ミステリー少年 2019-10-09 14:00:08 |
通報 |
ではありさちゃん、とお呼びしても?可愛らしい名前で素敵ですね。私のことも呼び捨てで構いません。謎の邸に集う者同士ですから。わざわざメモまで…几帳面なんですね。ええと掲示板では【Lullaby】だったような
(ペンを走らせる音を聴きながら手探りで椅子に腰をおろし、訪問者を待ち構えていたように何かと人の手の加えられた跡が点在する館に密かに微笑み。相手は声質の感じからして十代半ばから二十代前程か、彼女が此処を訪れた理由に関心を示しつつ掲示板上の偽名を伝え)
灯台もと暗しとも言うし、もう一度見直してみよう。工具箱や棚の裏に隠れたりはしていないかな?
それと海堂くん、怖いなら俺と世名城くんの真ん中にはいるかい。
(世名城の言葉に余裕のある調子で答え、調べている方向に視線を向ける。海堂の様子にも気づいたようで、さりげなく後退して)
あー、なるほどねえ
(百原の助言を聞いて,工具箱をずらし棚の後ろを小さな台に乗りながら見てみると白の基盤に黒いスイッチが沢山ついている物を見つけてそれを照らし出すとON・OFFと上下にかかれたブレーカーと思わしき物を見つけてはONの方へスイッチを動かすとバチンと重々しい大きな音がして一気に部屋が明るくなった。眩しいと感じ目を細めるも嬉しそうに親指を立て自信ありげに「ついたね」と二人に話し掛けて)
ハハハ、ナイスだよ、世名城くん。お手柄だ。
……しかし、本当に電気が通っていたとはね。いよいよ本気で誰かが住み着いていた可能性が出てきたぞ。
(一気に明るくなった室内にまばたきを三度。やがて視界に飛び込んできた世名城の得意気な様子に、少年らしさを感じて微笑み、ぱちぱちと拍手する。しかし、電気がついたことには驚いたらしく、二人に聞こえない程度に独り言を漏らし)
うわっ!・・・ってよかったぁ。
(いきなり点いた明かりに驚いてしばらくその場にうずくまっていたが落ち着くとそれが電灯の明かりだということに気づき安堵の表情を浮かべ)
ありがとっ。じゃあ、歌夜りんって呼ぶね。ん~メモ帳はちょっと事情があってね、私はあんまり記憶力いい方じゃないからちゃんとメモっとかないと皆忘れちゃって困るから。歌夜りんは目が見えないっぽい?でも掲示板でのやり取りはでき…きゃっ!
(椅子に座ったまま側に腰を下ろした天古歌夜に親しみを込めて話し、その最中に突如点いた電灯の明るさに目が眩んで叫び声を上げ)
びっくりした~、急に明るくなんないでよもー。ごめんね
(愚痴と共に目を細く開けて光に慣らしながら、話が途中になってしまったことと声を上げてしまったことを謝り)
此処だけの付き合いだからと気にかけない人もいるかもしれません。そんな中でのあなたの行為は本当に立派です、ありさちゃん。私のアカウントは実は複数人で共有しているので書き込んでいるのは…どうかされましたか?
(新しい呼び名が嬉しくて緩む頬を引き締めようともせず、律儀な少女を好ましく思いゆっくり頷き。実際に掲示板に文字を打つ別人が存在している旨を話そうかというタイミングで上がった驚きの声に肩を震わせ何事かと尋ね)
ああ…ブレーカーが見つかったのですね。水道もガスも通じている可能性が出てきましたね
(驚きの理由が悪いものではなかった事に安堵して気にしないでと片手あげ。少なくとも館が最低限の人の手が入っている点は確実なものとなった今、皮肉めいた言葉を残し)
いやいや,僕はスイッチをONにしただけだよ
(拍手までされて照れくさそうにそう否定するも満更でもない様子で鼻の下を人差し指で擦ればニヤニヤと口角をひくつかせ,また先陣を切り先程いた玄関の方へ大股で歩いて行き)みんなーついたよー!明かりが付いたところで皆でミステリー愛について語り合おうじゃないかー(愉快に大声でそう言うと褒めてほしいのが丸見えだった。ふと思い出したように先程撮影した風景画とカメラの写真を見比べて)
意外と早かったわね。あの調子じゃもう少し掛かるかと思ってたけど……(急に明るくなった為、眩しさに目を眇めつつ、先程騒ぎながら部屋を出ていったメンバー達の様子から部屋の灯りが点くまでもう少し時間が掛かると思っていただけに意外そうに呟き)
──その可能性は十分有り得るかもしれないわね。(椅子に座る二人の少女のうち、天古と名乗った少女の言葉を耳にすればそう声に出し)
・・・フーッ。何事もなくてよかった。
(深く息をはくととりあえず前を歩いていった世名城の後についていきながら屋敷の内装を見渡す。やはりどう見ても誰かが定期的に手入れをしているようにしか見えない。そう考えると少しゾッとして)
そうだねー、電気が点くってことは水道もガスも……最近まで人が住んでてみんなそのままだとしたら通ってるはずだよね。
(天古歌夜・東雲櫻子の発言に合わせ、その原因を考えて、微かに感じる不安を消してくれるものであることを願って)
複数人で共有か~いいね、歌夜りんのそれ、面白そうっ!…っと、世名城君がやたら得意気な顔してるよ。世名城君ご苦労様~、探す時に怪我とかしなかった?
