たちが生活しているフロアにある、談話するために設けられているであろうソファに腰掛けながらなにやら悲嘆にくれている吸血鬼が一人。折角手に入れ可愛がっていた子羊が亡くなってしまったことに悲しみを隠しきれずにいるのである。気持ちを切り替えて新しい子羊をみつけようと狩場にやってきたもののその傷は癒えきれずに暗い表情を浮かべながらこうして嘆いていて)


(/初めまして！素敵な雰囲気に誘われ、参加希望したく参りました。pf投下させて頂きましたのでお手隙の際で構いませんのでご確認お願い致します！)

>シルヴィ･ライト（>>2）

（ゆらりゆらりと揺れる蝋燭、今日も逃げられなかった子羊達、締め切られた屋敷の扉、時折聞こえる泣き声＿＿耳障りが良いと思えないのは己に不味い人間の血が流れているからだろうか？嗚呼、気持ちが悪い！散歩帰りの両手で耳を塞いで、小走りに駆け抜けていく廊下の先にブーツの先端が見え……思わずスピードを落とし。何事か嘆いている、嗚呼そういえば飼っていた羊が空へ帰ったとかなんとか……出来損ないの己も、子羊を食べるから人のことは言えないけれど「それは、キミのせいだよ」なんて本音を小さく真っ赤な唇に乗せて、それはそれはもう蝋燭の火も揺れないであろう程に小さな声で吐き出しつつ、知らぬ顔で、さも平然と、床を呑むように広がったドレスの裾にすら触れずに、その前を通り抜けようとし、）

（/初めまして背後様、早速娘を絡ませていただきました、ありがとうございます！申請の方、確認致しました、このような主得のトピにご参加いただけるなんて光栄の至り…！素敵な息子様とロルに見合うだけの娘と背後であるか不安ではございますが、引き続きよろしくお願いいたします。初回、出会いの場面につき少々長くなってしまいました…次回以降は短くもできますので、ご不都合などございましたら何なりと仰ってくださいませ/蹴）

>イドラ

あら…？イドラちゃんじゃない。何か言ったかしら？(いつまでもこうして居られない、この悲しみはまた新しい子に癒してもらおうと意気込んで顔を上げれば何やら呟いて自分の前を通り過ぎようとする、キョウダイと呼ぶには遠い存在である相手の姿があった。先程の呟きは自分に対しての言葉だったのか、淡い声に乗せられた言葉は自分の耳には届かなかったのでもう一度聞かせて貰えないかと去ろうとする相手の腕を掴もうと手を伸ばして)

(/参加許可ありがとうございます！吸血鬼とも子羊とも離れた存在である素敵な娘様と楽しく物語を紡げれば幸いです。長さはあまり長くしすぎて中だるみになってしまうかもしれませんのでこのくらいさせて頂きますね。それでは、御相手よろしくお願いします)

(はじめまして！
ステキなトピに誘われて参りました。
子羊で参加希望です！
後ほどプロフを上げさせていただきます！
よろしくお願いいたします。)

(素敵トピ…！よければ子羊のkeepをお願いしてもいいでしょうか…？)

(/初めまして、とても素敵な設定に惹かれて参りました。吸血鬼で参加させて頂きたいです。keepをよろしくお願い致します。)

（/まずはお返事のみ失礼いたします！）

>のあ様（>>5）

（/初めまして、参加希望ありがとうございました！上記注意書きの方はご確認いただけましたでしょうか…、再度ご覧いただき、大丈夫なようでしたらPFの方をご提出いただけますと幸いです！）

>天音様（>>6）

（/初めまして、keepのご依頼の方ありがとうございます！大変恐縮ではありますが、今一度上記注意書きの方をご確認いただけますと幸いです…、大丈夫なようでしたら、PFのご提出をお待ち致しております！）

>7様

（/初めまして、keepの申請及び注意書きのご確認をいただき誠にありがとうございます！喜んでkeepをさせていただきます。お時間のございます時に、PFと合わせて初回絡み文のご提出をよろしくお願いいたします！）

>シルヴィ･ライト（>>4）

＿＿＿＿な、んでもない。キミには、随分と可愛がっていたらしい子羊が居たじゃない…どうしたの、遂に愛想でも尽かされちゃった？
（名前を呼ばれただけで背筋が冷たく、伸びてきた腕に身体が凍りつく。傾いた体は、熱帯魚の尾鰭の様なドレスを踏むまいと必死に踏みとどまった。キョウダイと呼ぶにはあまりに遠くて、牧羊犬には逆らうことも出来ない狩人＿＿腕を掴む手は大きく冷たく、手が外れた耳に入り込む子羊たちの泣き声と嬌声にも似た悲鳴に鼓膜がじわじわと蹂躙されていく。ぐぐっと掴まれた腕を引きながら、目の前の赤い瞳が今一番触れられたくない傷口を抉るような音を唇に乗せて ）

