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鬼少佐 2020-01-26 17:57:08 |
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＞念のため、募集要項を再掲しておく。
≪ ふんわり軍隊モノML ≫
！ 百戦錬磨の拗らせ鬼少佐 × 非常に優秀なクーデレ副官 ！
「少佐、今日からこれが君の副官だ。好きに使い給え」
「…必要ありません、総帥」
「そうはいかん。君もいい加減、前任者の殉死から立ち直らねばな。何、これも十二分に優秀だ。多国語を操り交渉術に長け、試験は常にトップスコア。そしてこの美貌だ、お前と並んでも見劣るまい。夜の相手をさせても構わんが、程々にな」
「＿＿。…来い、俺の執務室へ案内する」
「＿＿はい。少佐」
提供：総帥の軽口に歪んだの少佐の眉は、嫌悪を表しているように見えた。しかし腹の底では…？
＞（ 好きにして良いと言ったか？そう言ったのか…？！嫌待て落ち着け俺、先ずは副官の気持ちを考えなければ。直ぐにがっついたら獣同然だろうが…！ ）
募集：総帥の言葉にも少佐の威圧感にも、副官は依然として表情を変えず。しかし心の中では…？
＞（ 夜の相手ってどういう意味？まさかそういう意味…？！嫌々無理無理無理、…でもこの人となら寧ろウェルカムかも…？ちょ、何考えてんの…！ ）
＿＿そう遠くない未来、二人は悟る事になる。これが、最初で最後の一目惚れであると。
！ 提供 ！
少佐 / 男 / 30代 / 見敵必殺の鬼少佐、戦場で上げた功績からスピード出世 / 常にしかめっ面、軍人然とした振る舞い / その実、副官様溺愛 / 社会的体裁を保つのに必死 / 仕事中は心の中で泣きながら副官にすら厳しく当たる / 二人きりになった瞬間不器用ながらも砂糖対応 / 溢れそうになる熱情を理性の力で抑え込んでいるが、副官が可愛すぎると爆発する / 戦闘能力抜群 / 殉死した副官の前任者と何かしら関係有 / 完攻め、稀にS
！ 募集 ！
副官 / 男性 / 20代後半～30代 / 階級は無い、軍の上層部をサポートする特務機関出身 / クーデレ / 恋愛経験ゼロ / その事を秘かに恥じていると尚良し / 凛としているが照れ屋で初心 / 最近は仕事中でも少佐の事がちらつき、そんな自分に「？！」状態 / 無自覚・確信犯問わず少佐を煽る事がある所謂誘い受け / 実戦はからっきし / その分サポート能力に全振り / 受け寄りリバもしくは完受け、稀にM
！ 萌え ！
・少佐はいつもしかめっ面、副官はいつも無表情。平気な顔をしていても、二人とも相手の事が好きすぎて四六時中頭の中グルグルしてる感じに大変萌えます。
・戦場でも何とか少佐の役に立とうと四苦八苦する副官様、大変萌えます。
！ 萎え ！
・低身長、中性的な要素。BLではなくMLですので、それなりに成熟した大人の男性募集です。
・塩対応は完全にNGです。業務上仕方なく、という時は例外ですが、基本ずっと甘々です。
・ロル内でお一人で突っ走る方とは、上手く御相手差し上げられないかもです。
・ずっと敬語は少し寂しいです。仕事中は敬語、二人きりの時はタメ語、なら大丈夫です。
名前：ガウェイン・ヴァーベック［少佐］
年齢：30～33歳
性格：常にしかめっ面、軍人然とした振る舞い / その実、副官様溺愛 / 社会的体裁を保つのに必死 / 仕事中は心の中で泣きながら副官にすら厳しく当たる / 二人きりになった瞬間不器用ながらも砂糖対応 / 溢れそうになる熱情を理性の力で抑え込んでいるが、副官が可愛すぎると爆発する / 戦闘能力抜群 / 殉死した副官の前任者と何かしら関係有 / 完攻め、稀にS
容姿：身長190cm / 男らしく頼りがいのある鍛え上げられた体躯 / 金色の三白眼 / 赤毛、サイドは刈り上げた短髪 / 軍既定の軍服姿が殆ど / 非番の日は無難で小綺麗な恰好 / 身体中に傷跡 / 潰れた左目を黒い眼帯で隠す
備考：見敵必殺の鬼少佐、戦場で上げた功績からスピード出世 / 戦闘能力抜群 / 殉死した副官の前任者と何かしら関係有 / 酒豪 / 愛煙家 / 意外に可愛い物好き / 猫より犬派 / 珈琲より紅茶派
