【 指名制 】香撫町の住人。【 リメイク / 日常 / 考察 】

【 指名制 】香撫町の住人。【 リメイク / 日常 / 考察 】

管理人。  2021-01-29 15:12:00 
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 「 ようこそ、香撫町へ。
   歓迎するよ。たとえ、君が何者であっても。 」


    >1 規則
    >2 香撫町について
    >3 住人達について
    >4 移住届





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  • No.1 by 管理人。  2021-01-29 15:12:43 




「 これが、この町での規則。しっかりと覚えておいて。……どうして規則に従わないといけないのか? ……君の〝大切なもの〟を守るためだよ。 」


・セイチャットのルールは厳守。
・世界観を理解した上での参加を。
・中~長文前提。あまりにも返しづらいものでなければ、ロルの形式は自由。
・指名制。PF提出の際に初回指名、以降は〆レス毎に次の指名を。パラレルワールドではなく同一世界線。時間は進み続けています。
・キャラクターリセットは致しません。いつでもお好きな時にどうぞ。



  • No.2 by 管理人。  2021-01-29 15:14:53 





「 少し町を歩いてみようか。思ったより広いし、覚えることも沢山あるけれど、大丈夫。君はこれからずっとここで暮らすんだ、ゆっくり慣れて行けばいい。 」



〈 香撫町 - カナデマチ - 〉
通称『世捨て人の町』。山奥にひっそりと造られた計画都市で、インフラ整備はもちろん、学校、ショッピングモール、その他娯楽施設も一通り取り揃えられている。香撫町の住民だけが利用できるプライベートビーチもあるけれど、申請が必要だからちょっと面倒。町の中に入れるのは移住届を受理された人達のみで、町の外側にあるコンクリートの壁で出入りが制限されている。その壁は、森の中深くにあるため町の中からは見えない設計。携帯もテレビも新聞すら無く、町の外の情報は何一つ手に入らない。地図にも載らない。そして、この町に一度移住してしまえば、もう二度と他の土地に移住はできない。誰が何のために作ったのかは不明。 町の謳い文句は『第2の人生を送る場所』。実は囚人たちの更生施設だとか、巨大な実験施設だとか、宇宙人を匿っているだとか、果てには町ごと空に浮かんで浮遊都市になるんだとか、様々な噂がまことしやかに囁かれている。

〈 香撫町:東部 〉
ショッピングモールだとか、映画館だとか、ちょっとした遊園地だとか、そういう商業施設が多くある。どの施設も基本無人で設計されているけれど、最近は人口も増えて、住民が店員をやっていることも多い。飼育員の関係で動物園や水族館はない。景観保護の意図でもあるのか、それとも単に目立つからなのか、高いビルのようなものもない。

〈 香撫町:西部 〉
大きな農園と牧場がある。基本的には自足自給。ここで出来ないものは外から取り寄せる。作物や家畜の管理は全自動で機械がやってくれるから、人の手は特に必要ない。

〈 香撫町:南部 〉
香撫町と外を繋ぐ出入り口がある。出入り口といっても大きな門などではなく、町役場。つまり出入りの際は必ず町役場を通る必要がある。町役場で働いている人達は住民ではなく、国から派遣された公務員で、仕事以外ではあまり口をきいてくれない。そういう風に指示されてるらしい。

〈 香撫町:北部 〉
住宅街。一戸建てもあれば、まだ一人暮らしが厳しい年齢の子たちのための寮のようなものもある。東部同様、高層マンションなどは見当たらない。

〈 香撫町:中央部 〉
学校の校舎と、図書館と、併設されたプールがある。図書館とプールは一般開放されていて、『住民証』を持っていれば誰でも利用できるようになっている。

〈 移動手段について 〉
基本は徒歩と路面電車。町役場に頼めば自転車やバイク、車も手配してもらえる場合はあるが、そもそも駐輪場、駐車場が無い。循環型の路面電車は、真っ直ぐ目的地に向かわない場合は多少時間はかかるものの、『住民証』を使えば無料で乗り放題。南→東→北→西を一駅ずつ巡る電車と、東西南北と中央、それぞれの地区を巡る電車の計6路線がある。無人運転のため時間にシビア。

〈 学校について 〉
6歳~18歳の子どもが通う、小中高を合わせたような学校。といっても、映像授業が受けられる環境があるだけなので、学校というより塾のような感じ。しかも自主学習。先生は出席と成績の管理、それから生徒とのコミュニケーションが仕事。生徒が分からないところを教えられる先生もいれば、教えられない先生もいる。町役場に申請すれば誰でも先生になれる。

〈 町の治安について 〉
外での犯罪歴は不問。この町の住人である限り、外から来た警察に捕まることもない。治外法権。ただし、町の中で犯罪を行い、通報されれば外の警察に引き渡される。町の中での安寧よりも一時の欲望を選ぶ人は滅多に居ないので、治安はわりと良い方。

〈 住人について 〉
この町に移住できるのは、町役場で移住が認められた人達だけ。消し去りたい過去や、人には言えないような秘密を抱えた人がほとんど。警戒心が強く、一筋縄ではいかない人が多い。彼らとどう付き合って行くかは、あなた次第。

