創作BL

ごめんごめん…いい後輩やで。あ~可愛いなぁほんま。

(クスクスと笑いながらも無意識に思ってることを口に出していて)

うん、可愛くはない。よし、俺は椎名先輩が求める格好いい後輩を目指すぜ！

(可愛い、は不服でありながら口元緩むの止められず。拳握り締め、目標宣言して)

えぇ~…俺かわいい系の方が好きやねんけどなぁ~

(ぼそっと呟きながらも相手も男だしなーと考えたのか｢頑張れ~｣と声をかけて)

だって先輩が格好いいのに横っちょにいる俺が可愛いとか様になんないと思うんだよ。

(プリンをペロリと平らげ。「ご馳走様でした」と手を合わせて)

俺は周りにどう思われようと気にせんし…何より癒しが欲しいねん。かっこいいイケメンが横におったら俺がお手上げや…歳上な俺にちょっとはカッコつけさせて

(相手の体に手を回すが恥ずかしいのか少し触れる適度でそういいながらも相手を見て)

椎名先輩はカッコつけなくても格好いいから狡いんだよ…。お、俺が癒しになるとか思えませんけど？

(体に触れる手にピクリ反応。思わず本音溢れ、見つめられた動揺のあまり視線泳がし)

｢俺はただ言いたいことやってやりたいことやってるだけや。それがかっこいい…てんなら嬉しいな。自分のことは別にわかんねーしな。｣

(そう言いながらも相手から癒しになれないと思うという言葉を聞くとサッと離れて｢そこは…俺が癒しになりますって嘘でも言うて欲しかったなぁ~｣としょんぼりした様子でそっぽ向いて)

わぁあ、ゴメン！先輩！違うんですよ？癒しになれないっていうのはですね！

(項垂れそっぽ向かれると驚き慌てて。「俺、なんかで癒しになれるのかな、って…ちょっと自信なかっただけなんです！」続けて「先輩が望んでくれんなら頑張るからこっち向いてぇ」優しく背中撫でて訴え)

｢自信ないとか言うなや…俺は結構今の段階でも癒しやって思っとる…ってキモイか俺…。まぁとりあえず俺好みになってくれるんやろ？頑張れ~｣

(ボソボソと呟くも自分で自分のこと気持ち悪かったのか頭を振って相手を向くと何も無かったかのように笑って相手の肩に手をぽんと置いて)

俺、先輩のこと気持ち悪いなんて思ってないぞ？むしろ俺のことそう思ってくれてて嬉しい、つーか…。

(わたわたと必死で弁明。励まされると、「うぅ、何か結局格好いいは丸め込まれた気がする…」と複雑な表情で)

｢ふーん…。｣

(気持ち悪がられてないと分かれば嬉しいのか返事こそ適当だがふんわりと微笑む。｢俺の手のひらで踊っとるわ~｣と楽しげにそう言ってぷにぷにと相手の頬をつついて)

その反応…本気にしてないな？

(笑いながら冗談まじりに言い返し。頬を大人しくつつかれながら「先輩の手は好きだけど、踊らされるのは何か違うー…」先輩が楽しそうなので自然と笑み溢れて)

｢本気にしてるって大丈夫や。｣

(そう言って微笑みながらも相手に密着したいのか少し近づいてさっきとは違い力強くぎゅっと抱きしめて)

！？…な、なぁに先輩、甘えんぼなのー？

(急に抱き締められて顔を赤くし、わたわた。無意識に腕に手を回しながらも揶揄い口調で誤魔化して)

そーやで~…りつ限定で甘えん坊や~

(そう言いながらも離れることなく撫でろと言わんばかりに額をグリグリと肩につけていて)

へへ…俺限定かぁ。どうしよ…それ凄い嬉しい、かも。

(嬉しくてニヤけ、おずおずと背中へ手を回してから頭を包むように優しく撫でて)

｢…きもちええよ~。｣

(頭を撫でられればそう言って嬉しそうに笑う。ほんとに気持ちがいいのか少しウトウトしてきてて)

ん？先輩もしかして眠い？膝枕でもしようか、ちょっと寝る？

(腕の中で心地良さそうな顔眺め、頭から背中をゆるゆる撫でて問い掛けて)

｢ふぁぁ~…寝る…｣

(欠伸をすると相手の言葉に頷くと相手の膝に頭を乗せる。眠り始めるとふと首の後ろの翼のタトゥーがちらっと見えて)

椎名先輩って寝顔可愛いー。髪キレー……ん？これ、刺青？

(膝の上で瞼閉じる相手を大事そうに撫でていると首の後ろの刺青が目に入り。気になるのか撫でながらも視線はついつい首の後ろにいってしまい)