Autophobia ＊ 〆

油を移しちゃったかなぁ…ベトベトだったから謝らないと。ノートンくん？ボクだよ！試合お疲れ様！ (　ドアノブ回し　) さっき鍵を渡してくれた時に手に触ったよね、大丈夫だった？普通に洗っても落ちないし臭いから気になっていたんだ (　たはは　)
何か凄く意味深な言葉が書いてあるけどこれってキミの本音なの？って来ていきなり訊く話じゃないよねごめん。見ての通り落ち着きがないし、物静かなノートンくんの話し相手になるのは難しいかなって思っていた分選んで貰えて嬉しい。でも希望を聞くと約束したんだもん、来週辺りに来る新しいサバイバー以外なら頑張って連れて来るからドンとボクに任せてよ (　胸叩き　)

…トレイシー？来てくれたんだね、ありがとう。少しだけ不安だった…って言うのは流石に君に対して失礼かな。え？あぁ、僕はほら、これがあるしそんなに気にしなくて大丈夫。そもそも汚れとか気にする性格でも無いから（　グローブを嵌めた手を軽く振り　）
本音か…どうだろうね。ただ一つ言っておくと、僕の考えてる事なんて面白くも何とも無いから詮索するのはあまりお勧め出来ないな（　双眸を細めて相手を見詰めつつ　）…こうして君と二人きりって言うのは、やっぱり不思議な感じがするよ。君はいつだって朗らかで、直向きで。対して僕はこの通り、だからさ。今回君に興味を持って貰えて…うん、とても嬉しい。希望だなんてとんでもない。君と話がしたいんだ。むしろ君の方こそ希望は無いのかい？顔は広い方では無いけど、多少の融通くらいなら利くかもしれないよ。

ノートンくんと話したいって希望を出したのはボクだよ、約束を破るなんて考えたことも無いよ。全然失礼じゃないからね！ほら、ボクはちゃんと此処に居るでしょ？そっかぁ…それなら良かった。でも次から気を付けるようにするからね (　安堵で肩の力が抜け　)
今の時点で面白くないかは分からないよ。優しいのに気持ちが読めないキミのこと知ろうとしちゃ駄目なの？遠慮無しに踏み荒らす気は無いけどさ (　むっすー　) 本当？ボクを相手に選んでくれるの！？へへっ、やった。他の皆にはごめんだけどノートンくんが良い。ノートンくんじゃなきゃ嫌だ。バルクお爺ちゃんは別としてキミだけがボクの機械愛を理解してくれるんだもの。口数が少ないとかミステリアスとか関係無しにキミが良い！

うん、君が約束を反故にする人だとは全く思っていないよ。単に僕が心配症なだけ…君は小さくて身軽だから、すぐ何処かへ行ってしまいそうな気がするんだ。はは…嫌だな、僕は。いっそ磁石でも君に付けておこうかな、なんてね（　手の中で磁石をくるり　）君は知りたがりだね。本当の事を伝えただけなんだけどな…僕からすると、君の考えている事の方がよっぽど面白そうに見える。きっと君の頭の中には、僕の想像の及ばない事が沢山広がっているんだろうね。…ありがとう。度量の広い男ぶってみたけど、君の口から他の人の名前が出ていたら少し妬いてしまっていたかもしれないな。いや、バルクさんについてはまた別と言うか…機械については詳しくはないけど、純粋に何かに熱中する姿勢は素敵だと思う。僕が機械に明るかったらもっと深く理解出来たのかな。（　残念そうに軽く苦笑　）


ところでトレイシーは現時点で何かやりたい事はあるかい？僕はこのまま話していても良いし、何かシチュエーションを決めて演じるのも良いと思っているから君に任せたいんだけど…何だかこれだと主体性が無いみたいだな。

試合やメンテナンスには行かなきゃいけないけど、ボクが居なくなるとしたら修理や試作に夢中になっているか、それか怪我してエミリーのお世話になるかのどっちかだよ。時々キミのことを忘れちゃうかもしれなくても絶対会いに来るから安心して！機械に影響が出ないなら磁石をくっ付けても大丈夫。なんちゃって (　両手広げ　) だってノートンくんの事なんにも知らないのに知ったかぶるなんて可笑しいじゃん。そんなに広い世界でもないんだよ？パパを取り戻す計画でいっぱいなんだ、ね！パパ。ほらウンって言ってる。詳しくなくても熱中している姿勢を褒めてくれるだけでじゅーぶん嬉しいな。ノートンくんもリクエストがあれば言ってみて、完璧じゃないかもしれないけど理想に近い作品には仕上げてみせるから。そうしたらキミの喜ぶ顔が見れるかなぁ (　瞳を輝かせてしげしげと眺め　)