〈 住人の生活について 〉
住む場所や物資は何でも町が用意してくれるため、生きていくのには困らない。かかるのは食費と娯楽代、インテリアや雑貨くらい。さらに、一人につき毎月五万円ずつの支給があり、働いても働かなくてもいい、という至れり尽くせり。ただ、実際にはする事がないからと何かしらの仕事をしている人も結構居る。金銭が発生する仕事もあれば、学校の先生みたいに金銭が発生しない仕事も。何か新しく始めたい仕事があれば、町役場に申請すると手配してくれたりもする。学校も、行く義務はないから行きたくなければ行かなくていい自由登校。本や買い切りのゲーム等はカタログの中から注文すれば町の外から取り寄せられるが、一ヶ月に一度の定期便なのですぐには届かない。移住の際には、町の中のネットワークにだけ繋がる携帯端末と、『住民証』というICカードが手渡され、この『住民証』によって住居の貸出や路面電車、図書館等の様々なサービスが受けられる。これを持たない者は見つかり次第町から追放される仕組み。携帯端末は主に定期便の注文、町や商業施設からのお知らせ、情報共有のための掲示板、登録した住人との連絡等に用いられる。連絡の際のメッセージや音声は全て町の監視下にあり、大事な話をする時には直接会って話すことをお薦めする。



  • No.3 by 管理人。  2021-01-29 15:17:49 





「 僕の意見に価値なんてない。僕の言葉に意味なんてない。君の好きにするといいよ。 」

 透 / トオル : 自分を見失った少年 : 16歳

 サラサラとした淡いグレーの髪と、同じ色の瞳。いつの間にか消えてしまいそうな儚さを纏う。168cm。
 この町の管理人を名乗る少年。自己主張をせず、行動基準は規則通り、教えられた通り。求められる振る舞いをし、役割を全うする。反面、役割を与えられなければ何をして良いのかが分からない。一人称は『僕』。
 ──一人では生きていけない子どもの僕に、諦めて受け入れること以外、何が出来ただろう。

   /

「 この格好なら彼女の趣味だよ。……ああ、こっち? こっちは……ボクの趣味。 」
「 あなたはこれからサクラの一部になって、ずっと一緒なの。……ふふ。あはははははは! 」

 朔良 / サクラ : 自分自身に怯える少年 : 15歳

 肩につきそうなほど長い、少しくすんだ桜色の髪に、栗色の瞳。可愛いらしいワンピースを着ている。中性的な顔立ちのおかげで違和感はあまり無いが、声とはどうしてもミスマッチ。156cm。
 何処か冷めている大人びた少年と、無邪気で自由奔放な少女の二重人格。主人格である少年は、凶悪な少女の人格を恐れて、手錠三つと足枷を常につけることと、心を揺らさないことを徹底している。一人称は『ボク』、少女の時は『サクラ』。
 ──気がついた時には、母親の腕を食べていた。嘔吐するボクに、彼女は『もったいない』と、そう言った。

   /

「 眠たい。眠りたい。眠っている間だけは、何も考えなくていいから。 」

 睡 / スイ : 夢に逃げ込む少年 : 19歳

 蜂蜜色の柔らかな髪に、チョコレート色の眠たげな瞳。線が細い。174cm。
 眠り続ける少年。來の双子の兄。建物の中にいるのは嫌いだからと、いつも外で眠っている。起きている時も眠たげで、ゆったりと喋るのが特徴的。たまにおかしな事を口走るのは、夢と現実の区別がつかなくなってしまっているから。一人称は『おれ』。
 ──もうおれを、來を殴るあの人はいないのに、ずっと眠気がとれないんだ。まもれなくてごめんね、來。

   /

「 嘘でいい。嘘だけでいいんだ。……愛しているよ、この世の全て。 」

 來 / ライ : 嘘で自分を守る少年 : 19歳

 青紫の直毛。青色の瞳はやや吊り目気味。細身で身軽。二卵性のために睡とはそこまで似ていないが、血縁関係にあることが分かる程度には面影がある。174cm。
 嘘つきの狼少年。睡の双子の弟。いつも薄ら笑いを浮かべて、虎視眈々と騙せる相手を探している。気さくで人懐っこいだけに注意が必要。たまに、何が本当で何が嘘なのか、自分でも分からなくなる。他人にも自分にも嘘をつき続けている。一人称は『おれ』。
 ──嫌いだ、この世の全て。

   /

「 苦しい方が安心するんだ。……だから、優しくなんてしないでよ。 」

 幸 / コウ : 幸せ恐怖症の青年 : 20歳

 わしゃわしゃと乱されたような無造作な黒髪に、夜を映すような群青色の瞳。猫のようにしなやかな身体つき。170cm。
 人間不信の青年。愛情も、優しさも、全て裏があると疑って素直に受け取ることができない。愛情を注げば注ぐほど、優しくすればするほど、離れていってしまうような人。裏切られるのが怖いから、期待したくない。でも、心の底では幸せになりたい。一人称は『俺』。
 ──俺が居なくなったって誰も気付かないよ。両親は、俺を押し付け合うのに忙しいみたいだから。

   /

「 お金が無くちゃ何も出来ないでしょ? ……ただの優しさだけじゃ、誰も守れないよ。 」

 守 / マモル : 大切なものを見失った青年 : 25歳

 月と同じ色の髪に、翡翠色の瞳。襟足がやや長め。海外モデルさながらの風貌。182cm。
 親切な優しいお兄さん、だと思ったら大間違い。事あるごとに金銭を要求してくるとんでもない守銭奴。基本的にドライ。けれど、根がお人好しのためにちょっと甘くなることも。個人で喫茶店を経営しつつ、何でも屋のような事もしている働き者。一人称は『僕』。
 ──あの子の声が耳から離れない。今も、たすけて、たすけて、って。

