アレク 2020-03-17 21:02:50 |
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…っ。
(近づく度に感じる些細な違和感は、徐々にそれは確かな感覚へと変わる。歌声自体は甘く優しいのだが、心臓を握られているような身体中の体温を奪われる様な心地に、それに耐える様にきゅっと己の心臓の辺りの服を片手で掴みながら歩き続ければ、現れたのは紅玉のような瞳を持つ女性。彼女が件の魔女なのだと直感で理解し、心臓の辺りを掴んでいた手を解き、片手はベルトに吊り下げられた武器をいつでも使える様に添えつつ、相手の動向を観察しようとじっと魔女を見詰めて)
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