【近未来】魔を狩りし能力者達【戦闘/ファンタジー/nl】

「俺はなぁ…俺はなっ！　この地獄のような高校生活を円満無事に卒業し、美脚美足巨乳のロリ美少女を嫁にもらって宝くじを当てて仕事引退して、子供と孫とひ孫と玄孫に囲まれたまま百八歳で大往生するってゆーう、壮大かつ輝かしい人生設計があるんだ！　ごんなどごろで死んでたまるくわぁーーーっ！」

「あーもしもし、そこのふくらはぎの素敵なお嬢さん、ちょっと30秒ほど目をつむってもらえんませんかね？　すぐにすみますんで、ぐふふふ…（ルパンダイブ！）」

《名前》平野梵（ひらのぼん）
《性別》男性
《所属校》平進高校
《学年及び年齢》高校3年　17歳
《ランク》S級第七位

《武器》木刀『万事如意』
カテゴリー5の魔物「黄金の世界樹」から切り取った枝で作られた木刀。持ち主の生命力を吸い取り、強度や形を変える能力を持つ。
それが平野の無尽蔵に近い闘気と組み合わさることによって、タングステン鋼を紙のごとく切り裂く魔剣と化す。
しかし後述の強化能力を発揮しない時は、普通の木刀と変わらず、あっさり折れたりすることもある。（再生能力があるため特に困らないが）

《能力》通称、金剛羅刹力。生物の根源的なエネルギー「気」を使った身体の強化。これ自体は非常にありふれた能力だが、羅刹力の特異なところは、発動条件と倍率にある。
通常の平野の戦闘力は良くてもちょっと強い『ランクC』程度。しかし肉体が傷を負い、生命の危機に立たされた時、当方もない量の闘気が湧き出しスピードやパワー、タフネスが爆発的に上昇する。増強された身体はさらなる苦痛と負傷を許容し、このダメージとパワーアップの循環の果てにS級でも最高クラスの身体能力を獲得することになる。
強大な能力だが、反面弱点や欠点も多い。

弱点その1、持続力がない。
能力で強化されるのは戦闘力のみ。平野は並外れた回復力の持ち主だが、戦闘中に見る見る傷が塞がるわけではない。強くなればなるほど傷は深くなり、最大強化時にはほぼ瀕死の状態で、ほんの数分で仮死状態に陥り、動けなくなる。
弱点その2、瞬発力がない。
強化は徐々に行われるため、まだ十分にパワーアップしてない段階で致命傷を追ったり、行動不能になったら、そこでおしまいである。
弱点その3、応用力がない。
最大の弱点。いくら強くなろうが、所詮は個人の白兵戦闘力。搦手を使う敵、空を飛ぶ敵や水に潜る敵等はスタイルが噛み合わず、実力を発揮することができない。
Sランクの1位と互角に戦えたと言うのも、相手が何も知らずに足を止めて真面の殴り合いに付き合ってくれたおかげ。

《主な技》
平野神影流。柳生新陰流の流れをくむ実戦剣術。しかしあくまで人が人を斬るための技術であり、超人が魔物退治をするのには向いていない。

《二つ名》無刃刀

《性格》
勇なし、根性なし、甲斐性無しの三重苦。臆病者で死ぬことや痛いことが大嫌い。政府からの魔物退治の依頼も、勝手な解釈をしては可能な限り回避して、他の能力者に押し付けようとする。
その一方、心の底では他のSランクと違って意気地のない自分に強い劣等感があり、努力を惜しまない者たちに対して崇拝に近い尊敬の念を抱いている。
どうでもいい話であるが、足フェチで足首のきれいな女の子が大好きである。胸よりも尻よりも足！

《容姿》
身長175cm、体重80kg。着痩せする質だが、木刀の素振りだけは怠っていないため、脱げばそれなりに筋肉質。
ぼさぼさのざんばら髪に無精髭。よれよれのジャージに便所サンダル。だらしない格好のせいで5歳ぐらい歳上に見える。

《備考》
エリート自衛官の息子として生まれ、本人もいずれ父のように国を守る男になりたいと思っていた。しかし憧れていた父親が魔物との戦いで命を落としたことを切っ掛けに心が折れ、武帝学園の試験にも落ちてしまう。
当初はランクDの能力者のふりをして、ぬくぬく給付金を受け取りながら、余生を送るつもりだった。だが同じ平進の女の子の生命の危機に立ち会い、ついに隠していた能力を露わにする。この時カテゴリー0の吸血鬼を単独撃破し、増援としてやってきたSランク一位とも（お互いに魔物だと勘違いして）互角に戦っため、強制的にSランクに昇級することになった。
出世した後もまともに任務もこなさずに能力者の義務から逃げ回り、政府を困らせている。うんざりした担当者たちの間では、能力者と言うより、魔物の近くに落とす凄い爆弾みたいな扱いをされている。

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(/投稿遅くなって申し訳ありません！　PFを提出しましたので、ご確認お願いします。それから能力と備考の欄で一部、ランク1位様と絡んでいるのですが、大丈夫でしょうか？)