   /

「 ねえ、知らない? ここに居るはずなんだ、オレの愛しい──誰、だったかな。 」

 縋 / スガル : 愛故に盲目の青年 : 22歳

 少し長めの紅葉色の髪に、澄んだシアンブルーの瞳。細身だけれども筋肉はしっかりと鍛えられている。179cm。
 誰にでも気さくで親切。しかし、それは無関心から来るその場限りの優しさで、次の日になれば話した内容も名前すらも忘れてしまう。基本的に〝あの子〟以外に興味がない。なのに、〝あの子〟が誰なのか思い出せない。愛のためなら罪を犯すことも厭わない、いわゆるヤンデレ。一人称は『オレ』。
 ──やっと見つけた愛だ。もう二度とオレから離れないよう、繋いでおかないとね。

   /

 「 くだらない。つまらない。どうだっていい、何もかも。 」

 逸 / イツ : 世の中に失望した少年 : 18歳

 焦茶色の髪。前髪が目に掛かるほど長い。茜色の瞳。少し不健康なほど細身。167cm。
 圧倒的な無関心と、我関せずの態度。何を言っても響かなくて、取り付く島が無い。コミュニケーション目的には不向きだけれど、他人に対する情が希薄なため、情報は比較的何でも喋ってくれる。質問には答えてくれるけれど、質問が返ってくることは無い。世俗的なものが嫌い。一人称は『俺』。
 ──世の中にも、自分の将来にでさえ、心底興味が無い。

   /

「 ずっと考えているの、幸せって何なんだろうって。……あなたは今、幸せ? 」

 命 / ミコト : 幸せを探す女性 : 23歳

 肩甲骨の下辺りまである黒髪。前髪は右側で分けて耳に掛けている。菫色の瞳。気取らない自然体な雰囲気。163cm。
 口数が少なく、大人しい。人嫌いでも人見知りでもないけれど、話しかけられれば答える程度。他人とコミュニケーションを取るより、自分の内側に問い掛けている時間の方が長い。心の中に居るのはいつもたった一人。幸せにならなければいけないけれど、幸せが何なのか分からない。一人称は『私』。
 ──『きみは僕の分まで生きて、幸せになってね』って、あの人は最期に私に呪いをかけた。あの人の居ない世界で、幸せになんてなれるわけないのに。

   /

「 あのね、あの丘の向こうには透明な階段があって、遊はそこで空を歩くのよ。……ふふっ、そうね、落ちないように気を付けなくちゃ! 」

 遊 / ユウ : 空想の中を揺蕩う少女 : 17歳

 白に近いプラチナブロンドのショートボブに、空色の瞳。華奢な身体つき。158cm。
 跳ねるように、踊るように。軽やかな口調と足取りは年齢よりもかなり幼い。見えないものが見えていて、見えているものが見えていない。彼女の世界はどこまでも自由。しかし、本当は誰よりも冷静に現実を見つめている。一人称は『遊』。
 ──見たいものだけを見ていよう。何も知らないままで居よう。もう二度と、あんなもの見つけてしまわないように。

   /

「 ………… 」

 瞳 / ヒトミ : 声を失った少女 : 15歳

 胸の辺りまでの瑠璃色の髪を、肩の辺りで毛先をまとめる程度に二つに結っている。左の瞳は花浅葱、右の瞳は琥珀色のオッドアイ。神秘的な雰囲気を纏っている。153cm。
 一切声を出すことがなく、身振り手振りや表情で考えを伝える。勘違いされやすいが、喋れない先天的な障害などではなく、単に喋らないだけ。筆談はあまり好まないようで、提案すると嫌な顔をされる。一人称は『わたし』。
 ──声の出し方も、自分の声も、本当の名前も。もう忘れてしまった。

   /

「 私のことはいいんだ。……ただ、あの子達を貶めるような輩には、私が再び修羅になる他あるまい。 」

 修 / オサム : 詭弁の老紳士 : 64歳

 オールバックにしたシルバーの髪と、紺色の瞳。目尻の辺りに皺が寄っている。背中は丸まっていない。172cm。
 町を優しく見守る温厚な老紳士。他者思いで、特に孫のような年頃の子には肩入れしやすい。過去に町の外で〝仕方なく〟殺人の罪を犯し、箍が外れてしまった様子。5年のお務めを果たしている。一人称は『私』。
 ──きっとこれが、この町での私の役割なのだ。管理人の彼には出来ないだろうが、人殺しなど、大したことではない。

   /

「 パパもママも、『双葉がいるから』ってかなしいかおするの。わたしがいなくなったら、きっとわらってくれるよね? 」

 双葉 / フタバ : 親思いの少女 : 6歳

 肩の下辺りまである滑らかな茅色の髪と、青柳色の瞳。桃の花のモチーフがついたカチューシャをつけている。115cm。
 しっかり者で心優しい少女。一度やると決めたことは貫く頑固さと、簡単にはめげない強さを持っている。まだまだ甘えたい年頃ながら、甘えてしまわないように気を張っている。一人称は『わたし』。
 ──わたしのせかいには、パパとママとわたしだけだった。ほんとうは、ケンカしないでっていいたかった。

   /

「 はあ……、ああ、気にしないで。ただの恋煩いよ。 」

 鏡華 / キョウカ : 届かない恋をした女性 : 31歳

 艶のあるダークブラウンの髪。前下がりのショートカットで、前髪は左分け。緋色の瞳。細身ながら抜群のプロポーション。160cm。
 鏡の中の自分しか愛せない女性。鏡に触れて、口づけて、甘い溜息を零す。その様は、とても辛そうで、けれどとても幸せそうに見える。香撫町で、学校の先生をしている。行き過ぎたナルシストのように捉えられがちだが、自分自身のことは嫌い。一人称は『私』。
 ──好きだから触れたいんじゃない。触れられないから、好きなの。