うーん。絶対にコレ！というのは無いかも。ボクもこのまま会話を続けるのも良いと思うし、ただ会話していて退屈に感じるなら色んなアイテムを使ったり何処かに出かけたりしても楽しそう！キミとこっそり出歩くの、ハンターに見つからないようにドキドキヒヤヒヤしながら。荘園の秘密を見つけたら二人だけのものにしようよ。皆には内緒、ノートンくんはボクの一番の仲良しだからオッケー。

…変な事を言ったね、ごめん。君は試合以外にもやる事が一杯あるみたいだから、その合間に会いに来てくれるだけで充分だよ。ありがとう（　腕を広げる姿を見ると口元を緩ませ　）確かに君の言う通り、僕達はお互いの事を全く知らないね。時間を掛けて知り合って、僕の考えがつまらないかどうかはその時君が決めれば良いのかもしれない。───パパ？…そうかい。君のお父さんは幸せ者だね。こんなにも思い遣りに溢れた娘さんを持って…（　磁石見詰めポツリ　）え、リクエストってそんな…僕なんかの為に君に貴重な時間を割いて貰う訳には行かないよ。お返し出来るような物も無いし…あぁでも何だろう、そう言ってくれて今凄く嬉しいな…（　視線を床に落とし軽く頬を掻いて　）僕もトレイシーの為に何か出来たら良いんだけど、僕には人に喜んで貰える様な特技とか趣味が何も無くてさ。君が喜んでくれそうな機械も作れないし…。


僕からすると君の反応全てが新鮮で…退屈なんて事は全く無いよ。うん、それじゃあ暫くはこのままお喋りしていようか。アイテムに探索は良いと思う。僕は普通の試合だとこの磁石しか使えないから、他のアイテムは気になっていたんだ。君と好きなマップに行くのもきっと楽しいだろうね。荘園の秘密なんて想像も付かないけど、そんな重要な事を共有出来る相手だって認識してくれて光栄だな…そうだ、実はこっそり行ってみたい所があって…月の河公園なんだけど、あそこは開放的だしギミックが凝っているから気に入っていてね。でも僕一人で遊園地ってちょっと恥ずかしいから、トレイシーも一緒に来てくれるととても助かるよ。

………ノートンくんはさ、もしかして独りになるのが苦手なの？それならボクの部屋においでよ。ゴチャゴチャしてて足の踏み場に困るかもしれないけどおやつを用意しておくから。キミならボクの世界に入ってこられても嫌な気分にならないもの (　両腕振りながら大袈裟にアピール　) あのねぇ！自分でつまらないとか言うのは止めようよ！つまらなかったらそもそも此処にお邪魔しないってば。そっちの方が余程失礼だよ。パパはボクの大事な人なんだ、また一緒に時計を修理しながら二人で暮らすの。キミのパパはどんな人？やっぱり似てる？ (　下から顔を覗き込み　) お返しは要らない、キミが笑ってくれたらそれで満足。こんな事言うのはちょっと照れるけどノートンくんが嬉しい時はボクも嬉しいから。磁石の扱いと石の鑑定はキミの特技でしょ？凄いよね、N極とS極を間違えたりせずに巧みに使ってチェイスもするし助けてくれるし。最初はあの弾け飛ぶ感覚にビックリしたけど今は密かな楽しみなんだよ。ノートンくんは身体が大きくてがっしりしているから引き寄せられた時に安心する…あの、これは、その、変な意味じゃないからね！？ (　我に帰り慌てて付け加え　)


へへ、変に構えたりしないで居られるのはノートンくんだからかな。そっか、それだったら気になるアイテムを今の内に全部試しちゃおうよ！ノートンくんが使って意外と合いそうなのはどーれかっな、どれかな…香水とか？良い匂いのするノートンくんを見てみたいかも。キミは口が堅いから秘密が漏洩する心配は要らないというのは勿論あるけど、仲良し同士で共有するのって楽しいものだよね。良いねそれボクも好き！ちょっと手を加えてあげれば現役の遊園地を復活させてあげられるかも、ううん廃墟だからその雰囲気を大事にするべき？ただ…檻の中のライオンだけは怖いから近付かないでおこうね、飢えてピリピリしているよ絶対。それだけ避けてくれるなら喜んでお供する！

