甘き果実を食んで、　【〆】

(/まずは当募集にお声掛け頂きありがとうございます！　気が早いとは思いつつ、娘さんとこれからお話を紡ぐのが大変楽しみでございます......！

早速ではありますが、容姿等残りのキャラメイクや詳細、詳しい関係性等決めていけたらと思います。

まずキャラメイクの詳細につきましてですが、某募集板にて呈示したようなもので問題は無いでしょうか？　萎に該当する要素が有る等不都合がありましたら、遠慮なくお申し付け下さいませ！　また宜しければ、容姿の萌萎をお聞かせ頂ければと思います。また年齢についてもですが、当方聖職者は20代～30代前半を想定しているのですが、ご希望の年齢はあるでしょうか？　もしありましたらお教え頂ければと思います。
当方は某募集板の悪魔様が大変好み故、此方から特に申し上げることはございません。あなた様のキャラデザインはきっと素敵な娘さんになることであろうと確信しております故、容姿等含め残りのキャラメイクも自由に練って頂ければと思います......！
※性格等は某募集板で呈示頂いたものでも十分詳細な情報であると感じましたので、提出していただいているキャラ設定は既に呈示して頂いたpfまるごと持ってきて頂いても構いません。

少々気分が昂っているせいか、初回からたっぷりと語ってしまった上、一気にたくさんのことをお聞きしてしまいました......！(気付くのが遅い)　大変かとは思いますが、何卒回答の方宜しくお願いします。)

＞２


（／参加許可とお早いトピ建て、本当にありがとうございました！
加えて、最初からたくさんの質問をしてくださったこと、当方としては主様とテンポよく物語開始の段取りを進められるので、ただひたすらに嬉しくてたまらず痛み入る限りです。むしろ、逸る気持ちを抑えたつもりがこちらもがっつりボールを投げ返してしまい申しわけない……（震え声）
ゆったりしたやりとりをご希望とのことで、主様の也欲がめらめらと赴くタイミングで気ままにお返しくださいませ！　適度に端折っていただいてもかまいません。こちらも条件の範囲内でそのように、お互いの無理なく物語を楽しめたらと思っております。


◆背後様の提供Ｃについて

一見人当たりがよすぎて軟弱とすらとれてしまう優男、しかしその本性は利己的で計算高く支配的・暴力的な人間生まれの悪魔である──そのような二面性に強く惹かれたので、募集版にあった性格や設定への要望は特にございません。
強いて言えば、暴力、脅迫、それでも揺るがぬ歪で異常でろどろとした鉛のような愛、そういったものはそれはもう容赦なくがっつり振るっていただければ幸いです。甘美なご褒美が背景にあるとわかっているので、大抵の残酷描写やきつい展開も平気です。もちろんセイチャット規約順守の範囲ではありますが、萌え要素を思いっきり楽しんでこその也だと思いますので……。

容姿の萌え萎えに関しては、職業柄筋骨隆々はないでしょうが、線が細かったり小柄だったり糸目だったり、そういったものよりはある程度男性らしい方が好みです（目に関しては、瞳の表情をうかがえる方が面白くなるやもと……）。ただでさえ舐められがちな彼が本性をさらけだしたとき映えるような容姿であればと！
髪色、瞳の色、肌の色、髭のありなし、人種、そういった具体的なポイントは主様のお好きなように設定していただければと思います。
年代についても、まだうら若くこれから色を覚えていく男女のそれというよりも、ある程度成熟した大人の男女の重く歪な恋愛だろうととらえておりましたので、主様の想定したものがまさにストライクゾーンです。こちらの「女の悪魔」は、見た目の年齢は同年代か少し下を想定させていただきますね。


◆当方からの質問

この物語は、時代や国は具体的に想定しておりますでしょうか……？　彼が無神論者である以上、世界観は現実のそれとおそらく同一なのだろうかと考えております。特に希望はありませんが、主様もないようでしたらこちらもうんうん考えてこの辺はどうでしょうと提案する意気込みもございますので！　もちろんぼんやりとでもおありでしたら、大いに描写の参考にさせていただきますね。