   /

「 僕は何も知らない、何も喋らない、本当です、信じてください……! 」

 朝 / アサ : 思慮の浅い青年 : 22歳

 癖のない、ほとんど白と言っても良い白藍の髪に、鴇色の瞳。ひょろひょろとしたもやしっ子。178cm。
 逃げるように何も知らないままこの町に転がり込んだ普通の人。町の外で見てしまったものにも、出られないこの町にも、町の住人達にも怯え気味。そしてやや侮蔑的。何に対しても思慮が浅く、現状は自分の選択の結果だということに気付いていない愚か者。一人称は『僕』。
 ──どうして僕がこんな目に。ああ、僕が何をしたって言うんですか、神様。



  • No.4 by 管理人。  2021-01-29 15:19:12 




「 君の話をしよう。どんな話だって構わないよ。それがつまらない話かどうかを決めるのは、君じゃなくて聞き手の僕だ。……なんて、受け売りだけどね。 」


 提示される住人達の情報は断片的です。会話やロルの中から欠片を拾い上げ、過去や秘密、心情、名前の由来等、考察しながらお楽しみください。



□住人達と平和に暮らしたい方
□心に仄暗いものを抱えたキャラクターを操りたい方

 新住人用【移住届】

名前: 本名である必要は無し。読みまで。
年齢: 
性別: 
容姿:
性格:
移住理由: 任意。詳しく書いても、断片的に書くのでも、書かなくても。
初回指名キャラクター: >3 より選択
初回ロル: 多少短くても大丈夫です。最初に【 日付 / 場所 】を明記すること。日付は『○月某日』や、特に指定が無ければ季節だけでも可。場所もある程度の創作可。



□住人達や香撫町を詳しく知りたい方
□ストーリー性が欲しい方

 調査者用【移住届】

名前: 本名である必要は無し。読みまで。
年齢: 
性別: 
容姿:
性格:
移住目的: 町の実態の調査に来た記者や情報屋、事件の真相を求めて来た捜査官や探偵、または人捜し等、何者であるのか。この町で成し遂げたい事は何か。
初回指名キャラクター: >3 より選択
初回ロル: 多少短くても大丈夫です。最初に【 日付 / 場所 】を明記すること。日付は『○月某日』や、特に指定が無ければ季節だけでも可。場所もある程度の創作可。

淡々と役目を果たすも良し、住人達に寄り添うも良しです。どんな結末を迎えるかはあなた次第。目的が露見すれば即追放。……だけで済めば良いけれど。



  • No.5 by 匿名さん  2021-01-29 16:17:31 




名前: 月 / つき 本名は仲良くなってから明かすかもしれないし、明かさないままかもしれない
性別: 女
年齢: 21歳の大学4年。見た目は高校生に見られるやや童顔( 見た目年齢17~18程度 )

容姿: 高校を卒業するなり染めたオリーブベージュの髪を背中辺りまで伸ばし、普段はひとつにくくっている。ぱっちり二重瞼で瞳はチョコレート色に近い焦げ茶色。それなりに睫毛は長め。リップとファンデーション程度のナチュラルメイク。服装はド地雷と思われそうな濃い紫で、かつうさぎ耳のついたパーカー。選択が子どもっぽいことには気付いていない。身長は156cmと低めの為、厚底のスニーカーで数センチ分盛っている様子。持っているバッグには複数のマスコットやバッジがついてがちゃがちゃしている。メイク道具と携帯端末、つまりは必要最低限のものだけが入っているらしい。

性格: 明るく優しい普通の学生。どこにでもいるフレンドリーな子。人付き合いが好きで、人との距離感はやや近め。ノリが軽く、中身のない雑談が好き。重い話もまったく耐性がないわけではないが、感受性の強さから相手よりも重く受け止めてしまう。貰い泣きはよくあること。いつでもにこにこ笑顔でいることからまったく裏の無い純粋な者だと思われるも、案外色々画策しているかもしれない。とはいえ目的は人と仲良くなりたい、ただそれだけ。

移住理由: 町のことを知っていたというわけではないが、ただ生きることに疲れてしまった。代わり映えのないつまらない、多忙な日々を送ることに嫌悪感をおぼえてしまった。親友が自分の彼氏と浮気したこと、就活が上手くいかないこと。様々なことが重なり、気付いたときには香撫町へと迷い込んだ。しんどいからこそ、現実逃避したい。きっと此処に来たのは辛い日々から逃げたかったから。楽しいことだけしていたい。すっかり町に馴染んでから過去はもはや忘れ去ったも同然。過去に触れられると態度を一変させる、かもしれない。

初回指名キャラクター: 睡さんか來さんのどちらか

初回ロル: 

( しんしんと降る雪が積もり、一面雪景色になったのが昨日のこと。つまりは今日、きらきらした白い世界が広がっているはずであり、それを目当てとして外に出た。勿論住民証などのものはしっかりと持って。特にやりたいことがあったわけでもない。誰かと連絡を取ったわけでもなければ、雪景色を楽しみたい以外の目的もなかったわけで。それでも大学生にもなる己が家の前に雪だるまなどを作っていたらさすがに笑われるのは明らか。目一杯遊びたい気持ちを抑えて向かったのはショッピングモール。知り合いがいたら良いけれど、いなかったとしても適当にゲームセンターでも暇を潰せばそれで良いだろう。わくわくした気持ちのまま開いた扉の先、見つけた背中に声を掛けて )
……久し振り、だね?