……苦手なのかな。石窟、いや…ある事が切っ掛けで、近頃ひとりだとどうも嫌な出来事ばかり頭に浮かんでしまってね。怖いんだろうな、要するに。情け無い話だろう？君からの提案は凄くありがたいよ。招いてくれるのなら是非、お邪魔させて貰いたいな。君の作業の妨げにならないと良いんだけど（　相手を落ち着かせるよう片手を振って　）つまらないって、聞いていて気分の良い物じゃないよね。気を付けるよ。君の快活さを僕も見習った方が良いかもしれないな。…どうなんだろう。父さんについては、正直、あんまり…でも父さんの仕事仲間だった爺さんが言うには、笑った感じが似ているらしいね。今となってはもう確かめようがないけど。こんな事話したの、トレイシーが初めてじゃないかな…君になら話しても良いと思えるから不思議だね（　覗き込んで来た瞳をどこか興味深そうに見返しながら　）…ずるいなぁ、君は。僕だって君に何か贈りたいのに…そんな風に言われたら何も言えなくなる。それに随分と僕の事を買い被っているみたいだね。僕だって仕様もないミスをする事もあるんだ。焦ってもあまり顔に出ないから、案外バレていないみたいだけど（　自身の右頬に触れ　）勝つ為とは言え君達を勝手にあちこち飛ばしたりしてるんだよ？嫌がられたって仕方ないと思ってたんだけどな…それを楽しみとか安心、って言うのは、何て言うか…君って面白いね。…変な意味？それってどういう意味なんだろう（　真っ黒な目の底を悪戯っぽく光らせ　）


こ、香水？えっと…それなら君の方が似合うんじゃないかな。良い匂いを振り撒く僕って、何だか気味が悪くないかい？トレイシーには、そうだな…旅行記なんて、好奇心旺盛な君にぴったりだと思うんだけどどうだろう。視点が変われば新たな発見があるかもしれない。秘密と言えば、僕が遊園地を気に入ってるって事も内緒にしてくれるかな。遊園地って柄でも無いからね。荘園の秘密には遠く及ばないけど、これも二人の秘密ってことで、さ。頑丈そうな檻に入ってたから大丈夫だとは思うけど…うん、近寄らないようにしよう。誘った以上は何があっても君を守るから、安心して。

トラウマがあるんだね。危険な環境で働いてきたみたいだし、恐怖がずっと残ってしまうのは不自然じゃないよ。怖いのに一人で我慢していつか手遅れになるくらいならボクがキミの孤独を半分持っていってあげる。適当に座ってゆっくりして、作品が出来たらキミに見せて感想を聞かせて貰えたら間違いなく楽しいよね！せめて座る場所だけでも確保しておこう (　動きを止め真剣な顔で頷き　) 言葉がつまらないんじゃなくて、つまらないと言うとキミが可哀想だからだよ。ノートンくんの頭の中の世界も大事にしてあげなきゃ。笑った感じが似ているんだ…どんな笑顔なんだろ。キミのパパも遠くに行ったきり帰ってこないんだね。そうなの？ボク、ノートンくんにとって安心出来る人になれてるかなぁ (　視線がぶつかった後そのまま笑いかけ　) 機械はそうなるように作れば笑ったり怒ったり思い通りになるけど、キミはそうじゃないもんね。どうやったら喜んでもらえるのか一生懸命考える時間も楽しいんだよ。うっかりミスしてもクールなノートンくんも含めてとことん買い被ってあげる。内心は冷や汗だらけなのか…ふーん？気になる (　にやにや　) あのビュン！ってなる瞬間の視界がバッと変わる独特の感じが楽しいんだ！ちょっと飛べた気分にもなるしさ。誰かが飛ぶ姿も見応えあるよね。厚いマットレスに着地するのと同じ安心感があるって意味！変な方の意味は訊いちゃ駄目、男の人の身体についてああだこうだ言うなんてでっ出来ないから (　首を激しく振り　)

砂鉄みたいな匂いのノートンくんも勿論良いけど、ほんのり花の香りがするノートンくんがもし居たらすれ違い様に振り向いて見ちゃいそう。でも一回だけ、キミの匂いが香水で全部消えるのは嫌。それ好き！ロボットの背中にしがみついてハンターの目を誤魔化せたりして。今度試してみよっと。うん、秘密だねシーッ。遊園地でワクワクするキミの姿を見て良いのはボクだけってなんだか特別な感じでグッとくる。もしあの檻ごと地面に倒れて、そのはずみでライオンが出てきたら…考えるだけでも足が震えるよ……約束だよ？食べてもボクなんて美味しくないもの。ありがとうノートンくん。

