短い間でも、愛して〆

はーい
…パパ寝すぎ！
(雅に言われれば美玲より先にチヤの部屋に入るとチヤの真横でそう言ってチヤを揺すっていて)


チヤ
……っ…。
(まだ起きる気配はないがほんの少し機嫌悪そうに寝返りを打って)


(りょーかいです)

美麗「パパ、起きて起きて！」

…全く。いつまでも世話のかかる旦那さんだな。
（美麗はチサトの後の続くように駆け出しチヤの部屋に到着するとチサトとは反対方向のチヤの真横につくとチサトととものチヤを揺すりながら起こそうとし、一方雅の方は双子のリクエストでチヤが作ったオムライスより完成度が高くしかもふわとろで見た目にも華やかで楽しめる代物になっており、さらにコンソメスープとポテトサラダも用意していて、口では憎まれ口を叩いているが表情と声色は甘く柔らかいもので）

んん…んだよっ、お前r…おはよ！いい天気だね！
(2人に揺すられると機嫌悪そうに怒りかけたが危ないっと自分で止めて2人を抱き上げるとリビングに向かい雅に｢おはよぉ｣と気の抜けた声で挨拶して)

チサト
パパ！今日はママがオムライス作ってくれるんだって！僕早くみんなで食べたい！
(無邪気な笑顔でそう言いながらもチヤにしがみついていて)

美麗「えへへ。パパ、おはよう！美麗もママのオムライス早く食べたい！」

おはよう。ようやく起きてきたな、この寝坊助さんめ。食事の前に顔ぐらい洗ってきたらどうだ？美麗もチサトも食事の前に手洗いとうがいをしてきなさい。
（子供特有の無邪気な笑顔で美麗はチヤに抱き着いたままでいれば、リビングに来た三人を見て雅は苦笑交じりの表情で三人に食事前の身嗜みとしていつも言っていることを述べながら己は食事の支度を終えた後きちんと手洗いとうがいをキッチンで済ませたため黒い無地のたすき掛けエプロンを脱いでいて）

はーい。ママの言うことは聞かないとすごく怖いから行こっか？
(抱き上げたままコソコソと2人に話しかけて素直に洗面台えと向かって)

チサト
ママはそんなに怖いの？どれぐらい！
(内緒話が出来ないのか雅にも聞こえる声でそう言ってどれぐらい怖いの？と不思議そうにしてたがチヤは口を閉じる)

美麗「チサト、もうちょっとボリュームを落とさないとママに聞こえちゃうよ！」

…。
（美麗はチサトの声のボリュームを注意するがそんな美麗もそれなりに大きめであり、残された雅はどうやら三人でコソコソ内緒話をしているようだが双子の空気の読めない声の大きさにどんな内容を話しているが察してしまい無言のままシンクを拭いたり諸々の後始末を済ませていて）

あぁ…えっと…。
(そんなつもりで言ったわけじゃなかったがとりあえず2人とも洗面台で手を洗わせてうがいさせると自分も顔を洗って雅のところへ戻る)

チサト
はっ！静かにしないと！
(慌てていたがチヤに色々してもらって先にスタスタと雅のところへ戻る)

美麗「ママー、美麗ちゃんとキレイキレイできたよー！」
（三人でリビングに戻ってくるとシンクにいる雅に駆け寄りとほめてほめてと言わんばかりに雅の足へと抱き着いて）

そうか、美麗は良い子だな。チサトもちゃんと出来たようだな、じゃあ遅めの昼飯にするか。
（我先にへと抱き着いてきた美麗の己の髪色の似た頭を撫でると満足そうに美麗は抱き着くのをやめて共にリビングの主に食事をとる机と移動しながら相手の髪色に似たチサトの頭を撫でながらいつもの代わりのない様子でいて）

ママ！僕もちゃんと出来たよ！褒めて！
(そう言いながらもクイクイと服を引っ張っていて)

チヤ
顔洗ってきたよ~…早くみんなで食べよっか~
(確実に雅の機嫌損ねたと分かったのか微かに声が震えているが子供がいる反面弱々しいところは見せられないため笑顔でそう言って)

美麗「ねぇねぇ、ママ。デザートは？」
（雅の機嫌が悪いことなど露知らず無邪気に問いかけて）

はいはい。チサトも良い子良い子。デザートは食後に出すから安心していいぞ。さ、パパの言う通り皆席についていただきます。するぞー。
（チサトの要望に応えるように優しく撫でながら、美麗の問いかけに応えればぱぁっと花が咲いたような笑顔で美麗は喜び。双子は気づいていないが少しご機嫌は斜めで双子にいつもどおり笑いかけているが愛想笑いの状態であり、チヤに向かってニッコリと目は笑ってない状態で笑いかけて、目は“後で諸々聞くからな”と訴えかけて）

やった！早く食べたい！
(頭を撫でられれば嬉しそうに席に座って待ちきれなかったのか先にいただきます！と言って食べ始めてしまって)


チヤ
…わぁ~…とても美味しそうだなぁ~
いただきます…。
(明らか目が笑ってない雅に気づくとしゅんとしているようで｢ママは…この家でいちばん強いから怖いって…そうゆう意味で言ったんだけどなぁ~…｣と付け足しながら食べ始める。食べると自分が作ったものより断然美味い料理にふと笑顔になって)