( / 思いの外早い復活に驚きつつ、これまた早くのコメント失礼致します。加筆訂正をした上で、お言葉に甘えまして睡さん來さんとある程度は話したことのある知り合い、という感じで出させて頂きましたが大丈夫でしょうか?知り合いだけれど連絡を取り合う程ではないから久し振りの再会、なんてイメージを。ロルも初回の為短めで馴れ馴れしいはじまりとなってしまっているので、絡みにくい場合は書き直します。)



  • No.6 by 來 / ライ  2021-01-30 02:41:13 



>月


 【 冬 / ゲームセンター / >5 】


 ( 朝起きると、昨日から降り続いた雪で窓の外は一面の雪景色。その風景を見て真っ先に考えたことは、寝坊助な兄が雪の中に埋まっていないかということだった。今日もベッドが使われた形跡は無く、家の中にも居ない。兄の何処でも眠れるという厄介な性質のせいで、おれは朝から迷子の寝坊助を町中探し回る羽目になった。そうして、ようやく守さんの店で優雅に珈琲を飲む兄を見つけた頃には、おれの手元にはゲームセンターのメダルが5枚ほど集まっていたのだった。持っていても仕方がないし、もう外に出てしまったのだから、と立ち寄ったゲームセンター。そこで待ち合わせをしたわけでもない知り合いと鉢合わせる確率というのは、一体どのくらいなのだろう。声を掛けられて振り返った先に、オリーブベージュの髪のその子を見つける。条件反射のように口元に弧を描くと、戯けたように首を傾げて見せて。長い間会わなかったわけでもないのに懐かしく思うのは、時間がゆっくりと流れるこの町のせいか、人肌恋しい季節のせいか。 )
 ……誰だっけ?


( / あまりお待たせするのも申し訳ないですし、鉄は熱いうちに、ということで早急に再建させていただきました。至らないところも多々あるとは思いますが、これからまたよろしくお願いいたします。知り合いだけれど連絡を取り合う程ではない、という距離感が丁度良いですね。PFもロルも問題ありません。お早い反応有難うございます。 )



  • No.7 by 月  2021-01-30 12:38:43 




>6 來


もう、忘れてないでしょ絶対。
( 声を掛けた先の青紫の髪の彼が振り返ると同時、繰り出された言葉に大袈裟なまでに頬を膨らませてみせる。顔見知りで来たばかりの頃お世話になったのも、お気に入りの場所に案内して貰ったのも事実。実際町に馴染めるようになったきっかけではあるのだが、如何せんこのふざけた調子には少し思うことがないわけでもなく。垣間見えた悲しさや寂しさを思い出したら何も言えないから、結局のところ軽口を叩く今の状態に落ち着く。緩い雑談、踏み込むことのない絶妙な距離感。こうしているのが一番楽で、最適。首を傾げて誘うのは、少しでも楽しいことを継続させたいから。一人でいるよりずっと、二人の方が楽しいはず。選択の余地を残すように問い掛けながらも、彼の前に回り込んでゆらゆらと身体を揺らし。子どものような仕草がより幼さを印象づけることは考えにも及ばず )
まあ良いや。來、今って暇?時間あるなら遊ぼうよ、せっかくの再会ってことで。どう?



  • No.8 by 來 / ライ  2021-01-30 14:33:56 



>月


 【 冬 / ゲームセンター / >7 】


 ( 嘘を吐くときは本当の中に一つだけ嘘を、なんていうのはよく聞く話だけれど、それは嘘の中に本当を隠す時にも有効だ。おれは、何処かに閉じ込めた本当を見つけられないように、こうして意味のない嘘を吐き続けている。見つけられてしまえば、柔らかいその部分に触れられてしまえば、きっともう二度と嘘を吐けなくなってしまうから。──要するに、だ。今回のこの嘘はカモフラージュだとかダミーだとかそういう類のものであり、すぐに取り下げたって構わない。怒ったような素振りをする彼女に、肩を竦める仕草で冗談であることを伝える。すぐに機嫌を直したのか、それとも最初から大して気に留めていないのか、彼女は膨らませていた頬を今度は緩めて、まるで秘密の場所にでも誘うように揺れる。それに「いいね」と保ったままの三日月型の唇で答えると、多種多様な機体の横を通り抜け、メダル両替機へ。ゲームセンターの中は、少し暑いくらいに暖房が効いていたけれど、ほとんど人の居ない中に電子音が響いて寒々しい。その様子を一瞥して零した憎まれ口とは裏腹に、財布を取り出す動きは意気揚々として。 )
 しかし、ここってポーカーとかルーレットとか、もっと上品なゲームは無いのかな。まあ無人じゃ難しいんだろうけど、電子音がうるさいったらありゃしないよ。



  • No.9 by 月  2021-01-30 22:14:26 




>8 來


( 暖房でぽかぽかとしていて心地よい。雪の中特有の寒さも嫌いではないけれど、此方の方が落ち着いて良い。人が少ないのが珍しくてつい頬が緩む。こうして静かで騒がしい世界にいると、独り占めできたような気分になるのだ。子どもの頃の小さな野望、自分だけで景品を取りまくること。誰もが一度は考えそうな、すべてを自分のものに出来るというもの。勿論独り占めではないけれど、誰かと数人で、知り合いも他人も殆どいないところで掴む自由は何倍にも幸福を膨らませてくれる。文句を言いながら、楽しそうに財布を取り出す彼。思わずつっこみを入れながら、隣に並んで財布からお金を出して両替機に投入。硬貨と引き替えに吐き出されたメダルを専用のカップに入れると、満足げにそれを掲げてみせる。こんな風に遊ぶのは何年振りなのだろう。以前は専らUFOキャッチャーに勤しんでいたから、メダルを使うのは久方ぶり。わくわくとした感情を隠そうともせずに問い掛けて )
楽しいくせに。案外嫌じゃなさそうに見えるけどなあ──行こっか。來、どこにする?


