伝達者 2020-07-21 20:13:19 |
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「僕はどうしても地に足を付けたいんだ。そうじゃないと一生僕はふわふわ浮いた軽い存在でしかない」
名前:悪魔舌 風戸(あくまじた かざと)
性別:男性
年齢:18歳
職業:高校生
願い:自分の足を治して欲しい
理由:生まれた時からの下半身不全による麻痺を治して、自らの足で立てるようになりたい。今まで何もかも不自由にしていた自分を大切にしてくれた祖父母の墓参りに行くために。
容姿:
(平常時)
身長151cmで体重40kg程度のやせ型。少し色素が抜けた灰色の髪を肩まで伸ばしており、白い肌も相まって不健康な雰囲気が漂っている。顔は少々幼いが、少し伸びた前髪の隙間から覗く細い瞳は不気味な印象を与える。黒のシャツに横に白黒模様のネクタイをつけ、その上から白衣を羽織っている。なおサイズが合っておらず、萌え袖になるという理由から白衣に袖を通していない。白衣は風戸の足首までかかっており分かりづらいが、黒のズボンもちゃんと着用している。足が動かないため常に車椅子に座っている。
(融合・人寄り時)
髪が金色に染まり無造作に髪が伸び、腰にまで到達するようになる。瞳が赤くなり、瞳が更に細くなり威圧的な雰囲気が生じ始める。少しだけ身体ががっしりし始め、童顔も少し男性的に成長する。爪や犬歯が鋭く発達し、容易に人を傷つけることが可能になり、九つの尻尾が車椅子に埋もれるような形で発生する。しかし形態は人型を保っており、身長も170程度までしか伸びない。下半身不随もそのままであり、車椅子から立ち上がることもできない。単純に能力を行使するためだけの形態。
(融合・妖寄り時)
コジナとほぼ同じの九つの尾を持った金色の狐の姿。体調は4m程だが、尻尾を含んでの数字なので実際はもっと小さい。当然の如く四足歩行を強いられる。爪や犬歯は更に伸び、体毛で気づきにくいが、身体も更にがっちりしており、なおかつ従来の狐のようにしなやかに動ける。妖に寄っている状態のためか、この状態であれば下半身不随が一時的に治り、縦横無尽に駆け回り、爪で相手を切り裂くこともできるが、四足歩行なので一切道具(封印の術)が使えなくなる欠点がある。
性格:基本的に大人しめで無口に見えるが、それはただ風戸が話す相手がそんなにいないというだけであり、いざ話すとなると饒舌。性格そのものを一言で表すと慇懃無礼であり、丁寧な言葉遣いで平然と酷いことを言ってのける。人を食った言動も多々あり、これは意識して行っている。積極的に人を傷つけるタイプではないものの、思考は大分陰湿。その上いざとなればその陰湿な考えや策を惜しげもなく使おうとする図太さも併せ持っている。決して根が悪いわけではないが、良くも悪くも真面目な面もあり、少し過剰と思える程に目的のために手段を選ばないきらいがあり、上記の慇懃無礼な性格もその一端と言えなくもない(精神攻撃的な意味で)。別に情が無い訳ではないので、目的に支障が出ない程度であれば情を優先することもある。
備考:生まれた時からの下半身不全にて、車椅子による生活や、他人から世話を焼いてもらわないと自由に生活できない状態が続いており、そのことに関して、両親は既に諦めたように適当に接していたが、祖父母は不自由な風戸をいつも心配し、真摯に向き合ってくれていた。風戸もそんな祖父母に懐いていたが、同時にどうしようもできない程の申し訳なさを感じていた。そんな嬉しくも息苦しい状態が続く中、時の流れの必然により祖父母は他界してしまった。祖父母の故郷に二人の墓は建てられることになったが、両親はその忙しさから風戸の墓参りに行きたいという願いを了承することができず、風戸一人ではその足故に墓参りが出来ないという状態が続いた。そして年月が経ち、中学を卒業し、高校に入学しようかという頃、書庫にあった古い文献から祈生祭の存在を知る。そして古の先祖が封印したという九尾の狐が封じられた殺生石を持ち出し、最後の祭りへと馳せ参じる。ただ墓参りに行くためではない。心配をかけ続けた祖父母に"もう大丈夫"とただ一言伝えたいがため。ただそれ以外にもやりたいことが無い訳ではなく、ただ一人敬愛している音楽家のライブに行ってみたいなど年相応な部分もある。その音楽家の曲はポータブルCDプレイヤーによっていつでも聞けるようにしている。風戸がイヤホンをしている時は大体これを聞いている。パートナーでもあるコジナのことはそれなりに信頼しているとしているが、よくからかう相手として選んでいるので真偽の程は今のところ不明。
「我は命を賭してまであの景色を欲した……焦がれた……この野望叶わず、今ではあの場に立つことすら叶わない。故にまだ欲している」
妖:九尾狐(名前:コジナ(漢字では金珠為と書く))
命を欲する理由:故郷を見に行くため。かつてその全てを得たいと思った景色から引き離されて数万年。その結末を一目見るために、封印解除の条件ともなる命を欲している。