また提供Ｃの行動動機について、
「彼は生まれ持ってのいわゆる精神病質を持っており、その性質の赴くままに生きることが彼の至上の在り方である」
「神など信じていないが聖職者に就いたのも、彼の天性の二面性が馴染みやすい環境に身を置き、己の好む物事を味わうためである」
「すべては己の生まれ持った性質が発揮されるための手段に過ぎない」
「ある意味、彼は自分の性質の下僕である」
……というようなものなのだろうかと現時点では解釈していますが、この辺りはどのようにお考えでしょう……？　もしちがう、あるいは未定でこれからゆっくり決めていくところでしたら当方のかなり突っ走り気味な妄想なので是非お忘れくださいませ……。


◆当方からのご提案

「聖職者の男と悪魔の女」
「支配的な彼は、暴力や恐怖によって彼女を束縛する」

これらの設定から、彼は彼女を、聖職者のみに伝わる強力な聖水や聖句、銀の鎖や十字架の焼き印、そういった神的な手段により凌駕するのは如何でしょう……？
彼女を強力な上級悪魔とさせていただいたため、本来は彼女が彼を一切の余地なく圧倒するはず。しかし彼の魂の強さと聖職者という特性が例外的であり、彼女を大いに弱体化させた、というような。
かつての無力さを再び味わい内心恐慌に陥りながらも気高くあろうとする彼女、それを眺めて大いに満足を得ながら鎖は断ち切ってやらない彼、という構図が見たいといいう、ぶっちゃけ当方の願望でございます……。


◆最後に

当方のキャラクターのPFについて、募集分のものを引用可とのことでお言葉に甘えさせていただきますね！　そして申しわけないのですが、ゆっくりじっくり考えて、次のお返事の時に持参することをお許しいただければ。
自由に練らせていただけるとのことで、当方の想像力を振り絞って提供Ｃの彼がめろめろに惚れるだけあると思わせられるような娘に頑張って仕立ててまいります。

◆質問　や◆ご提案　はきっと主様がこれから話そうとしていたことでしょうに、勝手に投げかけてしまい申し訳ない。あまり受け身すぎると主様が大変ではないかなでもこれ明らかに初回にお返しする量じゃねえよな考えていただくことたくさんで手一杯にさせてしまったらどうしようあかん早速の破綻やなどといろいろぐるぐる考えているのですが、この辺は無駄に性根が鍛えられておりますので是非お気兼ねなく「ちょっとずつにしてちょ」等おっしゃってくださいませ……長文失礼いたしました！）

(/な、なんとお優しい……！　初回からこれはガツガツし過ぎてるよな大丈夫かな！？とドギマギしておりましたので安心しました！　うふふキャッチボールは得意ですので、しっかりとキャッチさせて頂きます（親指グッ）


●キャラクター諸々について

では、募集板のpfをベースに更に深く掘り下げていきますね……！
では遠慮なく歪んだ愛情を注いであげましょう、と言いたいところなのですが、当方こういう暴力的な要素を孕んだ暗くドロッとした関係性が好き過ぎる者故、もし「あかんやりすぎや」と感じましたら、セーブ致します故お気兼ねなくおっしゃってくださいませ！

承知致しました！　あなた様のお眼鏡にかなうような聖職者を用意出来るように頑張ってまいります。
年齢についても問題が無いようで安心しました。娘さんの年代についても把握致しました。


●質問について

・世界観、舞台、時代背景設定について
世界観につきましては、現実のそれ、具体的に述べればファンタジー要素や異世界的な要素等を含まないものを想定しております。お話を伺った限り恐らくはあなた様の考えるようなもので大方問題は無いと思います。また舞台はぼんやりとではありますが東洋よりも西洋、主にヨーロッパ辺りの方が向いているのでは無いだろうか？、と思っております。
しかし時代については中世から現代まで、意外とどの時代でも当てはまるように思います故、ここは相談して決める方がよろしいかなと考えている次第です。
募集板には記載していない部分でした故、設定への認識や想定が著しく乖離しているものが有れば遠慮無く……！（少なくとも也の土台に当たる場所でしょうし、認識のズレがあれば擦り合わせをきっちりと行いたいなと）