──…ありがとう。けど他の誰かにまで持って貰うつもりはないんだ、これは僕が死ぬまで背負って行くべき物だから。それでも背負い切れなかった欠片をこうして拾い上げてくれるだけで、僕は救われる。また背負い直せる。ありがとう、トレイシー…本当に。（　くしゃり、と目尻を下げ　）僕はお邪魔させて貰う立場なんだから気を遣わなくて良いよ。端っこで大人しくしてるからさ。折角だから手土産でも持って行こうかな…何かリクエストはある？（　顎に手を当て　）可哀想って、僕が？え、と…そんな事考えもしなかったな。この性格はこれまでの積み重ねだから、いきなり変えるのはやっぱり難しいよ。それでも君のお陰で、ほんの少しずつだけど考え方が変わっている…ような気がする。そうだよ、君が初めて。トレイシーといると何でかな…心が落ち着くんだ。でもあんまり甘えると君が潰れちゃうから、程々にしないとね（　目を細めて応えると、そのままふっと視線を逸らして　）君には敵わないな…笑い事じゃないんだよ。この前間違えてピアソンさんをハンターに差し出した時のことなんて、今思い出しても頭が痛くなる…と言うか僕の話は良いよ。それよりもトレイシーの話が聞きたいな。君って試合ではロボットを使って同時に解読したりするだろう？あれって頭の中が混乱しないのかってずっと疑問だったんだ（　まじまじと　）今まで生きてきて厚いマットレスに例えられたのは初めてだよ。そうか…僕ってあんな感じなのか…（　自分で自分の肩を確かめるようにぽん　）でも安心感って意味なら悪い気はしないな、君を受け止められるこの体に感謝しないと。いやごめん、意地悪な質問だったね。君があまりにも慌てるから何考えてるか気になってさ。思ってたより…こう、深い事を考えてるみたいだから、追求するのは止めておくよ（　くす、と思わず笑みを零し　）


見なくて良いよそんな僕…それにあの香水って特殊な物みたいだから、もし付けたら僕の匂いがずっと戻らないかもしれないよ？あと僕も君のオイルの匂いって言うのかな、君らしくて好きだな…。気に入って貰えたなら良かった。ただ小さくなった君をうっかり踏まない様に注意しないと。うん、僕達だけの秘密。君と僕とで仕舞っておこう。いつかトレイシーの秘密も僕にだけ教えてくれたら嬉しいけど、君には隠し事なんてまるで無さそうに見えるね…どうかな？檻が倒れるって…トレイシー、あの檻が一体何キロあると思っているんだい？困ったな、僕の後ろ向きな性格が君に移ったんだろうか。それとも僕じゃ頼りなくて不安かい？約束するよ、破ったら針でも何でも飲むってね。

返事が相当な量になってしまったから、これとすぐ上のは蹴ってくれて大丈夫。気分転換に場面を変えたいと思ったらこっちに話し掛けてくれたら対応するし、ひょっとしたら僕の方から提案するかもしれない。まだ数日しか経ってないけど、君との遣り取りはとても楽しいよ。お互いに無理のない範囲で続けて行けたらって思ってる。いつも僕には眩しいくらいの素敵な反応をありがとう。君には感謝してばかりだね。

うん？うん…分かった。ちゃんと丁寧に拾い上げていくよ。ありがとうなんて大袈裟だってば。ただ、キミまで勝手に居なくなったりはしないよね？背負うのに疲れて (　最後のみ表情が固まり　) 尖ったパーツや工具をうっかり踏んだら怪我するよ！足の裏を痛めたら歩くのが辛くなっちゃう、流石に怪我を負わせて平気では居られない…。キミこそ気を遣わずにふらりと来てくれるだけで良いのに。あえて言うなら、あえてだよ？あえて言うとやっぱり食べ物が一番嬉しいな。寝食をよく忘れるからさ、食堂の時間に出遅れると次の日まで我慢するしかなくて (　とほほ　) そうだよ、自分の事は自分で思う以上に褒めてあげなきゃ。三つ子の魂百までって言うもんね。簡単に変えられたら皆苦労しないで済むのに。ボクのお陰？何かしたっけ？嘘々冗談。甘えるとか甘えられるとか経験があんまり無いから潰れるかは分からない、だから一回思いっきり甘えてみても問題ないんじゃないかな (　むず痒そうに身体を捩り　) あははっ！クリーチャーさんは騒ぐとうるさいから一回や二回差し出して黙らせて貰おうよ。丁度良い薬になるって、絶対。足も速いし平気だよ平気。ロボットはボクの子どもで分身でもあるからね、つまりボクが使いやすいように設計したんだから使えて当たり前。生みの親が解ってあげられないなんてそんな悲しい事あったらいけないじゃない？ (　えっへん　) マットレスじゃ喩えが悪かったかな。細い人だったらぶつかるのは可哀想だし、ウィリアムくんみたいに凄いマッチョだと痛そうだし。ノートンくんだったら安心してぶつかれるの。もし変な意味の方を話したら途端に変態扱いされて、ノートンくんに二度と口をきいて貰えなくなる…そんなの困る！ボクが変態でも気にしないでこれからも話してくれるよね？じゃなかった変態じゃないから話してくれる？ (　動揺で視線を彷徨わせつつ訴え　)

