鬼少佐 2020-01-26 17:57:08 |
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了解した。成る程、合間合間にスキップすることでシーンを切り替えていくということだな。流石手馴れておられる。タイミングは任せて良いのだろうか?此方で出来ることがあれば言ってくれ。
はっ!少佐、如何なる戦略であろうと遂行してみせます!(己が着任して初の少佐との共同任務。現場では無線機を通して電子的な音声が響き、瞬間、その報告に目の前の上官が眉根を寄せ、声を荒げる。どうやら味方側の兵が捕虜に捕られたようだということを理解し、静かに少佐の後ろに控え、ジッと聞き耳を立てることで状況の把握に務め。無線を切った後、苛立った様子のまま椅子に深く腰掛ける少佐の後ろ姿。━━おそらく幾重にも修羅場を潜り抜けてきたであろうその背中には自分との経験の違いが滲んでおり、思わず目が奪われる。一瞬のち、名前を呼ばれれば背筋が痺れ、その鋭い眼光で振り返られればドクンと心臓が跳ね上がり、己の身に潜む甘やかな感情に混乱するも「いやいや、どうしたんだ俺は…」とすぐに緊迫した現状を思い返し。「ヴァーベック少佐、何か策はおありですか?」と捕虜救出に向け動き出す為に気持ちを引き締めて、何食わぬ顔でこれからの指示を問いかけ)
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