・此方Cの行動動機について
あまりの解釈一致に「もう何も言うことがない……！！」となっているのですが一応。
聖職者の持つ性質やそれに対する考え方(つまりは行動動機)についてはそのような解釈で問題ありません！　この辺は詳しいpfにて載せようと考えておりましたので、言い当てられた(？)ことにもしやエスパーか……？とびっくりしております……！


●ご提案について

なんと素敵な！　丁度、どのようにして悪魔の彼女を束縛しようかと考えていた最中なので非常に助かります。
聖職者は強い力を有する悪魔にきっと惹かれるでしょうし、そう思うと少なからず物理的に何かしらの形で拘束してきそうだよなと。個人的には、焼印が持ち主や契約に似た意味を持つと非常に痺れるものがあります……（願望）。いわば、飼い主が飼い犬につける首輪、みたいな。


ーー

いえいえ、此方もpfの提出には時間を要するタイプですので大丈夫ですよ！　じっくりと納得の行くまでごゆるりとお作りくださいませ。此方は次回顔出しする際に一緒にpfもご用意したいと思いますので、少々お返事に時間を頂戴してしまいますが何卒ご容赦頂ければと思います……！

話し合いに積極性のある方は好きです故、何も問題はありません！　円滑に話し合いを進められますし、なんならもっとガツガツと来ても大丈夫です！（両腕広げ）　此方こそまたもや長文になってしまい申し訳無い限り……！)

（／◆世界観について

概ね合っていたようで何よりです！　おそらく西洋の辺りだろう、とは想像しておりましたので、イタリア、フランス、スペイン、ブルガリア、ルーマニア、あるいは「ヨーロッパのどこか」といった場所を想定させていただきます、主様のお好きなようにしていただければと。
時代についてなのですが、中世の文化等について恥ずかしながら知識が足りず、またインターネットの普及した現代では少々ふわふわした感じになってしまいそうなので、想像しやすいけれど新し過ぎもしない60～80年代辺りは如何でしょうか……？


◆お礼等々

暴力描写の確認の件といい、主様とはいろいろなことを遠慮なく積極的に相談しあっていけそうでとても嬉しく思っていることをお伝えさせていただきます。今のところ懸念すべき事項は見当たりませんが、お互い心行くまで楽しむために何かあれば随時問わせていただきますね！
提供Ｃの解釈も合っていたようで、内心「やたたたたたたた！」と舞い上がっている有様です、何せ本当に好み過ぎていろんなことを想像したもので……。こちらが勝手に形を与えてしまうだとか、そういったことにならなくてよかった！
彼女を拘束する方法についても賛同いただけて何よりです。わかりますわかります、焼き印の俺のもの感絶対彼なら目をつけますよね……！　他にもちょっとした材料をPFに混ぜ込んだので、よろしければ調教手段のひとつとしてご一考ください。
あと……あの……これ今、初対面のお相手様との親交開始専用言語（？？？）で話しているのですが、主様の雰囲気とても親しみやすくて大好きですという突然の告白です(女悪魔の特権)(躊躇なく飛び込み)(抱擁)(流れるように)

PFの話に移りましょう！！！！！　ゆっくりじっくりと言っておいて妄想があのまま止まらず出来上がり次に投下させていただいたのですが、自分でも引くほど長くなったことを改めて謝罪させてくださいませ。
加えて、「置きレス推奨なのにこの人ガンガン来るやんヤヴァイ……」などはご心配不要です(必死) 自分でもちょっとエンジン入り過ぎているな大丈夫かワレとか思っているのできっとそのうち落ち着く…はず……
新しい項目以外はちょっとした加筆のみで、ガッと一言でまとめると「赤毛琥珀眼黒ドレスないでたちの、ドＭの素質ありまくりな女王様」です。主様のPF錬成はこちらの文量等お気になさらずどうかのびのびとやっていただければ！）