＿＿＿＿物語はいつだって最悪の結末を望んでる


物語の始まり（>>1）


（/吸血鬼、子羊共に募集中でございます。お気軽にお問い合わせくださいませ！）

（ / 背後から失礼いたします！子羊での参加希望なのですが、枠は空いておりますでしょうか?差し支えなければキープをお願いしたいです！pfは出来上がり次第提出いたします！ご検討いただけますと幸いです！）

>11様

（/初めまして、keepの申請及び注意書きのご確認誠にありがとうございます！子羊のkeepをさせていただきますね！お手隙の際に、PFと合わせて初回絡み文のご提出をよろしくお願いいたしますー！）

名前/ アルディス
性別/ ♀人間
年齢/14
容姿/ ふんわりした薄い茶色の髪を肩下まで伸ばしている。右目が緑、左目がブラウンのオッドアイ。幼さが残るが白い肌に印象的な瞳の整った顔立ち。
身長145㎝ 体重軽め。
城に迷い込んだ当時はグレーのAラインワンピースにブラウンの靴。どこかから逃げてきたとでも言わんばかりの薄汚れた身なり。
屋敷で生活を始めると支給される清潔な白いワンピースにストラップ付きの低いブラウンの靴を履いている。
性格/ 目の色が違うということで家族にも忌み嫌われ、幼少の頃から息を潜めて生活をしてきた為、根に怖がりなところがあると同時に、絶対にこの家から出て行くという野心を抱いていた強い部分もある。
城に迷い込んだ当時は吸血鬼に狩られるという恐怖で逃げ出したい気持ちがあったが、衣食住を保証されているし、吸血鬼よりも自分に辛く当たる家族の方が怖く感じられた為
その怖い家族もいない、何より捕食されるということが自分が必要とされているとも思うようになり、今までの生活より断然良い生活だと、ここで生活していきたいという思いに変わっていった。
備考/ 元々はお金持ちの家の次女。姉ばかり大事にされ、誰からも相手にされずひどい扱いを受けていた。食事も満足に与えられなかった為、人より身体が細く小さい。それでも勉強をたくさんしていた為知識を蓄えている。
この家にいてはいけないと考え、決死の思いで逃げ出して行き着いた先がここの城であった。


初回ロル/
………はぁ……はぁ
ここは、お城……？
(必死の思いで走り続けた森の奥にある城に吸い込まれるように近づき。
久しぶりに息をついたように肩で息をしながら、辺りを見回して、少しでも休ませてもらえないかという思いで城の扉に手をかけると重い音と共に開いた扉の中に入り。
重々しい空気を悟ったのか、人がいないか探すように不安そうに周囲を見回して)

……あの……
どなたかいらっしゃいませんか…？




【>5ののあです。失礼いたします！
プロフと初回ロルを記載させていただきましたのでご確認よろしくお願いいたします。
城に迷い込んだところから始めさせていただきましたがよろしいでしょうか…？
絡ませていただく中で心情の変化などしていければと思いまして、最初は吸血鬼は怖いというようなイメージでロルを記載させてもらいましたのでよろしくお願いいたします。
何か訂正などありましたら仰ってくださいませ。】

>イドラ

…その程度だったらこんなに落ち込まないわよ。我儘なペットには躾をすればいいだけだもの。軽く小突くだけですぐにいい子に戻るのだもの(何故相手がその事を知っているのか、誰かに話した覚えもないのにと不思議に思うもそんなことを問いても答えに興味なんてないため口にはせず。今まで多くの子羊を捕らえては自分のものにしていた、中には反抗的な子羊だっていた。その程度でここまで落ち込むわけがないと眉をひそめながら否定して。躾と称した暴力は子羊にとって泣き叫び、苦痛で悶える程の力だが吸血鬼にとってはこの程度の感覚でしかなく)

(失礼します。素敵な設定なのでお声をかさせて頂きました。　短ロルしかできませんが吸血鬼側で参加させて頂きたいです。keepをよろしくお願い致します。)

名前/スロウス・シュペル

性別/男

年齢/18歳(見た目)

容姿/吸血鬼にしては珍しいブルーの瞳に瞳孔が縦に割れている、タレ目なため優しそうな印象を与える。サラサラとした金髪で前の右側をちょっと上げてピンで止めてる。服装は黒に統一された執事のような格好。舌や耳にピアスをつけまくっている。身長は178cmで革の靴を履いている。

性格/一言で表すなら怠慢。そして極端。基本自分から動こうとはせず常に人任せでわがままな一面があり、何事も興味を示さない…かと思ったら突如何かに興味が湧いて。飽きたら手放し、また興味が湧く。掴み所のない気分屋の自由人。子羊に対しては狩ったり城の外へ逃してやったりとまちまちだが、意外に好意的に接している。拷問はやらない主義、かつてはやっていたが加虐というものに飽き、今は被虐の道に走っている。キョウダイに対しては適当、前に子羊の血に飽きたからといって共食いしそうになった。そのため距離を置かれている。

備考/吸血鬼、ゴロゴロしている事が多い。吸うという行為がめんどくさいからと血をワイングラスに入れて飲んでいる。伸ばしたような口調が特徴、痛いのが好きという性癖を持っている。