  • No.10 by 來 / ライ  2021-02-01 12:52:21 



>月


 【 冬 / ゲームセンター / >9 】


 ( 思い切って投入口に千円を突っ込む。なにぶん金の使い方にも時間の使い方にも困ってしまうような生活だ、浪費するなと言う方が難しい。子どもの頃には考えられなかったような贅沢。200枚程のメダルが吐き出される様を眺めながら、子どもの頃のおれがこれを見たらきっと凄く嫌な顔をするんだろうな、と思う。羨望は、大抵の場合嫌悪に変わるものだ。「月は──」、ふと気になって、隣でうずうずとしている彼女に『月はどんな子どもだった?』と訊こうとしたけれど、すぐにやめる。おれは、彼女の抱えているものを知らない。どこに地雷があるかも分からない状態で、気軽に昔話なんて出来なかった。しかし、吐き出した言葉が宙に浮いたままではおれも彼女も気持ちが悪いので、「あんまりゲームとか上手くなさそうだよね」といつも通りの軽口を叩いておく。これで、彼女が『なにそれ』と怒って、おれが笑って、終わりだ。なんて、彼女との普段のやり取りを憶いながら、迷いなく射的ゲームの機体へと足を向ける。メダル両替機へ向かう道すがら、一通りの機体はチェックしておいた。最初は、やはりこれだ。早速メダルを投入しながら、問い掛ける。 )
 懐かしいな。おれ、これ好きだったんだ。月はやったことある?



  • No.11 by 月  2021-02-01 21:30:14 




>10 來


ちょっと。私だって本気出したら強いんだからね。
( 大量のメダルを持つ彼のことを見ながら考える。決まったお金しか支給されないのにこうして浪費しても良いのか、普段どんな風に生活しているのか。何度か会話を交わしたことがあるとはいえ、彼のことを完全に知っているわけではないのだ。聞きたくなるけれど、あえて触れたら心の傷を広げてしまうかもしれないと思い留まる。そこで聞こえた言葉につい笑って、いつも通りの軽い調子で返す。こうして、お互い緩い付き合いのままでいるのが心地よいのだ。昔のことも、嫌なことも、親しくなってからゆっくり知ってゆけば良い。そう思う余裕すら出来た。足を進める先にあったのは射的のゲーム。UFOキャッチャーにプリクラ、それからマリ○カート。それが定番だったから、実は未経験。素直にふるふると首を振って否定してから、こてんと首を傾げて問いを返す。さあ、まずはお手並み拝見。もといやり方の確認といこうか )
ううん、やったことないや。來はこれ、得意なの?



  • No.12 by 來 / ライ  2021-02-02 01:02:51 



>月


 【 冬 / ゲームセンター / >11 】


 本気出したら、って言って本当に強い人、見たことないけど。
 ( いつも通りの軽い空気。実のない会話。くすくすと擽り合うような笑い声のリズムが心地良い。「得意不得意が出るほど難しいゲームじゃないよ」、四人用の機体と向き合いながら答える。所詮子ども向けだ。しかし、シンプルなゲームほど奥が深い。メダルを1枚入れると普通の大砲、2枚入れると大きい大砲、3枚入れると更に大きな大砲、手前に映し出されている大砲はメダルの投入数によって三段階まで変化する。どの大砲でどの景品を狙うかが重要だ。まずは肩慣らし程度に、所要枚数1枚の普通の大砲で軽めの景品を次々に撃ち落として行く。たまに当たりが出ると2倍メダルが排出されたり、射的屋の親父が邪魔をして撃ち落とせない時もあるのが、いかにもゲームらしい。次は所要枚数2枚の大きな大砲。そこそこの景品ならば普通に撃ち落とせるし、角度次第では所要枚数3枚の大砲で撃ち落とすような景品も落とせる。足元の排出口にジャラジャラとメダルの落ちる音を聞きながら、やっぱりある程度は得意不得意は出るかもしれない、と思った。一段落したところで、やった事がないから、と後ろから覗き見ているだけだった彼女に隣の席に座るよう促す。おれ一人で楽しんだって仕方がない。今おれがこの時を楽しむためには、彼女の存在が不可欠なのだから。 )
 見てるだけじゃつまらないでしょ。月もここ、座りな。