僕は話を変に暗い方向に引っ張ってしまうな。君にそんな顔、させたくなかったのに…勝手に居なくなったりなんかしないよ。何だかんだ言ってこの環境に馴染んで来てるんだ。…よし、辛気臭い話はもうよそう（　努めて声色を明るくすると、両手を軽く打ち合わせ　）君の大事な作業場に入れて貰う訳だからね、多少は気も遣うさ。食べ物…お菓子とか？…えっ、君の熱中振りは知っていたけど、寝食を忘れるレベルとなると流石に心配だよ。事前に言ってくれさえすれば食事を届けたり出来たのに…。君はこんなに細いんだ。ちゃんと食べないと駄目じゃないか…（　心配そうな声音と共に小さな両肩に触れ　）自分を褒めるのはまだ難しいかもしれないけど…でもこう言う場所だからこそ、後ろ向きでいたら余計に毎日が辛くなるんだろうね。君を見て改めてそう思ったよ。思い切りってなると潰れると思うな、多分。分かってると思うけど、僕って内面も図体も重たい面倒臭い奴だから。それでも良いんなら、その、……君の方から来て欲しいな、なんて…（　躊躇いがちに片手を軽く差し出してみて　）君は試合に居なかったからそんな事言えるんだよ。あの時のピアソンさんの恨めしそうな顔…暫くは夢にも出て来て魘されたな… （　げんなり　）ロボットは子供…開発者だからこそ自在に動かせるんだろうけど、僕みたいな仕組みが分からない人間からすればまるで魔法みたいに見える。トレイシーひとりで二人分の活躍をするんだから凄いな（　ふむ、　）なるほど。ぶつかった時の相手の感触なんて考えた事も無かった。僕も試合の為にウィリアムくらい鍛えるべきかって密かに考えていたんだけど、君の反応を見ると止めておいた方が良いのかな。どうやら今の僕の体型が一番君のお眼鏡に適っているらしいから（　意味ありげに見遣り　）トレイシー…そんなに変態って連呼されるとこっちまで恥ずかしくなってくるよ…追求するつもりは微塵も無かったけど、ここまで来ると何を考えてたのか知りたくなって来た。…ほら、こっちを向いて。荘園にはそれこそ色んな人がいるんだ。君が仮に変人だったとしても、そんなの全然気にならないよ。（　視線を捉えようと屈み込み　）

ごめん、変な空気にしたのはボクの所為なのにキミに無理させるなんて最低。出来れば今のは忘れて。ボクも忘れる、いーち抜けた！うんうん、楽しい話題で朗らかに過ごそう (　腹部に力を込めて思いっきり頬を引き上げ　) うう……優しいなぁノートンくん。空腹の時に脂っぽいのを食べると胃にくるよね、こない？そういう意味でお菓子も大歓迎！ノートンくんのように身長が高くて更に男の人なら摂取カロリーが高くないと困るけどさ、ボクは小さい分少ない量で事足りるんだ。一週間くらい食べなくても人間生きていけるんだよ、平気平気ありがとうね (　人差し指を相手の頬にめり込ませてけらけら笑い　) あれ、意外とボクって影響力があるんだ。無理にノートンくんを変えて欲しいって意味じゃないよ。心は表情にも出てくるみたいだから、苦しい気持ちが苦しい顔を作ってずっとそのままになると心配になる。見た目はチビでも包容力はビッグだよ！多分！任せて。甘やかされる時にどうされるのが好き？定番は良い子良い子かな…ええと。ノートンくん良い子良い子ー！ (　横からしがみつき、額を差し出された方の腕に擦り付けて可愛がり　) まあまあ。戦犯だとか利敵だとか騒ぐ人もいるけど、一緒懸命やっていてついウッカリなんて皆しているから気にしないでいようよ。自力で救助も解読も出来るのが理想……だとは思う。けどボクにはこのロボットを扱う腕だけはあるのを活かさなきゃただの役立たずだもんね。キミの磁石テクニックに比べたら時間もかかるしまだまだだよ (　嬉しくて顔隠し　) あの体型はハンターに直接タックルするためにこそって感じじゃない？近くで見るとゴリゴリしてて機械を全部壊しそう。それはそうだけど何か意味ありげな目をしているのはどういう理由…なんだろう (　瞬きリピート　) だって変態じゃなかったら何なのと言われそうなレベルで変態なんだよ、でもノートンくんに嫌われたら悲しくて居場所がなくなっちゃう。本当？今既に嫌になっていたりしない？これからも変わらず仲良しでいてくれるよね、ノートンくんはボクのベストフレンドだよ (　安心したいが為に真意を読み取ろうと視線から探り　)