▼「堕落」の悪魔
女王様気質／拷問好きの上級悪魔／元は弱小／提供Cに堕とされていく

▼仮初の名／ダイア・クルス（Dia Cruz）――ヨーロッパで聖職者を襲うようになってから名乗りはじめた人としての名。
悪魔として覚醒してから獲得した本当の名はディアフソラ（Διαφθορ?、堕落の意）。彼女以外にも堕落を司る悪魔はいるが、現時点で最も高名な堕落の悪魔は彼女であるため、自然に彼女のみを指すものとなっている。

▼概要／紀元前８世紀から紀元前１世紀ごろ、「堕落」を司るモノとして生まれついた女の悪魔。その両方の特性から、一般的には淫魔と呼ばれるような悪行を働くが、実際には堕落全般を扱っており、人間の男性を色欲の罪に溺れさせるのはあくまで最も得意な分野というだけのこと。時には西洋の騎士たちを沼に引きずり込む水妖に、時には東洋の帝を狂わせる傾国の美女になり、世界中の男たちの魂を貪ってきた。禁欲につけ込んで堕落させ、おまえの信者の信仰心などこんなものだと「神」を嘲ってやることが快感であるために、近年は聖職者の魂を喰らうことが多い。
「あらあら、なんて情けない騎士様だこと。英名を轟かせたガスコーニュの勇者が、ふふ、こんなに蕩けきった顔で盛りの牡犬のようになって。ほら、もっと可愛くお鳴き？　この私の火であつぅく焼いた鉄の首輪が欲しいのでしょう」
「ねえ帝、私、あの春宮妃が気に入らないわ。だって私からあなたを奪おうとするんですもの。私たちの愛は永遠、そうでしょう？　南部の州には若い娘を大きな七輪にかける料理があるそうじゃない──彼女の御父上もおいでになる今度の園遊会で、私、食べてみたいわ……」
「私の望みを叶えられない出来損ないの下僕は要らない。おまえは愛するに値しないわ。野垂れ死ぬなり好きにおし、二度と私の視界にその汚らしい姿を見せないで」

▼容姿／背中まで伸ばした波打つ髪は、幼いころ──怯えていたころは薔薇色だったが、悪魔として覚醒した今は血のような深紅色に（※彼に怯えると再び薔薇色に変じることがある設定）。ややカールした前髪は真ん中で分けている。
猫に似た瞳は琥珀色で、悪魔の力を使う時はひときわ強い黄金に輝く。その悪魔の力を強めるため、瞼や目じりには暗赤色の化粧を少々。黒い睫毛は雨粒が乗るほどに長く、左目の傍にはごく薄い泣きぼくろがひとつ。彼女の白い肌にはそこ以外一点の染みもない。口元こそ小さいが、唇は勝気な弧を描く。手足の艶やかでやや伸びた爪はすべて、黒く塗られているようだ。
男を誘惑するために成熟した美しい女性の姿をとり、折れそうな細身ながらも女の豊満さは充分。腰から尻にかけてのラインは視線を吸われた哀れな男を酩酊させるほどのもの。
この人に化けている力が少し解けるか弱まるかすると、瞳孔が縦に細くなり、黒く節くれだったヤギのような円形の大角が両の側頭部に生じ、素肌にはいくらか鱗のようなものが浮き立つ。尻から生える黒い尾の先の房は男を誘惑するのに使うこともあるが、尾の根本の辺りは触れられることに弱い。
人間でいる間、彼女は闇のように黒くふくらはぎまでを覆うシンプルなドレスを身にまとい、華奢な脚も薄黒いタイツに覆われている。袖のありなしは季節次第、ある場合袖口はやや華やかな黒のフリル付き。首元には装飾のない細い金のネックレスをつけているがこれはあくまで飾り物。同じく黒いヒールはやや高めで、これにより平均より少しだけすらりと背の高い女性である。外を出歩く際には肩に羽織る形で使うヤギの毛皮の外套と、黒薔薇の形をした髪飾りから流れる小さな黒いベールを着用。
これが本性を晒すときとなると、その時々により詳細は異なるが、やはり黒を基調とした、しかしはっきりと露出の多いものになる。