  • No.13 by 月  2021-02-03 11:03:50 




>12 來


ブランクってものがあるから。私ゲーマーじゃないもん。
( お互いに軽い調子で話すこの空気がちょうど良い。探ることもなく、ただ隣にいるだけ。いずれ何かを知るかもしれないけれど、そうしたところで問題ない。自然とそう思えるほどには緩く信頼と信用ができているらしかった。きっと大丈夫、なんて決して口には出さないけれど。「おお、凄いね來」大砲を打っていく小気味良い音が、ゲームセンター特有の喧騒の中に混ざる。じゃらじゃらとメダルが排出されてゆくのをちらりと見ながら、これはきっと長い時間いることになるのだろうな、と何となく察する。こうしているのは楽しいから、もしすぐに終わりを告げようものなら自分から引き留めてしまうだろう。「あはは、うん。隣、失礼するね」彼の隣に腰を下ろすと、様子見がてらメダルを一枚投入する。普通の大砲で幾つかやってみたけれど、なるほど結構面白い。子どもでもできるような軽さだからこそ、一枚ではそうそう失敗しない。彼の方と比べて射的屋から邪魔をされる回数が多い気がするのを気付かない振りをしてさえいれば。「來は凄いなあ、メダル凄い数になってる」明らかに隣から聞こえてくるメダルの音の方が大きく、多数出ていることがわかる。目を離したのが最後、大きな大砲で打とうとして外した、かと見えたそれが大きな景品を打ち落としたのに気付いて大袈裟なリアクションを )
わっ、凄い。ねえ、今ノールックでばんって出来たよ!



  • No.14 by 來 / ライ  2021-02-03 20:28:44 



>月


 【 冬 / ゲームセンター / >13 】


 そういうことにしておくよ。
 ( 景品を次々に撃ち落として、排出口には順調にメダルが溜まってゆく。そろそろ溢れるかとカップに取り出してみると、明らかに最初に購入した200枚よりも多くなっていて、小さな充足感と同時に安心感を覚える。このメダルが無くなるまでは、帰らなくていい。まだこの時間が続くのだ、と。もちろん、実際には無くなれば買い足すことも出来るし、メダルゲーム以外の機体で遊んでもいい。使い切れなかった場合は余ったメダルを預かってくれるサービスもある。けれど、今おれは、このメダルの山を砂時計の砂のように感じていた。ゲームで勝てば遊べる時間が延びて、負ければただ減ってゆく。目の前の機体とは違うもう一つのゲームをしているような、ゲームの中でゲームをしているような、可笑しな感覚にくすりとする。さて、一方の彼女はどうかと隣を見てみれば、普通の大砲ながらもテンポよく景品を撃ち落として行っていて、やったことがないと言うわりにはコツを掴むのが早い。本気を出したら強い、という先程の言葉も、あながち嘘ではないのかもしれない。そうなればおれも負けてはいられないな、と、再度自分の正面のディスプレイへと向き直る。すっかり元の感覚を取り戻した手つきで、メダルを3枚投入。一番大きい大砲だ。大物に狙いを定めて、じっと機を窺う。いよいよ目的の景品が真正面に差し掛かり、さあ打とうか、というところで、不意に隣から興奮した声が上がる。「え?」気が逸れ、予期しないタイミングで発射された大砲は、狙っていた大物の隣、一番小さい景品を撃ち落とした。あ、と間の抜けた声が漏れ、次に少しいじけたようなむっとした表情。しかし、すぐに気を取り直せばいつも通りにゆるりと口角を上げて。 )
 本当? 見たかったなあ。月、もう一回やって見せてよ。



  • No.15 by 月  2021-02-05 22:11:26 




>14 來


( 無心で景品を撃ち落としていくのは面白い。ただ没頭できるのはきっと一人じゃないから。一人だけで来ていたら、メダルゲームをプレイしようとはしなかっただろう。だからこそ、こうして楽しむことができているのだ。時々ちらりと隣の様子を窺いながらやっていると、じゃらじゃらと出ていたメダルが溢れそうな程に増えているらしい。たくさんになったメダル。負けていられない、と小さな炎がめらめらと燃えてくる。特別負けず嫌いでもなかったはずだが、自分だけ失敗続きで終わってしまったら勿体無い。そもそもの購入枚数からして、彼の方が多いのは当たり前なのだが。「ええ、さすがに見ないではたぶん無理だよ……けど、普通に、ならっ!」メダル二枚でばん、と音を立てて撃ち落としたのは三枚で落とすような景品。集中していたがゆえの結果。見られているところで失敗する情けない状態にはならなくて良かった、と安堵しつつ、くすくすと笑みを漏らす。メダルを入れる手を止めては彼の方へと視線向けて )
できたー……來には及ばないけど、でもこれ、楽しいね!


  • No.16 by 來 / ライ  2021-02-06 20:53:55 



>月


 【 冬 / ゲームセンター / >15 】


 気に入ってもらえたのなら何より。
 ( 難易度の高い景品を撃ち落とした彼女に、「お見事」と称賛を送る。ついでに、褒めてくれとでも言いたげな眼差しへの返事も添えて。薄ら笑いを浮かべているのは、馬鹿にしているからではなくこの顔がデフォルトだからだ。勢いよく押しても威力は変わらないのに、なんて思ってはいない。決して。ゲームのディスプレイと睨めっこをする彼女の横顔を眺める。その表情は真剣そのもので、昔の自分を見ているような気分だ。夢中になって遊んで、上手くいかないと悔しがって、まだ帰りたくないと駄々を捏ねた。少し格好悪い父が居て、優しい母が居て、いつも一緒に双子の兄が居て、それが当たり前に続くと思っていた、あの頃。「月は、家族のこと好き?」、何でもないことのように口に出してみても、その問いを言葉にした瞬間から、緩やかに心臓の鼓動が早まってゆく。いつか誰かに聞いてみたかったこと。ずっと答えを教えて欲しかったこと。彼女にとっては何でもない質問だったとしても、おれにとっては大きな意味を持つもの。その相手を彼女に選んだのは、彼女がおれでは出せない答えをくれるような気がしたから。……と、いうのもあるけれど。一番の理由は、彼女が無神経なことを言わない人であると思ったからだ。出来るだけ多くの意見が欲しいけれど、無神経でない人というのは意外と多くない。慣れない〝本心からの言葉〟を話すことに、緊張と興奮で落ち着かなくてそわそわとする。きっと、おれは今、上手く笑えていない。 )