俺のPFを先に乗せておこう、掲載していたものに容姿と備考を少し付け加えただけの簡素なものだがな。加筆修正があれば遠慮なく言ってくれ、少しでもお前好みの男に近付きたい。
お前のPFも待っているが、時間がある時で構わんからな。…無論、早く会いたいは会いたいのだが（ ごにょつきながら目を逸らし ）
名前：エリオット・ルガード［副官］
年齢：27歳
性格：仕事のことばかりの真面目人間 / 仕事以外は疎かになりがち / 怒る、哀しむ等は問題なく表情に出るが笑顔だけはどうにも苦手 / 加えて仕事中は私情を挟まないようにしているため無愛想 / 恋愛経験はゼロであり、恋愛は自分には関係ないものと思っている節有り / そのため己の感情に自覚後もどう振る舞えば良いか分からず右往左往
容姿：身長178cm / 最低限鍛えているもの、やや薄い身体 / すらりとした切れ長の灰色の瞳 / ブルネットの髪を短く整えている / 軍規定の軍服を乱れなく / 非番の日もきっちりとしたシャツにズボンとお堅い印象 / 綺麗系の顔立ち
備考：言われた仕事はしっかりこなす、そんな評判が伝わってか鬼少佐の副官に / 運動能力に問題があるわけではない実践はからっきし / その分サポート能力に全振りしている / 休日も気を抜くと仕事をしているタイプ / その為、娯楽・嗜好品等に人一倍疎い
…貴方は直球な言葉を躊躇わないな、俺もそのように出来れば良いんだが（ ぼそりと嘆き ）その、間違いでないようで良かった。貴方のPFも確認したが、俺からの要望は特に＿＿そうだな、貴方が貴方らしく振る舞っているのであれば、それで良いと思う。
とりあえず募集要項にあったものと貴方のPFを参考に書いたものを提出する。実のところあまり見直しが出来ていない、気に入らないところがあれば指摘してくれ（ 咳払いをしつつ、ぺら、と紙を差し出して ）
不器用なのは自覚済みだ。その分酸いも甘いも直接的な表現になる、歯の浮くような気の利いた台詞は吐けん（ 額に手当てつつ眉間に皺刻み ）
流石、迅速な対応だな。どれ…、（ 紙受け取りじっくりと目を通し ）冷静沈着で一本気、絵に描いたようなクーデレ副官だな。このままでも十分魅力的だが、もう少しその…何だ、甘い要素を性格欄に入れて貰えたら嬉しい。互いに一目惚れからの両片想い、という前提の下、「恋愛は自分には関係ないものと思っている」という部分を、「恋愛は自分には関係ないものと思っていたが、少佐との出会いから恋愛という概念を強く意識し始め、仕事に支障が出る事もある」――この様に変更してもらう事は出来ないだろうか。募集要項にもある通り、今回は糖度高めの甘いやり取りが出来る相手を望んでいる。故に、仕事中に私情は挟まない様に心がけつつも、俺の姿を見れば手が止まってしまう、そんな可愛らしい副官だと尚、嬉しい。
散々我儘を言って済まない、無理強いする心算は無いから難しそうなら言ってくれ。無論、俺も本編が始まれば恐らくお前の予想以上にお前への好意ダダ洩れで接する。だから、お前にも同じ温度感で居て貰えたら幸せだと、そう願っている（ じ、と見つめつつ紙を再度差し出し ）
既に先人が築いてこられた部屋で、ご法度かもしれないが急な声掛けを許して欲しい…。
あまりにも……あまりにも芯に刺さる物語の内容と、何より貴方の人柄に心臓を掴まれてしまった。(伏し目がちにぎゅっと胸元の服を握りしめ)
もしも…貴方がまだここにおられ、副官を所望する気持ちが残っているのなら、不躾な願望ではあるが俺の少佐になって頂けないだろうか？(不安の色が宿る目で見やり)
時が経ちすぎているか……既に事足りているようであれば忘れてくれ。(ピシリと敬礼し)
困らせるつもりはない。
――驚いた。
俺の書斎を訪ねる者など、もう居ないと思っていた。
正直、返事に迷ったのだ。
お前が此処を見つけてくれた事には紛れもなく歓喜したが――同時に俺は、相性の問題で先代の副官に別れを告げた身。お前にもかのように辛い思いをさせるかもしれんと思うと、二つ返事というわけにはいかなかった。
そうして躊躇っていたのだが、言葉尻から滲む謙虚さと、それに負けぬ熱量に、俺の心はまた射抜かれてしまったようだ。
