▼　黎明の棺 ／ 群像劇 ／ ファンタジー　▼

　　【　 一天四海流記　 】

いってんしかいるき。世界的冒険家・ジュードの冒険録が綴られた両手サイズの手帳。
大陸各地の著名人との繋がりや、遺跡の伝説や魔獣の弱点等々、誰もが知りたがる冒険者垂涎の知識が蓄えられており、その価値は計り知れない。
実は魔道具であり、いくら書いてもページは無限に無くならない。しかも厚さは一定に保たれているため嵩張りもしない優れもの。
ただの水では濡れないしただの火では燃えないが、魔力を伴う攻撃に晒されれば損傷する。
他にも隠しギミックがあるので、ロル内で色々試してみよう。


　　【　 謎の人物　 】

見た事のない紋様に彩られた黒い外套と、フードの隙間からたなびく白銀の長髪が印象的。
何よりの特徴は、手の甲に刻まれた蠍のトライバル。かなり複雑な造形の入れ墨で、一度見れば忘れないだろう。
身長170半ば、①の父を襲撃した際の得物は双剣であった。年齢・性別不詳。


　　【　 ニーズヘッグ　 】

身長205cm、筋骨隆々の体躯はまるで岩山の如く、身体中の至る所に古傷が刻まれている。
②の前から姿を消した頃には初老に差し掛かる程度の見目であり、無造作に伸びた黒髪と魔獣の黒い毛皮、暗闇で光る金色のギラついた眼光に仏頂面と、初対面の子供を泣かせるにはもってこいの強面。
岩をそのまま振り回すかのような巨大なガントレットと、身の丈を超える狼牙棒を愛用している。
なぜ豪雪地帯に居たのか、なぜ②を拾って育てたのかは不明。10年以上共に暮らした②にすら語っていない。
彼の羽織る毛皮は凄まじく強大な上級魔獣のものであり、そのことから彼の実力の高さが伺える。現在地不明。


　　【　 焔馬の蹄鉄 　】

えんまのていてつ。煤に焼けた手のひらサイズの蹄鉄。握ると鉄の冷たさではなく人肌の2倍ほどの熱を感じる。
とある魔獣のたてがみで編まれた紐にぶら下げ、ネックレスのように着用できる。
蹄鉄自体が意志を持ち、肉声で会話が可能。発声器官はないが魔力で空気を振動させ音を伝えていると思われる。
元はニーズヘッグが持っていたもので、何か大きな秘密があると思われる。ロルやセリフで探ってみよう。


　　【 　神秘の民・ラビフォリエ　 】

大陸に住む者なら誰もが知っている有名な少数民族で、聖域と呼ばれる秘境にひっそりと暮らす人々。
聖域には太古の昔より精霊が住み着いており、彼らは精霊に認められ共存を許された唯一の人間である。
体力や魔力は普通の人間と同じだが、精霊の声を聴けたり、時には精霊の加護を得る事も出来る特別な存在。

　　
　　【　 レギン　 】

煌めく青い鱗を持つ魔族。鰭のような耳と爬虫類のような黄緑の瞳孔が特徴的。
常に穏やかな微笑みを浮かべ、その雰囲気からかいつも大量の精霊に懐かれている。
とある理由で定期的に聖域を訪れていた様子。③に注ぐ愛情は確かなものだが、それが親子愛か性愛かは不明。
ある日忽然と姿を消し、現在地や消息は一切不明。


　　【 　聖別のネクタル　 】

手のひらサイズの小瓶に満たされた青く透き通る液体。
体の傷を癒す効果があり、一滴で切り傷を、二滴で骨折を、三滴で内臓の損傷を癒す。時間はかかるが、投与し続ければ病や毒にも効果的と思われる。
しかし人間の体には負担が大きいのか、一滴舐めれば10分後には気絶し深い眠りに落ちる。二滴で5分後、三滴で1分後。安全な場所で使うか、戦闘中に使用する場合は援護が必要。
言うまでもなくかなり希少な液体で、どのように精製されるか、他にどのような効果があるのか等、謎の塊。
ちなみにレギンは③に対して幼少期の半年間ほどごく少量ずつ投与しており、それが衰弱からの回復に一役買っていた。その時に③には上記を説明済。


　　【 棘の鎧の旅団 】

刺々しい兜や肩当、かなり特徴的な鎧に身を包んだ集団。
団長・カレンデュラを筆頭に大陸各地を旅しており、トレジャーハントでそれなりの実績を上げている。
狙ったお宝を手に入れるためなら手段を選ばない貪欲さと残酷さから悪名高い旅団でもある。
風の噂によれば、団長はかねてより血眼で聖域を捜していたらしい。その理由までは不明。
現在地不明だが、名の通った集団なので情報収集の難易度は容易。


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