▼持ち物／唯一の持ち物が、小さな鉄の鋏。生まれ落ちた時から所持しており、他人も扱える実在する物質だが、彼女は自分の衣服や肉体のどこからともなく取り出したりしまったりすることができる。
これは彼女がまだ弱かったころ、人魂を肉体から切り離すのに使用していたもので、それ以外の魔力的な性質はない（彼女に付属する品であるため、彼女自身が使わなければ仕様は普通の鋏である）。上級悪魔となった今は道具に頼らずとも魂を喰えるようになったが、どうやらお守りとして手放せないままのようだ──というのは真実の一部にしかすぎず、実はこの鋏が人の世に降りている際の依り代であり弱点でもある。
すなわち、この鋏を瘴気に当てれば力が漲り、彼女への害意ある魔力に晒せば傷つき、聖水に浸せば弱り、金の十字架の輝きを当てれば火傷し、清らかな火で融かせば彼女は消滅してしまう。このことは彼女自身すら知らず、ただの使わなくなった古い道具と考えているようだ。

▼特色／強力になってからは多くのことを成し遂げられるようになったが、なかでも彼女は己の魔力による火を好む。下僕たちへの拷問も火を扱うものが多い。黄泉にて幼く孤独だったころ、彼女は松明に火を灯してそれを虚ろに見つめ、苦難に耐え抜こうとしていた。彼女の火は彼女の友であるともいえる。

▼設定および性格／地獄に生まれ落ちてからしばらくのいわゆる幼少期はまだ力が弱く、乱暴・嘲笑・蹂躙・侮蔑・裏切りなどありとあらゆる悪意が跋扈する悪魔の世界では、上級悪魔らがいいようにいたぶって遊ぶ玩具であった。このため、「蔑まれ」「嬲られ」「虐められ」「服従させられ」、常に「自分を害するものにひどく怯えていた」のが彼女の原初の姿である。
「お願い、やめて、言うことを聞くから──酷くしないで、いや、やめて！」
「ごめんなさい！　ごめんなさい！　こんな私でごめんなさい！　許してください、許し、あぁ、やだ、やだやだやだやだ……」

同族に虐待される日々の中で次第に知恵と力をつけていき、ある日自分をいたぶる上級悪魔を「堕落」させて従わせたのが今の彼女の始まり。自分をあんなにも虐げていた相手を初めて虐げてみせた瞬間の衝撃は計り知れないものであった。以降、「これ以上迫害されるのはもういやだ」という怯えから始まったはずの反撃は、次第に「相手を堕落させ、いたぶっているときの自分が好きだ」「これが本来の私の在り方だ」という感情から発するものへと変わっていく。
成熟し人の世を自在に駆ける現在の彼女は、弱さを捨て去り、己の強さと美しさへの深い自信から傲慢にすら振る舞うようになった。悪魔なので欲も多く深い、雲のような寝台と甘い美酒、汁の滴る果実をもてなされて当たり前だ。ないというのならその辺りの男を下僕にし、命尽きるまでほうぼうを駆け巡らせ捧げさせるだけのこと。
普通の男はただの下僕だ、自分が喰うに値するのは「強かった」男の魂だ。甘い言葉や巧みな駆け引きで男を誘惑し、彼の意志で誓いや貞操や信念を捨てさせ、甘い快楽を味わわせて「天国に昇らせ」てから一気に地獄に叩き落とす、そんなやり方が最も好みだ、強かった者が己の弱さの招いた有様に絶望して顔を歪めるのがたまらなく愛おしい。その最終的な勝利のためなら、一時の演技など苦でもない。傲岸不遜さや鷹揚さはなくならないが、ある程度は柔軟にも振る舞ってみせよう。
ただし──弱かったころの己に戻ることを、彼女は最も恐れている。あの頃の自分に戻るのは嫌だ。私は強く美しく、何者にも虐げられない存在でありたい。だが、弱く虐げられていた時の姿もまた彼女の真の姿ではあるのだということに、彼女は未だ気づいていない。