体が丈夫なのかな？胃がもたれるって言う経験が無くてさ。代わりに燃費が悪いから食べないなんて…うん、想像出来ない。君も自己管理の出来る年齢だろうし余計なお節介なのは分かってるけど、一週間なんて聞いたらちょっと目眩がしてきたな…（　眉間押さえ　）いくら君が小柄だと言っても頭は他の人よりも沢山使っているんだから、やっぱりカロリーは摂らないと。決めたよ。君の部屋にお邪魔する時は食べ物を沢山持っていくから。お菓子でも、何でも。（　頬を柔く潰されながらちょっぴり不満顔　）…それだけ僕の芯が弱くて人に流され易いって言うのもあるのかもね。けど別に無理に変えようとしている訳じゃないよ。君の振る舞い方を見て良いなって思ったんだ。それにずっと暗い顔してると君に心配を掛けちゃうみたいだしね。どうされるのが…いざ言われると分からないな。僕ももういい大人だし、甘えた経験なんて思い出せないくらい昔の事だから……っわ、良い子良い子、と言うよりこれは…あれだね。ペットは飼っていないんだけど、彼らがじゃれついてくる時ってこんな感じなんだろうか…（　驚いた様にぱちくりと、その後で珍しそうにしげしげと眺め　）…役立たず何て言わないで。僕は君がチームに居てくれるだけでも安心して試合が出来るし、頑張ろうって思える。って、これってフォローになっているのかな。さっきも言ったけど僕の磁石のテクニックだって、一見ちゃんとして見えてもまだまだ粗だらけなんだ。お互いチームの勝利の為に邁進して行こうか。（　右手で拳を作っては胸の前に構えて　）ウィリアムの鍛え抜かれた体は最早凶器だね。あれに毎回ぶつかられているハンターが気の毒にすら思えるよ。彼なら君くらい簡単に担げそうだ…ああ、ごめん、そんなに変な目をしていたかな。いや、普段は気がつかなかったけど、何と言うか…君ってすごく事細かに人の体を観察してるんだなぁと思って…（　言葉を選びつつ　）トレイシー、君が僕に負けず劣らず心配性なのはよく分かったよ。じゃあもし僕が荘園一の変態だったら君は僕と口を聞いてくれなくなるのかい？今こうして宥めてる僕だって実際はなかなかの物だし、むしろ僕の方が君に嫌がられて無いかが心配だよ。（　窺う姿が微笑ましくて、目線を同じ位置に合わせると口元で軽く笑んで見せ　）

凄いね、朝から揚げ物食べられたりする体質？ノートンくんは絶食したら危なさそうだから発熱した時はちゃんとご飯食べさせなきゃいけない気がする。キミと同じで成人だよボクだって、自分のウィークポイントも把握してるってば (　爪先立ちで身長詐欺　) …うー。何だかノートンくんお母さんみたい。ボクのことはさて置きキミ自身がちゃんと食べてからにしてよね、食べ物を持ってきた途端に倒れたら大変だよ (　それとなく反発しながらも何処か嬉しそうに　) 芯が弱い、のかなぁ。今の話を聞いて最初に思ったのはね、ノートンくんがボクを認めてくれているんだなって事。心配するなと跳ね除けても良い所なのにそうしないキミはボクよりもずっと自分勝手じゃないんだ。つまり素直な面もあるんだよ！偉そうな言い方でゴメン。ペット！？ノートンくんを甘やかす為にしているんだからノートンくんが喜ばなきゃ意味無いよー！他の甘やかし方は、えっと、そうだお姉ちゃんの腕の中に飛び込んでおいでノートンくん。さあ… (　大人の余裕を取り繕い腕広げ　) ボクもさ、キミが居ると全力で頑張ろうって思えるよ。ロボット隊を結成してハンターの気を引いたりしたりして。うん、どんどん邁進して後輩サバイバーのお手本になる！ (　にっかり　) 耐えられるのはジョーカーやベインだけなんじゃないかな、後はレオとか？美智子とマリーは後で泣いてそう。えーウィリアムくんに担がれるよりノートンくんの磁石が良い。……まあ、それは否定しない。マルガレーテの美脚もデミの胸もついつい見ちゃう。皆の体型の良さを語ろうと思えば語れるかも…羨ましいからっていうのもあるけど (　人差し指を突き合わせ　) ううん、絶対にそんな事しない！キミにもし人には言えないような趣味があったとしても変わらず一緒に居る、嫌がるなんてした事無い。だってキミの事が好きだもん。間違いないもん (　微笑を見た一瞬の内に視界が弾け、驚いたように目を丸くして徐々に元に戻り　)