初回ロル/
(屋上のガーデン、星になど興味はないが。なんとなく気分でこちらにやってきた。その途端倒れ込むようにその場に横になった。片腕を枕にして、服が汚れようがどうしようがどうでも良い、彼はただ怠慢にしていたいだけ。最近ロクに興味の湧くことがなく鬱憤が溜まっていることもあってか若干不機嫌気味でそれを表すように長い脚がバタついている)
……あ゛ー

(参加希望です！)

（/まずはお返事のみ失礼致します！）

>アルディス（>>13、並びに背後様）
（/PFの提出、また注意書きの確認をいただきありがとうございます！受理をさせていただきました、一先ずはお返事のみ失礼致しますね。初回ロル、設定の方も承知しました…迷い込んだばかりの子羊を、娘が上手くエスコートできるか少々不安はありますが、精一杯頑張ることと思いますのでよろしくお願いいたします！また後で、お迎えにあがります）

>シルヴィ（>>14、並びに背後様）
（/今回も素敵なロルをありがとうございます！耽美でどこか不安定な息子様のキャラクターに娘が噛み付くようで申し訳ございません…また後でお返事の方は書かせていただきます、今しばらくお待ちくださいませ！）

>15様
（/初めまして、参加希望ありがとうございます！大変申し訳ございませんが、こちらのトピは形式は問いませんが、ロルを中～でお願いをしておりまして…短ですと承認できかねるものですので、予めご挨拶にお伺いした次第でございます。背後様にも良縁がございますように！）

>スロウス･シュペル（>>16）
（/初めまして、PFの提出ならびに注意書きのご確認をいただきまして誠にありがとうございます！受理をさせていただきましたので、先ずは背後からのご挨拶のみ失礼致します！被虐的な息子様、大変魅力的で娘を向かわせるのが今から楽しみです。また後でお迎えにあがります！）

>17　　様
了解いたしました。ロルの関係上、今回は見送ります。 　わざわざご返事頂きありがとうございます。　また良縁があれば…

>アルディス（>>13）

…迷い子が、自ら扉を開けて入るなど珍しいこともあるものだね。どこから来たの？
（長い廊下を頼りな気な蝋燭の灯りを頼りに進む、正直夜目はきくのだから灯りなど不要だけれどあるならあるで便利でいい。吸血鬼が住まう階層を抜け、玄関へと繋がる扉の前を通りかかった時に聞こえた小さく頼りない声にそちらを向けば、暗い中でも分かる色の違う両目があった。自然と靴の先がそちらを向いて、ゆったりとした歩調で歩み寄っては少しだけ声を落として＿＿＿＿狩人に見つからないように）


>シルヴィ･ライト（>>14）

痛いよ、シルヴィ…それで、代わりになりそうな子羊は見つかった？キミのお眼鏡にかなうなんて中々無いことだろうけど
（軽く小突けば痣が咲いて、噛み付けば穴が開く、けれどそれをまるで小さなことのように言ってのけるのだから＿＿＿＿いや、本当に彼にとっては些事なのだ。この閉鎖された屋敷の中で、誰が子羊を食べたか、追ったか、囲ったかなんて直ぐにわかる……だって、気にかけていた子羊がある日突然居なくなるのだから。掴まれたままの腕に諦めたように抵抗をやめ、小さな声で苦情を申し立てつつ、座ったままの彼を見下ろしては問うて）

>スロウス･シュペル（>>16）

何だ、子羊かと思ったら＿＿＿＿キミか、スロウス
（珍しいことでは無いが、誰かの気配が部屋の外からすることはあまり多くはない……好んで狩場に遊びに行く子羊もいないわけだから。そんな中、誰かの気配に釣られてやってきた屋上に見えたのは狩人側の住人で＿＿ぐだぐだ、うだうだ、苛立った様子に避けて通りたい思いは山々。けれど、きっと気配で見付かってしまうのも時間の問題として、その時に無視した事実は少々痛い。意を決した本心とは別に、なんてことは無いような声色で声を掛けながら少しだけ歩み寄り）

>>19 イドラ

っ………！
勝手に入ってすみません
あの、えーと…森の外から、でしょうか
少しだけ休ませてもらえませんか
ご迷惑になるのですぐに出ていきますから

(ふいに聞こえた声に振り向くと揺れる蝋燭の灯りの先に少女の顔が見えて。
しっかりとした佇まいの彼女を見ると、自分の薄汚れた身なりがさらに気になり、スカートの裾を正すとお辞儀をして。
この城の住人だろうと思い、まず勝手に室内に入ったことを謝れば休ませてほしいと願うと、どこから来たのかとの質問に、自宅から逃げてきたとも言えず森の外と答えて。

気になる言葉が聞こえてきた為に、不思議そうに尋ねて。)

狩人……ですか？



【絡みありがとうございます！
そして色々とお気遣いいただきましてありがとうございます。何卒よろしくお願いいたします。

皆様と絡めるようにall絡み文を出し方がよろしいのでしょうか？？】