お前の思うよりずっと、俺は不甲斐ない少佐だ。
其れでも良いのなら、このまま下げ進行でお前と新たな物語を紡ぎたい。
以上が俺の素直な返答だ。
最後まで目を通してくれたのならば感謝を。心変わりしたのならば、返事は要らん。
お前の武運長久を心より祈る。
…なッ！？
いや、失礼…コホン、お初にお目に掛かります少佐。
返事は望み薄だと思っていたから…今こうして反応を返してもらえて、俺は驚喜に高鳴る心臓を抑えることに必死だ。とはいえ、前任の副官との別れの傷をまた蒸し返す形になってしまったのかと思うと本当に申し訳ない。
プレッシャーを掛けるわけではないが、俺の目に映った貴方は惚れ惚れする程に魅力的で、声を掛けずにはいられなかったんだ…。
一蹴されることも覚悟で呼び掛けさせてもらった。俺のことも相性をみた上で改めて判断してもらって構わないし、下げ進行のことも勿論、それで異論ない。
今はただ、俺の手を取ろうとしてくれたその気持ちがとても嬉しい。
俺の意志は変わらないぞ。この縁と機会に最大の感謝を込め、少佐、貴方と物語を織り成していきたいと思っている。
……お前の考えは十二分に解った。どうやら俺と同じ想いの様だな。
今のままのお前ともずっと話していたいのだが、その姿を具体的にイメージすべく、PFを提出してもらえると助かる。
>1の募集要項を確認の上、>2の俺のPFを参考に作成してくれ。無論、簡易なもので構わん。
また、俺のPFに加筆修正すべき点があれば遠慮なく言え。
お前の姿に触れられる時を楽しみに待っているぞ。
了解した。準備をするのに少々時間を頂く。
貴方の方は性格・容姿共に非の打ち所がなくて……元々そういう所に引かれたんだ。そのままの貴方がいい。
………俺だって早く貴方に触れたいよ。(ぼそり)
もう少し待っててくれ。
お待たせして申し訳ない。簡素だと思うが、俺のPFを渡しておこう。(シンプルなファイルを書斎のデスクの上に差し出し)
名前：グラン・F(フィルズ)・ハワード［副官］
年齢：29歳
性格： 自身のことより職務優先 / 冷静かつ理論的に考え行動するタイプだが、少佐のこととなると感情が先走ってしまい、自分でも意味が分からない / 色恋には疎く、交際経験もないことを引け目に感じている / 人付き合いの面では不器用で他人からの好意に鈍感 / 実は照れ屋な内面をポーカーフェイスで隠している / 補佐官としての情報収集能力や交渉術は極めて優秀 / 実践はからっきしの為、戦場では思案を巡らし水面下で右往左往
容姿：身長178cm / 細身に見えるも程良く筋肉のついた肢体 / 艶を含んだ切れ長のアイスブルーの瞳 / アッシュグレーのショートヘア (髪質は柔らか) / 軍服は規定通りにきちんと着用 / 私服はシックで落ち着いた物を好んで着ている
備考：鬼の少佐と呼ばれるその方の副官 / 少佐に一目惚れするも、立場上様々な葛藤を抱いており、これは敬愛だと自分の心を丸め込もうと懸命 / 少佐命 / 酒は程々に嗜む。強くはない / タバコは吸わない(吸えない) / 動物全般・可愛い物も好きだがあまり口外はしていない / 本来は珈琲好きだったが、少佐が紅茶派の為それに付き合うようになる / 幽霊などの怪談話が至極苦手
時間の許す時で構わない。確認をしてもらえたら幸いだ。意にそぐわない所があれば追加・修正も厭わないから申し付けてくれ。俺だって、少佐に見合う男になりたいと思っている。
口調もこれが基本の俺だが、募集要項に比べると少し堅苦しい気がするのでもう少し砕けた、というか………可愛げのある口調が良ければそれも善処しよう。
流石は俺の副官、迅速な対応だな。
目を通させてもらった、非の打ち所が無いとはこの事だ。性格も容姿も備考も、悉く愛おしい。
口調に関しても今のままで構わん。普段の語調が硬いからこそ、それが崩れた時の愛らしさが増すというものだ。早く俺の腕にお前を掻き抱いて、その頬が朱に染まるのを見たい。
早速だが物語のスタート地点について、お前が着任してすぐの両片想いから始めるか、周囲には隠しているが既に恋人同士の設定か、どちらが良い？
俺はどちらも美味しく頂ける、お前の意見を聞かせてくれ。
確認して頂けたようで感謝する。そうか……不備な点などないようで安心した。本編中のロル展開でも気に障る表現や見づらさ等があれば遠慮なく言ってくれ。