ふぁーあ、おはようノートンくん。よく眠れた？ (　手ひらり　) 4月に入って皆新しいスタートを切ったけどキミも元気にしているのかなぁ、ボクは変化なしって感じ。毎日大変でも元気なら安心だよ。 (　うんうん　)
あのね、これなんだと思う？じゃじゃーん！箱です！なんとなんとこの箱、開けると中からジョーカーのスタンプが飛び出てくるんだよ！だから開けてビックリしないでね。…あっしまった自分でネタバレしちゃった。これじゃビックリ箱の意味が無いよ言いたかったのはこれだけ、じゃーね！ (　ダッシュで逃亡　)

…久しぶり、トレイシー。素敵なプレゼントをどうもありがとう。君の忠告が無かったら驚いてこのプレゼントを投げ出してしまったかもしれないな。君からのプレゼントを壊す羽目にならなくて本当に良かった。これは部屋に大切に飾って置くよ。

まず、君に謝らなくちゃいけないね。この返事をするまで時間が掛かったのは面倒になったとか忘れたとかそんな理由じゃなくて、単純に僕のスケジュール管理がなっていなかっただけ。と言っても昨日には体は空いていたんだけど、間を空けてしまったのが何となく気まずくて、返信をするのに躊躇してしまったって言うのが正直なところかな。…言っていて自分でも何て意気地無しなんだろうって思ってるよ、本当にごめん。
君さえ良かったら遣り取りを続けさせてくれたら嬉しい…けど、今回の件で君に沢山心配をさせてしまったと思うから、僕に対しての本音を聞かせて欲しいな。すごい勢いで走って行ったみたいだから戻って来てくれるか分からないけど…うん、僕も言いたかったのはこれだけ。じゃあね、トレイシー。最近荘園で不思議なウイルスが流行っているみたいだから、君も体調にはくれぐれも気をつけて（　控えめに片手をひらり　）

ほっほっ、はーっ息切れが…戻ったよノーロンくふ。ちょっと待って酸素補給しないと話せない、スーハーうん大丈夫！それでえっと、お帰りノートンくん。ビックリ箱は作りも荒いしそんなに大事にしなくて良いからって言うのは駄目？笑いのネタのつもりが思っていたのと違う受け取られ方で、ボクはなんだか恥ずかしいやら照れるやら……どうしよう。

えっ、え！？いやあのその、しまった謝らせるなんて大失敗したぁ…。違うんだダッシュしたのはあんまり長々と喋ってキミの負担になりたくなかったからで、ほら急かされているように感じる言動が苦手な人も居るからさ。まさかの新型肺炎かもとは思いはしたけどそうじゃないことが分かったし、嫌な気分にさせずにボクはまだ居るよアピールをしたかっただけなんだ。忙しいのはボクも同じ、そこは当たり前なんだからむしろ無理してまで来るのは難しい上に疲れちゃうよ。ただ楽しく過ごすための場所がキミの負担になるのは嫌だもんね。
本音、か。一番の本音はまた会えたやったー！ノートンくんだ万歳！パパ、ノートンくんは元気だって安心だね！ドーナッツ食べたい！だよ。躊躇してしまうキミは優しくて繊細なんだ、気まずくなるのは気にしてくれている証拠なんだからそれは気にしないで良いよ！とボクから言うだけでじゅーぶん。無言でずっと姿をくらませられたら当然心配になるのも事実だけど飽きさせたり不快にさせたんじゃないならそれはそれだと思うな。この辺はお互い様だしね。逆にボクが暫くの間大人しくなることもこの先あり得るけどノートンくんは平気？ (　努めて心配を顔に出すまいとしながらも、ダダ漏れの表情で反応を窺い　)