(ふいに天古歌夜との点灯前の話に戻ろうとしたところで、ひと仕事終えた世名城吉彦が元気良くやって来たため、くすりと微笑んでから労いの言葉をかけ)
(/39の2日間不在?について把握です)
(/了解です。死体見つけますね)
……?あれ、?
(明るくなった室内を物珍しそうにながめ、歩き回っていると、階段の踊り場付近にある椅子の上の女性に気づく。あんな女性はいなかったはずだ。眠っているのだろうか、もしかするとこの家の主人かもしれないと近づき、女性が微動だにしないことに気づいて顔を蒼白にし)
……!大変なことになったかもしれない!みんな、集まってくれ!
…え、何?何なの…?
(急な呼び声にただ事ではないことを感じ、戸惑いながらも階上の踊り場に向けて歩を進めて)
ひぅっ!……こ…この女の人…もしかして……
(椅子にもたれて動かぬブロンドヘアの女性を目の当たりにし、百原光の蒼白な顔から如何なる状態であるかを悟り、声を上げることもできず息を呑み言葉が続かず)
どうかしました?ってこれって・・・。
(百原の声が聞こえノロノロと歩きながら階段の踊り場に来ると同時にブロンドヘアの女性の死体を発見しあまりの衝撃に次の言葉が出せずにいて)
(/ありがとうございます。)
…どうしたんですー?幽霊ー?
(二人の声に驚き一瞬体を震わせたら何事かと思いつつも呑気にそんなことを言いながら彼らの方に近づくと途中で椅子に座った見知らぬ人物を見付けて焦りで額には汗が噴き出して顳?をつたわり顎から床に溢れ落ちた。自分の確認不足で廃墟かと思っていたが不法侵入のような事になって訴えられでもしたら自分の人生が詰むからである。気が遠くなり上手く体が動かせないがぎこちない歩みで階段を登っていくと何やら異様な雰囲気に圧倒され言葉をつまらせて)
あるいは何かしら意図があって管理されているのか。日々のお食事はどうされているのでしょうね。もうお一人のあなたのお名前を教えて下さい
(片手の人差し指と中指を人中に当て考え込むように首を傾げ。しかし前もってミステリーファンが集まる事を把握しているのならば主催者は何か知っているのではないか、浮かぶ疑問を一旦隅に置き新たに聞こえた大人の色香を漂わせる声音の持ち主へ顔を向け)
お帰りなさい、お疲れ様でした。───何かありましたか?
(戻ってくる足音と賑やかな声が耳に届けば軽く会釈。ところがただならぬ様子に急変した空気を察し、杖を頼りに階段側へ向かい一人置き去りにされたように尋ね)
ああ、私は──って、今度は一体どうしたって言うのよ?(少女に名を問われ答えようとしたものの、百原の皆を呼ぶ声に反応しそちらへ向かえば女性の姿が目に入り)
ちょっと、退いてちょうだい。(硬直する面々を押し退けるように前へ出ると女性へと近付き、その生死を確認するように頸動脈に指を当て)
歌夜りん…人が……金髪の…外国人ぽい女の人が……
(東雲櫻子が前へ出てから、踊り場を降り天古歌夜におののく体を当てれば震える声で囁き)
(少女の慄く声で与り知った非常事態に一瞬の頭痛が生じ唇を結び。片手で彼女の手を探り当て柔く握ると暫しの間感情の揺れに寄り添い。死亡確認をしてくれている誰かの背に向かって落ち着いた声が詳細を知るべしと脳内で囁かれるがまま声で表して)
お手数ですがご遺体の特徴や様子を教えていただけますか、可能な限り詳しく。ありさちゃん、辛ければ椅子に座っていて下さって大丈夫です
トピック検索 |