物語のスタート地点だったな。俺は両片想いの時点から進めていければ嬉しい。貴方さえ良ければだが？早く恋仲になりたくないわけではないが、両片想いという状況も存分に楽しみたいと思っている。
改めて、これからよろしく頼む。ヴァーベック少佐？(肩の力を抜き、幾らか柔らかい表情になり)
意見を聞かせてくれて有難う。
では、下に絡み文を出しておこう。場面の想定としては、お前が俺の副官として着任したその日、初めて共同で参戦する任務…と言った所か。
間延びを防ぐためにも、任務の具体的な中身等は適宜スキップしようと思っている。メインは俺達の甘い逢瀬なのだからな。
――何、捕虜を取られただと？（ 無線機からの報告には思わず眉間に深い溝を寄せ。尋問で情報を搾取される前に捕虜を救出しなければならない。相手は然程難敵ではないものの、油断は禁物。作戦に置いて浮かんでくるのは、あの総帥が優秀と宣った我が新しい副官の顔で。通信を切り無線機を置き、椅子に深く腰掛けたまま背後に控える相手へ振り返り「 聞いたか、ハワード。お前のお手並み拝見といこう 」ファーストネームで呼びたい気持ちを抑え込み、努めて冷静に話し掛けるも、相手の全てがやけに悩ましげに見えて内心胸が高鳴り。"俺は何を考えているんだ、勤務中だぞ…！"と、自分で自分を律する言葉を脳内で叫んで ）
了解した。成る程、合間合間にスキップすることでシーンを切り替えていくということだな。流石手馴れておられる。タイミングは任せて良いのだろうか？此方で出来ることがあれば言ってくれ。
はっ！少佐、如何なる戦略であろうと遂行してみせます！(己が着任して初の少佐との共同任務。現場では無線機を通して電子的な音声が響き、瞬間、その報告に目の前の上官が眉根を寄せ、声を荒げる。どうやら味方側の兵が捕虜に捕られたようだということを理解し、静かに少佐の後ろに控え、ジッと聞き耳を立てることで状況の把握に務め。無線を切った後、苛立った様子のまま椅子に深く腰掛ける少佐の後ろ姿。━━おそらく幾重にも修羅場を潜り抜けてきたであろうその背中には自分との経験の違いが滲んでおり、思わず目が奪われる。一瞬のち、名前を呼ばれれば背筋が痺れ、その鋭い眼光で振り返られればドクンと心臓が跳ね上がり、己の身に潜む甘やかな感情に混乱するも「いやいや、どうしたんだ俺は…」とすぐに緊迫した現状を思い返し。「ヴァーベック少佐、何か策はおありですか？」と捕虜救出に向け動き出す為に気持ちを引き締めて、何食わぬ顔でこれからの指示を問いかけ)
そうだな、今回の絡みでは此方でシーンを切り替えさせて貰おう。それと悪いが、「━━」は「――」に変更して貰えるだろうか？以前それが原因で文字化けが起こった事があるのでな、念には念をという奴だ。もう一点、肉声として発していない心の内の声は、「」以外で括って貰えると助かる。でなければ、本当の台詞かと見紛ってしまうのでな。細かい指摘で申し訳ないが、視認性向上の為にも協力して貰えれば幸いだ。お前の方も、何かあれば遠慮なく言え。それでは、此方は一旦下がるぞ。
……それは冗談か、副官。尋ねる相手を間違えているぞ（ ぐぐ、と眉間に皺を寄せ、椅子に座したまま足を組み。頬杖をつくような姿勢でじっと副官を見据え「 作戦を立案するのが貴様の――否、お前の仕事だろう。斥候2名、工兵5名、衛生兵3名であれば好きに配置して構わん。最前線には俺が立つ 」椅子から立ち上がり、軍服のコートを羽織りながら歯切れよく支持を告げる。" 貴様 "を" お前 "と言い直したのは、二人きりの空間ゆえの甘さか。「 俺が武装を整えるまでに用意しろ。――…、 」平凡な副官相手であれば無茶難題な要求だが、それをさらりと言ってのけるのは、配属されて間もない副官の能力を計る為。武具を置いてあるケースへ歩み寄れば必然的に彼との距離が縮まり、同じ男性とは思えないしなやかな体躯や涼し気な目元に突如言葉を詰まらせ。そのまま数秒じっと見惚れてしまい ）
いや、ご指摘感謝する。貴方のロルを参考にすれば良かったのだが此方の確認不足で申し訳ない。
