着ぐるみパンダさん 2020-08-02 17:23:34 |
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書記長殿、新兵達はまだ前線に出せる練度では無い、なので防戦にのみ当たらせます。
【砲声とエメリアの報告の直後、木の上から飛び降りてきたオーガスタスの顔は、先程までの好々爺らしい表情から一転している】
【忘れ物でも取りに戻って来たのか、練兵場に入って来たばかりの若い兵に「出来る限り多くの新兵に声をかけて集まり待機」と指示を飛ばした】
王都から南に僅かに行った駐屯所に、我が師団に所属する第九連隊、兵総数624名が待機しております。
負傷兵混じり故に実働兵数は些か心許ないやもしれませんが、私が早馬で行って直接指揮し帝国軍の先鋒と相対しましょう。
敵もこちらの誤射までは想定していなかった筈、軍勢の展開が遅れている内に陣を敷き防戦に徹すれば、少数でもしばらくは持ち堪えられますゆえ。
【練兵場入口で桶の水を飲んでいた黒毛の馬に鞍を乗せ、轡を噛ませて手綱を握った】
……ただ出来るだけ援軍の手配は手早くお願いしますぞ、先程無理な姿勢で木の上で丸まっておりましたから腰が少々痛みましてな、はははは。
(/戦ロールにまで突入すると中々長期化しそうなので、取り合えずこの辺で終わらせる形で……!
>189
その人の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい気分だ……大体、戦争に華々しさなんてあるもんか。
小説や劇の世界ならいくらでも脚色出来る、だけど現実の鉄と血と肉の臭いは、花で飾ろうが香水を振りかけようが誤魔化せたりなんかしない。
【ステラの独特の感性から放たれた回りくどい言葉には、しかし誰にでも理解出来るであろう苦々しい思いが込められていた】
【「勝算が無い」と口をついて出た言葉を聞かれ、無能がと罵られ殴打された、そうしてついた青あざがヒリつく様に痛む】
……ゼクシア、あまり畏まらないで良い、「参謀官」なんて偉そうな肩書きがついてても、ボクは上司に逆らえない無力な一人の人間だ。
ある意味、死の危険を背負いながら戦って、血の海の上に立っている君の方が……偉い。
【王城の端も端のやや埃っぽい場所に、ステラの自室兼作業部屋があった】
【扉を開けると、碌に整理もされていない部屋の様子が飛び込んでくるだろう】
【作業机、その上にも床にも山と重なった書類の数々に、埋もれた小さなベッドも見える】
戦いが終わったら、か……ボクらが生きている内に終わるのかな。
……そうだ、直接戦う人の視点でも考えを聞かせてほしい、さっきの「勝算の無い戦い」について……。
【山と積まれた書類の中から、一枚の巻き物を引っ張り出して】
「ダウファール要塞」って知ってる?
(/ダウファール要塞、>92からのロールで勝手に生み出した存在です……!)
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