▼備考／「教会から追放されて尚、廃教会に身を寄せて奉仕している聖職者の男」がいると聞きつけ、それほどまでに厚い信仰心を堕落させてやるのはどれほど甘美なことだろうと提供Cの元へ。だがそこにいたのは、神を信じてなどおらず、悪魔であるはずの己に蛇のような愛情を絡みつかせる酷く不気味な男だった。
かつては蹂躙してきた上級悪魔すら跪かせた己が、ただの人間である彼に恐怖させられ、奉仕と見せかけて支配され、屈服する──それは過去にやっと捨て去った己の姿だというのに。人間への見せかけではない愛などありえない、増してや強く美しい自分をいたぶる者へなど。そう思っていたはずが、喰うつもりだった男の魂の力強さに魅入られてしまいそうなことを、彼女はなかなか認めようとしない。

（／度々追記すみません、自分で自分自身に対しちょっと解釈違いが生じたので……(渋顔)
PF最後の、『喰うつもりだった男の魂の力強さに魅入られてしまいそうなことを、彼女はなかなか認めようとしない』という一文は、
ふたりの関係性を勝手に固定しかねない＆いずれそのようなツンデレになるかはともかく当面の間はひたすら彼に脅えそうよな……と考え直したため、一旦は無いものとしてくださいませ……）

(/
●世界観について

舞台はあまり厳しく定めても足枷になる部分も出てくるでしょうし、それくらいのふわふわした(？)想定でいきましょう！　ちょっとくらいの国際旅行なら(??)、認識のズレなんて少々生じても問題はないでしょうと踏んで……！
60?80年代、新しすぎず古すぎず。一度想像を膨らませてみましたが、ロルでの描写もしやすそうですし、良さげですね！！？　是非それでいきましょう！


●その他

キャー良かったです！！　相談は大事ですものね！　当方相談というやり取りが大好きなものですので(？？)、何か有ればいつでもどうぞ……！
ウゥ?しかし此方の完全な語彙不足でイメージが……イメージが少々崩れてしまっているやもしれません……！　ギャップが激しいのって良いですよね……！(彼のそれはギャップなのか分かりませんが)
はっ、鋏……！　これは……鋏の本質に気づいた時何でもない顔で鋏に色々しちゃうやつですね、いけない道具ですこれは……。鋏が弱点だと気づいた時の二人の反応が気になりますねこれ……、弱点が「ありふれた物体」なのが天才的すぎて……えっ……天才ですね……？
親交開始専用用語……！？(こういう言葉に弱いオタク感)　その前にこんなに早く告白されるなんてとドギマギ……(吃驚)(ちゃっかり抱き返す)

鬼のように速い……！　はっ……可愛い……！　などとびっくりしているのですが……！　読み応えのあるpfで読むのが楽しかったです。そして可愛い……聖職者もメロメロになっちゃいますねこれは。追記の方も了承致しました。
レスの速さについてはそこまで気にしてませんので大丈夫ですよ！　ただ、あの、当方が遅レスになりがちなので予防線として(語弊がある)、記述していただけなので……！　あっでも気分が乗っている時はガンガン行ってしまうその気持ち大変分かります……！(経験あり)
当方もpfが完成しましたので載せますね！　募集板に載せたpfに新項目+既存項目に加筆という形になっております！　事前に何度かチェックはしているのですが、何か項目が抜けていたら申し訳無いです……！