  • No.17 by 月  2021-02-07 21:28:07 




>16 來


うん、気に入った。なんで昔やらなかったんだろうなー……
( にこにこと緩い笑みを浮かべて何度も頷いて、メダル一枚で軽い景品を撃つ。こうしてゆったりとした時間を過ごすのは楽しい。ずっとこのままでいられたらと思ってしまうくらいには。当然際限のない時間が続くわけでもないのに、今はゲームに浸っていたかった。「んー……そうだなあ」何でもないように放たれた言葉に、ゲームに視線を向けたまま思案する。彼のその問いに何か意図がある気がしてならなかった。ふんわりとした緩い雰囲気の双子のお兄さん。自分の言葉は届かない、と悔しそうにしていたのを思い出して。どう答えるべきかと一瞬悩んで、それから一言。「大切な存在、かな」好きか嫌いか。きっとこれは、はいかいいえで答えられるような簡易的なものではない。自分自身にとっての家族はどんな存在なのか。普通の大砲で景品を撃って、ゆっくりと彼の方へと視線を移す。「來は?……言いたくなかったら、言わなくても良いよ」言葉を紡ぐも、妙に緊張してしまう。もし地雷を踏み抜いてしまったらどうしようか。彼の抱えているものに関係していると思われるだけに、気軽に触れて良いとも思えない。ぴこぴこと煩いゲーム音の中では、静かに落ち着いて話しをすることもできそうにないだろう。カフェなどに行った方が良いだろうか )
場所、どこかに移ろうか?



  • No.18 by 來 / ライ  2021-02-08 23:50:05 



>月


 【 冬 / ゲームセンター / >17 】


 ( 大切な存在。彼女が口にした言葉は、すっと抵抗なく心へと染み込む。〝好き〟でも〝嫌い〟でもない、選択肢に無かった言葉。彼女がわざわざそれを選んだのは、家族への気持ちが好き嫌いの二択では適切に表現できない感情だからなのだろう。好きか嫌いか、敵か味方か、良い奴か悪い奴か。今まで二元的に判断しようとしていた自分に気付く。どちらでもない答え、という第三の選択肢。そこにおれの探している答えはあるのだろうか。今はまだ、分からない。「嫌い」彼女からの問いに、深く考えることなく答えを返す。しかし、心の底に暗く渦巻くこの感情はもっと他のもののような気がして、すぐに「いや」と訂正を入れた。彼女から得た気付きを思い出す。単純な好き嫌いとは違う、そう、この感情は──「……憎い」言葉にすると、漠然と広がっていた感情が明確な形を持った気がした。心にかかっていた黒い靄が、鋭い刃へと姿を変える。「でも、感謝もしてる」続けた言葉は、これもまた紛れもない本心で。だからこそおれは、ずっとおれの心が解らずにいた。どちらか片方に決めてしまえたら、楽なのに。それなのに、他でもないおれが、その楽を許してはくれない。不整合な感情は、どちらかを嘘にするしかないのに。彼女をこの話の相手に選んだことは、おれにとっては間違いではないと思う。けれど、彼女は他人より感受性が強くて、共感しやすい。そこが美徳でもあるが、隣に緊張した面持ちで居るのを見ると、少し悪いことをした気にもなる。もうこの話は終わり。いつも通りの笑みを貼り付けて、ゲームを再開しようかと立ち上がる。チャリン、と高い金属音。どうやら立ち上がった拍子に手がぶつかって、カップからメダルが一枚転がり落ちたらしい。奥へと行ってしまうそれを、のろのろとした動きで追い掛けて。 )
 いや、そんなに改まってする話じゃないから。……さて、次は違うゲームでも遊んでみよっか。おすすめはまだまだあるから……っと。


( / 背後より失礼します。この後の展開ですが、睡が現れて來とスイッチ、という形を取ろうと考えています。來とこのまま絡み続けたいとのことでしたらそれでも構いませんが、特に何も起こらない可能性が高いかと……。もし睡と交代で構わない、という場合は、來の居ない状態で月ちゃんに話し掛ける予定ですので、來の様子は見に行かずにその場に留まっていっだけると有り難いです。 )



  • No.19 by 景  2021-02-10 18:26:39 



(/ お久しぶりです . 前トピではお世話になりました .. 当方学生の為勉強の方が忙しい時期だったこともあり、お返事を返せずに中途半端に会話を止める形になってしまい大変申し訳ありませんでした.. またこちらのトピで景として参加させていただくことは可能でしょうか..? 御検討頂ければ幸いです. /)


  • No.20 by 管理人。  2021-02-10 20:40:18 




( / お久し振りです、景ちゃん。お勉強お疲れ様です。もちろんまた景ちゃんと絡めるのなら願ったり叶ったりなのですが、リメイク後のこのトピックでは、参加者様の個性を殺してしまう可能性から記憶喪失の設定を無しにしております。多少の辻褄合わせをしていただく必要があることをご理解いただけますと幸いです。また、景ちゃんとして参加される場合は幸とは面識のある設定で開始することも可能ですので、そちらをご希望でしたらご遠慮なくお伝えください。 )



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