主 2019-12-25 19:08:58 ID:d0a5d5cac |
通報 |
【夜都ラハウェ - 街外れの廃屋 - /グェルカ/(>>37)】
>ヨシュア
ああ、済まない。俺の名はグェルカだ。
(ヨシュアが自分を励ますような言葉を掛けてくれた事で、気持ちが軽くなった気がした。ヨシュアに素性を開かせと言われると、顔を上げ、失念していたとばかりに名を名乗る。「ギィト…顔見知り…」ヨシュアが発した言葉を復唱する。悪魔信仰のあるラハウェでも耳にする事の無かった悪魔の個体名。それを知っているというのも気になるが、顔見知りとはどういう事か。悪魔に面識のある人間など聞いた事がない。まさか彼女が悪魔か?いや、まさか。頭の中で様々な思案を巡らせていると、今度はヨシュアに質問を投げかけられる。「俺は…」別に隠したい訳でも無く、自分のこれまでの生い立ちを手短に話す。両親を悪魔に奪われた事、悪魔と約束を交わした事、長年訓練を続けて来た事。そして今、悪魔の前に自分は無力だと思い知らされた事。こうして口に出すと、悪魔に傷一つつけられ無かった悔しさが込み上げて来る。「こんな物だ。無駄な事だと笑ってくれて構わない。」と自嘲気味に笑いつつも、悪魔を超えたいという意志を折るつもりは無い様子で)
(/はい、宜しくお願いします。それと、昔語りの部分は長くなりそうなので簡略化させて頂きました。)
トピック検索 |