▼ 名前／レグロ・ジェーペス（Regulo=Yepes）

▼ 年齢／27?29程度

二重人格ばりの二面相／優男ぶる／歪んだ愛情／募集Cを愛する気持ちは本物


▼ 性格

一言で言えば極端な二面相を抱える男。その場の状況や場面によって性格を使い分ける、腹黒くてあざとい人。しかし、あまりにも自然すぎるが故にほとんどの人はそれに気付かない。
基本的には優しく温和。常にニコニコしており子供や動物に好かれる様なあたたかい雰囲気を纏う。極度のお人好しで、如何なる状況においても困っている人は助けないと気が済まないし、人にも騙されやすく流されやすい、というテンプレ的な優しさ。周りにはニコニコしていて弱っちくて都合の良い奴扱いされやすく、高確率でイエスマン認定されがち。聖職者らしく「神の下においては生物は皆平等」という信条を掲げており、誰に対しても『優しく丁寧に愛情を込めて』をモットーにフラットな対応を心掛けている。他人に共感しやすいのかそれとも他人の心を理解するのが上手なのか、人に感情移入しやすく、相談を持ち掛けられたら悩んでいる当人より悩む。もし相談された場合は冷静に解決策を考えるよりも、先ずは慰めたり心を支えたりするタイプ。
――しかしこれらの一面は本性を隠すため"作られた"性格であり、殆どは彼の巧みな演技によるもの。本性を特定のわずかな人にのみ晒すだけならば問題は無いと捉えるが、彼とて必要以上の本性の露呈は勿論嫌う。実際は束縛的かつ支配したがりな面がかなり強い。束縛欲、支配欲――その欲の矛先は「自身が好意を寄せている者」に向けることが多いが、勿論そうでないときもある。表向きには「誰でも平等」と言いながら、実際の所興味の無い者はどうでもよく、気に入った者だけを丁寧に扱うような贔屓屋である。気に入っている者以外には酷く冷たく、非道的。そんな人には見向きもしないしどうでもいいと考える思考回路の持ち主。もし見知らぬ人が空腹で道端に転がっていても真顔で冷たい目線を送るぐらいに。尚、気に入った者に対してはサービス精神旺盛かつ変わらず丁寧でお人好し。あのニコニコした笑みで気持ち悪いくらいにもてなすし、たっぷりと愛す。気に入った人には好意丸出しで溺愛しがち。気分が酷く良い時にはまるでバカップルの恋人みたいに盲目になることもままある。その癖歪んだ愛情の持ち主な為、気に入った者に対してからかったり意地悪したり等は勿論、何かと酷く束縛してきたり暴力を振るい恐怖等の負の感情で支配してきたりする。これらの言動には自分から離れて欲しくないという不安と、好きな者の怯える顔や狼狽えた顔等が好きというサディスティックな気持ちを孕んでいる節がある。気分が高まるとついついやってしまう言動なためか、抑えようにも抑えきれない衝動のよう。既に述べた素直な愛情表現とは大きく異なるもう一つの愛情表現。とはいえ好きという気持ちに一点の曇りはなく本物であるため、自身の中にある"愛する人を素直に愛する気持ち"と"愛する者を虐めたい加虐心"の相反した二つの感情に葛藤している所も。


