おはよう芳樹くん、良い朝──…じゃねえな、どう見ても。大丈夫?湿気で頭やられてる感じ?( 緩やかな足音が近づいてくれば本を閉じてにこやかに振り返り、そこに立つ不調の色濃い様子につい"うわ"と声を上げ。早く座れとばかりにソファ叩き、自身はさっさと立ち上がるとひとまず水でも用意しようとキッチンへ歩いて行き )