美麗「いただきますー！」
（席に着くなり先に食べ始めたチサトとは逆に雅とチヤに合わせる形できちんと手を合わせてから食べ始めて）

はは、そんなに慌てて食べなくてもおかわりはたくさん用意しているから安心していいぞ。
（チヤより年下で身長は低く体格も細めだが獣人故そこら辺の一般的な人間の男より断然強く、さらり家のことを一手に引き受けているため家の中での発言力や地位は一番高く。三人の美味しそうに食べる姿とチヤの付け足された発言にようやく機嫌が直ったのかきちんと目と表情が一致した微笑みを浮かべて）

ママの料理美味しい！
(嬉しそうに食べているが口にいっぱいついていて)


チヤ
チサト…ちゃんと食べな。
(ようやく父親っぽくチサトの口を拭いてあげてるがやはりまだちょっとしょぼくれモードのようでさほど元気はない。父親という立場ではあるが全部雅に任せてるため頭も上がらなくて)

美麗「うん！パパのオムライスよりママのオムライスの方がすごく美味しい！」
（ニコニコと美味しそうかつあまりご飯粒など付着していない食べ方をしながら子供故率直な感想を述べて）

こら、美麗。流石にパパが可哀想だろ？
（己も常々思っていることだが美麗の発言に苦笑気味の表情を浮かべながら美麗の口元についたものを拭いながら優しく注意して「チヤも立派な父親だぞ？少しだけだが家事も育児も手伝ってくれるからな。」と出会ってから随分と年月がたっているため些細なことでも手に取るようにわかりニコリと目を細めて綺麗な表情で微笑みかけて）

さすがに料理の事突かれると何も言えないなぁ…
(しょぼくれモードに追い打ちがきたが雅の言葉でパァァっと笑顔になって｢こ、これからは雅だけじゃなくて俺も家事する！なんだってする！負担をかけないから！｣と雅に言って)

チサト
うぅ~…お腹いっぱい！
美麗の横行く！
(チヤの横でもう食べたのかそう言って美麗の横にちょこんと座る。まだ美玲より小さいチサトが横に座るのは微笑ましい光景で)




(リビングの椅子は長椅子のイメージで書いてます(:3_ヽ)_)

そうしてくれると助かる。期待しているぞ？俺の愛しい旦那さん。
（己の言葉にあっという間に機嫌がよくなりこれまで以上になんでもするという言葉に子供が生まれても相思相愛は変わらず、チヤのことを基本的にはパパ呼びだがきちんと呼び捨てで呼んだり時折旦那さん呼びしたりなど時の場合によって使い分けていて）

美麗「良いよ、おいでおいで！」
（チサトより食べるスピードは遅く、雅の隣で食べていればチサトが来たので明るくニコニコ笑いながら歓迎して。そんな微笑ましい光景を雅はまるで母親のような幸せそうで柔らかい表情で見ていて）

（了解です。ちょこちょこ双子なのに似てる部分があったり似ていない部分があったり差異を出してみました。二人とも子供特有の元気さはあるものの美麗は女の子ですから小さいながら雅の手伝いをしたり雅ににてしっかり者みたいな感じで動かしています。）

おう！…おう？愛しい…唐突になに！？
じゃ、ない！そう！空いた皿も洗うから台所に置いといて

(最初は聞き流すつもりだったが愛しいという言葉に顔を真っ赤にしながらびっくりして慌てるがふぅ~っと深呼吸して元に戻る。自分も食べ終わったのかチサトの皿と自分の皿を台所において)

チサト
美麗~食べるの遅い…早く食べて遊ぼ
(甘えるように相手にもたれかかりながらおもちゃを指さしてそう言って)


(美麗は優しく育ちそうですがチサトは多分思春期来たらかなりグレると勝手に思ってます笑 )

…ふっ、何取り乱しているんだ？お前が俺のことを綺麗や可愛いって褒めているのと同義だぞ。
（不意打ちは心臓に悪い、己自身も体感していることなため顔を真っ赤にし慌ててる相手に悠然と余裕の表情で微笑んで見せれば、相手の言葉に短く相槌を打つと食卓に置かれた空になった皿を重ねてから持つと台所へと運んで）

美麗「待ってよ、もうちょっとで食べ終わるから」
（チサトに甘えるように寄りかかられながらなんとか全て食べ終えて、小さいながらも食器を何枚か重ねて運ぼうとすればそれに気付いた雅が“こら、そんなに積んだら危ないだろ？”と優しい口調で窘めるように注意されながら雅はそのまま美麗の持っていた皿と食卓に残った皿を回収して）

（あー、ありえそうですね笑 ）

うっさい…一緒なものか…これの方が雅にぞっこんなんだ。一つ一つの言葉がかなりの衝撃だし~
(そう言いながらもよし、皿洗いしよと言ってやり始めて)


チサト
早く早く~
(そう言いながらももう椅子から降りておもち箱に向かっていたが途中躓いてしまった。怪我はないが痛かったのかうるうると涙目で)


(身長高くなって耳も自由自在に出せたりもして勉強は出来なくとも…いや雅の遺伝子なら出来るか…かなりガラ悪くなりそう笑 それを美麗がとめそう)

(↑チヤの言葉 これ⇒おれ)