▼ 容姿
ダークアッシュのような色をした髪で弱めの癖毛。(メンズにおける)ミディアム程度の長さであり、前髪は目にちらちらと少し掛かるぐらいの長さ。仕事中等オン時はセンターパートでヘアセットしているが、プライベート等オフ時は額全体を隠すように前髪を下ろしている。丸みがかかったアーモンド型の二重で垂れ目がち。瞳は緑味が強めのヘーゼル色。眉は少しだけつり上がっている。口元には微笑みが浮かんでいる事が多々。穏やかな雰囲気を纏い、柔和な表情を崩さない。ほんの少しだけ焼けた肌。
体格は細くも太くもなく。筋肉量はそれほど多くはないが、かといってなよなよした軟弱な体つきではない。並の男性のようなたくましさやがっしりした感じを持つ体つきで、いかにも平均的なもの。身長は平均よりもやや高め。
黒いカソックを身に纏う。よくある神父の格好ながら、アクセサリー、特にシルバーアクセサリーを好むためか少々華やかな出で立ち。特に目立つのは左手であり、指輪とブレスレットがチェーンで繋がったものを填めている。指輪は人差し指、薬指、小指に。また十字架の飾りがぶら下がったネックレスも付けている。
私服はスーツ一式を二、三着持っている程度。副業の仕事をする際はそれを纏っている。カソック姿の時とは異なりアクセサリー類は全て外した状態だが、代わりにダテの眼鏡を着用している。眼鏡をかける理由としては、追放した人々から彼だと気付かれる可能性を少しでも下げるため。いわゆる変装的な意味合いを持つ。
また儀式等の行事も、廃教会に今は身を寄せていること・そもそも儀式等そのものが無意味であると考えているなどの理由から、今では執り行っておらず祭服を着る機会もほぼない。


▼ 備考

街外れの廃れた教会にて静かに祈りを捧げる聖職者。ちなみに既に使われていない教会である。

彼が聖職者になった経緯には様々な因果があれど一番には「己の性質がよく馴染む」ことが挙げられる。表向きの、人々をよく「助け」「救い」、また「愛する」性格は聖職者として振る舞うに十分な素質があった。元より抱え持つ人々に対する「冷酷さ」を大衆に晒す心配もなく、表向きの仮面をただ被っていれば良い。最初はそれだけの理由で聖職者への道に進んだ。聖職者にいざなってみれば、信者が自身の思うように従ってくれたり動いてくれたり、或いは自身に助けを求めてきたり。そんな風に信者を無条件に「支配する」悦びを知り、神への信仰は形だけだが聖職者としてきっちりと勤しむように。ちなみに聖職者になると決めた以前の将来の夢は「警察官」や「弁護士」……などの如何にも正義感が強いものである。
元々は街中の大きな教会で働いていた。だが、聖職者ではあるが全く神を信仰しない無神論者かつ「神の下においては生物は皆平等」なんていう信条もまったくの虚言である――等という無神論者ぶりがひょんなことからバレてしまい、追放されることになった。追放されて行き着いた先が例の廃れた教会である。
ちなみに大きな教会で働いている時は多忙の一言に尽きる毎日を送っていたが、現在は比較的ゆったりと暮らしている。理由は廃教会にまで信者は滅多に来ないから。だが無神論者とはいえ、最低限の業務(祈りなど)は形だけでも済ませる様子。しかし廃教会で司祭を務めるだけでは生活は成り立たないため、副業として独自に幼稚園(又は保育園)を朝からお昼の間まで開いている。幼稚園の場所は街中のどこかだが、廃教会から物凄く遠いことは無い。ひっそりと開いているため預けられる子供は少ないが、最低限の生活を営む分の収入源となっている。

なお追放された後も神や天使等それらの類の存在は信じていなかったが、ある日悪魔を知ってからというもののその日以降その悪魔に夢中。追放されてから何かを支配するという機会が久々に訪れた為か悪魔に魅入られたか否か、それまで神すら信仰しなかった筈が密かに悪魔を崇拝し始める等異端ぶりが進んでいる。

(/年齢のところ文字化けしていますが「27歳から29歳の間」ということです。この通り年齢は明確に定めておりませんが、これくらいの年齢を想像して作ったものなのだと捉えて頂ければと思います……！　詳しく年齢を定める場合には間をとって27歳にしようかなと考えております。)

(/大分下がっていたようなので、一応あげておきますね......！　もしあげ行為が苦手等有りましたら、次からは控えますので何なりとおっしゃってくださいませ。当方返信を催促する意であげてはおりませんので、あなた様の気が向いたときに返して頂ければ幸いです......！
またこのご時世故、お体には十分気を付けてお過ごしくださいませ！　それでは失礼致します。)