タメ口に関して、状況が二人きりかどうか分からなかった為、敬語にしてしまったが、二人きりの時は出来るだけ自然体で話し掛けたいと思う。この度は適当な理由をつけさせてもらったが、もし都合が悪ければ後程でも少佐の方から口調に関して条件を提示してもらえたら助かる。手間を掛けることを重ねて謝罪しておく。
お任せ下さ……いや、あー…任せてくれ。兵の配置や人数は貴方が動きやすい最善の策を練ろう。(捕虜の連絡により空気が張っていた為失念していたが、この任につく直前、少佐から提示されたのは二人きりの時に口調は敬語抜きでという意外な条件。少佐が此方のことを"お前"と言い直したことで現状を思い出しはしたものの、上官相手にタメ口で話すなど例のないことにどうしても声色は戸惑いを含んだものになってしまい、思わず喉元に手を当てる。此方の困惑を他所に少佐は堂々たる様子で軍服を翻し、歩んだ先がたまたま近くだっただけなのに"どうしてこの人の一挙一動は絵になるんだ…"と胸の内が揺らめき、指示が聞こえていないわけではないのだが自然と目が離せず、行動が次に移せない。視線が絡んだそのひと時――動きを止めた少佐に、やはりタメ口なんて士気が下がると咎められるのだろうか。はたまた他に気に障ることでもしてしまったか。ただでさえ共同で任に当たるのは初のこと、気を揉むことは山程あるはずと不安が脳裏を過り「ヴァーベック少佐？」と努めて平常と変わらぬ表情で相手の顔を覗き込み声を掛け)
お前の真摯な対応、感謝する。口調についても、どうせ二人きりの時は堅苦しい口調は止せ、と物語中でも申し出る心算だった、その手間が省けただけだ。
お前から描写したい場面が特になければ、次のレスから任務終了後の祝勝会に移ろうと思う。何かあれば言え。
――ガウェインだ。2人の時はそう呼べ（ 何故そんな事を口走ったのか、この時は理解出来ず。それでも彼に名前を呼んで欲しいという衝動を抑える事も出来ず、気恥しさを誤魔化すように手近にあったサーベルを腰のホルダーに荒々しい所作で帯刀し「 …俺はお前の作戦で出陣するんだ。頼むぞ、グラン 」ちゃっかりと呼び名を親しげなものに変えながら、遠回しに自身の命運を貴方に預けている旨を告げ、骨張った手を貴方のしなやかな肩へ添えて。そこから伝わる体温は軍服越しでも熱く感じられ、舞い上がるなと内心で自嘲しつつ出撃準備を進めて ）
そう言って頂けて光栄だ。物語中に貴方がそう伝えようとしてくれていたのに、俺は自分からその機会を奪ってしまったことが惜しまれる…。まぁ、戯れ言だがな。
場面の移行にも異論はない。任せていいだろうか？
少佐がそう望むなら……断る理由などない。不束な副官だと思うがよろしく頼む……ガウェイン少佐。(素っ気ない言い方しか出来ない己が恨めしい。本当の所、二人きりの時という条件付きではあるが、ファーストネームを呼ぶことを許されたことで、自分のことを少しは認めてくれているのだろうかと自惚れてしまいそうになり。浮わついた思考を叱咤し、捕虜救出に向けて作戦を練らなければという時――自分の名が呼ばれ、思わず一時思考が停止する。ファミリーネームではなく、ファーストネームで呼ばれた……只それだけのことなのに、己の名がこれ程までに価値あるものに思えたことはこれまでの人生になかったかもしれない。言い知れぬ感情を噛み締めているのも束の間、激励の言葉と共に少佐の手が自分の肩に置かれ、触れられた部分だけがやけに熱を発しているように感じ。今度は心臓からの血液供給過多で思考が止まりそうになるが、すぐに我に返ると"必ずや……必ずや、この人に傷一つ付けぬ最良の策を立ててやる…！"と決意固く拳を握りしめ)
返事が遅くなって済まない。少々単独の任務に手間取っていた。
以下、任務内容はスキップし後日の祝勝会に場面を飛ばそうと思う。が、異論のある場合は遠慮なく言ってくれ。
――どうした、あまり酒が進んでいないようだが。疲れたか（ 捕虜救出は副官の立案した作戦のお陰で被害0に終わり、本部では祝勝会名目のささやかなパーティーが開かれており。本作戦の功労者として声を掛けられるのにも辟易し、気付けば無意識に副官の姿を探しており。漸く見つけたシルエットへ、シャンパンの注がれたグラスを掲げつつ歩み寄って ）
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