容姿:
(妖の姿)
約7mの巨大な九つの尾を持った金色の狐。尻尾がおよそ半分を占めるので、妖の中では実質小柄なのかもしれない。赤く光る細い瞳はただならぬ威圧感を持つ。その佇まいはまさに優雅と言ったところ。
(人の姿)
身長180cmの体重不明。この状態でも九つの尻尾が生えており、尻尾の長さは身長の半分ぐらいで一本一本が大分太いので結構不便しているらしい。しかしながら尻尾は伸縮自在であり、消すこともできる。ただ消すとその分髪が伸びるらしく、金色の髪が真っすぐ膝のあたりまで届くぐらいになる。尻尾が生えている状態だと、腰ぐらいまで。端正な顔立ちと鋭く細められた赤い瞳がやはり威圧的。スタイルも非常によく、胸も大きいらしい。白と黒で飾られたロングスカートのメイド服風のエプロンドレスを着用しており、頭にはホワイトブリムまでしっかりと付けている。なお本来は漢服らしきものを着ていたらしいが、風戸との賭けトランプに負けた結果こうなったらしい。嫌々着ているとはいえ優雅に着こなせてはいる。
性格:尊大かつ真面目。目的のために人を騙すことがあるが、自分はとても人の言葉を真に受けやすく、若干天然でポンコツさも垣間見える。厳格な物言いこそするも、他人に対して気遣いが出来る性格をしており、礼を失するような無礼な真似はせず、基本正々堂々を好む。だが、あくまでも戦い方や策略などは契約相手である人間に任せており、そこに私情は挟まない。少々自信過剰気味な傾向があるが、風戸と会ってからは少しずつ改善されている。ただ改善途中なのでまだまだ自信過剰気味。
能力:封印と憑依の術を行使できる。封印はコジナ自身が長い間封印されている間に理解した術理であり、石や札などの道具や無機物に太極図を描いておいたものを使い、意思のない物質やエネルギーをその中に封じることができる。意思のある生き物に使うには道具に加え、特殊な儀式を何か月も行う必要があるらしく、コジナはその所作を知らないので実質使えない。自分で封印した物の解除は自由。封印した時のエネルギーはそのまま保存されているらしいが、封印に使った道具を直接破壊すると、封印しておいた中身も破壊される。憑依は自身の魂を分割して物質に分け与え自由に操る術で妖狐の基本的な能力であるとのこと。分割できる数は尾の数と同じであり、九つまで分割することができる。しかし使うのはあくまでも人間である風戸なので、一つは風戸の肉体に残っていなければならず、自由に使えるのは実質八つとなる。人に憑りつかせることもできないことはないらしいが、分割する分強制力が弱くなる上に、他の妖と契約している人相手だと上手く働かない。
備考:悪魔舌家の祖先にあたる一族に何万年も昔に封印された九尾の狐。今もコジナが封印された殺生石は悪魔舌家が連綿と受け継いでいる。封印される以前、コジナは原始の人がひっそりと暮らす秘境に辿り着き、その近くにある切り取られたような形の丘から見える秘境の景色に心奪われ、その景色そのものを手に入れたいと望み、秘境に住む人たちの長を篭絡して支配権を握ろうとしたが、先述の通り、悪魔舌家の祖先にあたる人に封印され、その野望は潰えることになった。しかしその野望を未だに捨てることが出来ず、祈生祭の頃になると殺生石の中から悪魔舌家の人間の一人に語り掛け、言葉巧みに自身と契約させ祈生祭に参加し続けてきた。目的は命を得ることで封印を破ることであり、これまでのパートナーたちはそれを半ば知りながらも願いを叶えるために例外なく契約を交わしてしまっていた。しかしそれでもなお、祭りで生き残ることはできず、毎度参加しつつ今もなお殺生石の中に囚われていた。そして今回は風戸に同様の手口で誘い込もうとしたが、そもそも負け続けているコジナと契約することの有益性を問われ返答に詰まってしまったために封印されたままトンカチで破壊されそうになってしまう。実際は風戸に破壊するつもりはなく、ただからかっていただけでその後に難なく契約を交わしたもののそれがトラウマになってしまい、トンカチを見ると恐怖するようになってしまった。そういったファーストコンタクトのために風戸に関しての心象は最悪であり、よく風戸に対して毒を吐いているが、風戸の目的への執念や策のための思考力などは認めている。また願いの根本が"望む場所へ行きたい"という共通点から共感している部分もある。最初の頃は秘境を手に入れることのみに固執していたが、祭りに向かう度に変わる周囲の変化に、あの頃の秘境もまた変わってしまっているのだろうと確信し、それでもなお半生を費やしたような野望の結末を一目見に行きたいとして、今回は参加している。
(/返答ありがとうございます。返答を参考にして作り上げることができました。不備や不都合などがありましたらご指摘お願いします)
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