えっ、トレイシー！？参ったな…「すごい勢いでどこかに行った」って言うのはジョークのつもりで、君を急いで戻らせるつもりで言ったんじゃ…えっと、とにかく深呼吸を…（　手をわたわた　）……ただいま、トレイシー。うん、駄目だね。これは君から貰った最初のプレゼントだから、君がなんと言おうと絶対に大事にする。ここは譲れないからさ、諦めてよ。

いや、今回のことは一言でも連絡を入れなかった僕が悪いんだから、むしろけじめとして謝らせて貰わないと今後も引き摺りそうなんだ。これはネガティブな意味で言ってるんじゃないからそんなに身構えないで。にしても…君の返事を見て思わず笑ってしまったよ、トレイシーは人を笑顔にさせるのが本当に上手いね。負担と言えば、君の方はどう？僕のことを負担に思っていたりしないかい？ほら、君はいつも僕や他の人の事を気に掛けてくれてるから無理していないか少しだけ心配なんだよ。なんて、今の僕が言えた事じゃないよね。

どうして君はいつだって僕が嬉しくなる言葉をくれるのかな…僕もまた君のその朗らかな声が聞けて嬉しいよ。お詫びにもならないだろうけど、ドーナッツなら今度ご馳走させて欲しいな。お父さんの為に日夜頑張っている君に、色々と食べ物を差し入れるって約束をまだ果たしていないからね。…えーと、大人しいトレイシーってちょっと想像出来ないんだけど、もしそうなったとしても僕は大丈夫、ずっと待ってるよ。前にも言ったと思うけど、あくまで君の事情を最優先に動いて欲しいんだ。それに僕はもう新しい話し相手を募る気は無いから、返事の頻度だとか期間については気にしなくて良いよ。だからさ、そんな顔しないで…（　どうしたものかと悩ましげに目を細めると、遠慮がちな手付きで優しく彼女の片頬に触れて　）

この後についてはどうしようか…。折角の返事を蹴ってしまうのは申し訳ないから、もう少し待っていてくれるなら前回の続きを返したいけど…此処で仕切り直すのも良いと思うから、その時は別のアイデアを考えようか。このまま君と話すのだって僕は楽しいよ。相変わらず主体性が無いみたいな僕だけど、今後の方針については君に任せてしまっても良いかな？トレイシー。

全速力出したから喉が痛い…平気だよノートンくんの居る場所に早く戻りたかっただけ。それに変に間を空けてキミが余計な気を回したりしたら本望じゃないもの。心配性のキミに心配をかけないようにするのはボクの義務 (　へらへら　) あれ？一回り背が伸びた？うっ、それじゃこの恥ずかしさはどこへやったら良いの。そんな爽やかに諦めろなんて言わないでよ、心臓がギュンギュンするじゃないかー！

けじめだなんてそんな大袈裟な。うーん、んんん分かった。今回だけね！ノートンくんの気持ちも大事にするためにだよ。自分ではサービス精神はそんなに多くないつもりというか、苦手な相手にはかなり顔に出しているし一部はボクを接しにくい人間だと思っているに違いないけど…。ノートンくんは皆とは違うもん。居なくなったら寂しくて大泣きするよ絶対に。だから負担に思うより断然負担になる側に位置しているんだボクは。優しいのはノートンくんの方でちんちくりん相手にいつも親しくしてくれるのに自覚はしていないの？

伝えたい事は伝えられる内に言わなきゃ。キミがまだやり取りを続けたいと言ってくれた時、ボクがどれだけ喜んだか表現してみようか？皆に自慢してまわりたいくらい舞い上がったんだよ！???っ、我慢出来ない誰か聞いてボクのノートンくんの話を！やったドーナッツ楽しみ！磁石を見るたびに食べたくて悶々していたんだよね。…えへ、大人しいは無理があるか。ありがとうノートンくん、出来る限り不安にさせないようにしていくつもりだけどその時は心配しないでデンと構えていてね。それとボクも言って貰った内容をそっくりそのまま返すよ。うん……ノートンくんの手は大きくて安心する。ちょっとだけ、ほんのちょびっとだけ、もう少し撫でて欲しいな (　すっかり緩んだ様子で一つ一つの言葉を何度も反芻　)

蹴るのは全然構わないよ、今のをそのまま続けるのもオッケー！とはいえ今回も長くなっているしキミがキツいなら考え直そうとは思うけどね。前に話した月の河公園に出かけたり、後は何だろ？永眠町で学生ごっことかかな。話が盛り上がるならもう一人くらい一時的に連れて来ても良いかも。衣装に合わせて設定を変えても面白そう…！あ、ハンター化も面白いかもしれない。ってボクばかり好き勝手に話してるけど平気なの！？ノートンくんも希望を言わないとボクの独壇場になるよ！