ミステリー同好会

──あら、先客？てっきり、一番乗りだと思ったのに、残念。(静かな場所に不釣り合いな真っ赤なスポーツカーがエンジン音を轟かせ邸の前に滑り込んできた。既に車が一台停まっているのに気付くと、運転手は赤い唇を尖らせて呟く)


(/初めまして、ミステリーという題材に興味をそそられ書かせて頂きました。問題ないようなら参加を希望したいのですが、ご検討よろしくお願いします。)

（建物の死角から、ゆっくりと歩いて来ながら）

やぁ、お嬢さん。なにも車だけが先客じゃないぜ。歩きの客だっているかもしれないだろ。たとえこんな森の奥でもね。
それにしても美人なお嬢さんだ｡どうだい､この会が終わったあとも、ミステリについて語り合わないか？

（冗談のようだが馴れ馴れしく、キザったらしい笑みを浮かべる。しかし車内の少年に気づいたらしく）

なんだ……少年もいたのか。口説き文句をとられてしまいそうだな、これ以上はやめておこう｡
（少年にウインクして）


（/はじめまして。ミステリときいて飛び付きました。ミスなどあるかと思いますが、特に大きな問題がなければ、参加を希望したいと思います｡よろしくお願いします）

あ！どうも宜しく…！
（人に話し掛けられたことに気付き慌てた様子でエンジンを止めると自動的に車内に搭載されたラジオも止まった。ウインクされると少し動揺したようで口角を不自然にひきつらせる。外に出てはコートのボタンを締めながら挨拶をし笑みをこぼし、距離を縮めようと積極的に手を差し出し握手を求め）

（/遅れてごめんなさい。お二方是非宜しくお願いいたたします！差し出がましいようですが私初心者ですので良かったら背後も交えて物語を進行いたしませんか？これからの展開を一緒に考えられたら良いかなと思いまして…物語の雰囲気を重視される場合勿論背後を最低限にすることも可能です。お返事お待ちしております）

こ、ここですよね・・・ラブミステリーのオフ会の場所って・・・。
(リュックサックを背負いながら地図を持って道を歩いているとオフ会の場所に指定されたらしき建物と人影を発見。しばらく様子を伺っていたが意を決して集まっている者に近づいていき勇気を出して尋ね)
(／はじめまして。素敵な設定に惹かれて参りました。参加したいのですがよろしいでしょうか？ご検討よろしくお願いします。)

──貴方のように、かしら？
ふふっ、素敵なお誘いだけど私そんなに軽くはないの。
(車のドアに寄りかかり腕組みをしたまま相手を横目で見遣り)

ねえ、キミも参加者…なのよね？
(少年を頭の先から爪先まで無遠慮に見つめ)


(/参加許可ありがとうございます。こちらもお話ししながら進めていくのでも大丈夫です。)

ハハハ､フラレたな。……でも､あなたの名前を聞く程度じゃ怒ったりはしないでしょうね？
（肩をすくめ、ニヤリと笑いながら）　　　　

……ふむ｡少年、君も参加者だったのか。この家のあるじかと思ったよ、なんてね。
（差し出された手をためらいなく握り）

おや？あなたも参加者かい。
（新たな人影に振り向いて）

（/参加許可感謝します。こちらもそれで問題ありません。よろしくお願いします！）

──お、もう集まってんな。会えて光栄だぜミステリージャンキー達。
(二台の車の横に並ぶようバイクを停め、ヘルメットを脱ぐと先に来ていた四人の顔触れを眺め)
で、廃墟ってのがアレな。なかなか面白そうじゃん、もう中は見たのか？
(額に手を翳し、目の前に聳える邸を見上げ)

(／はじめまして。楽しそうな雰囲気につられて参りました！良ければお仲間に加えて頂きたいです、ご検討お願い致します。)

おおー、五人も集まりましたね！だんだんとそれっぽくなってきた感じ？
（新たに加わる二人を見て意気揚々とし興奮した様子で言う。すると"少年"と呼ばれなんだか子供扱いされたように感じたようで自己紹介を始め）
僕も参加者です。名前は"よなしろよしひこ（世名城吉彦）"って言います！掲示板では"ヨッシー"って名前だったけど…でも本名で呼んでくださいね！
（オタク特有の早口で言い終えるもヨッシーという名前に少し照れを覚えたようで本名で呼ぶように付け加えて）
改めて、宜しくお願いいたします。
（育ちの良さそうな無邪気な笑顔と丁寧な言葉使い、高級感のあるグレーのコートと革靴と一張羅のスーツで揃えた、いかにもお坊っちゃまという印象だろうが全く印象通りの人間である。ぼんぼんの温室育ちであるため人間界の厳しさや邪気にあまり触れたこともなく、見知らぬ人と見知らぬ場所に集まるという行動にスリルを覚えているようで）

（/お二方宜しくです！皆さん自己紹介ついでに容姿の説明もお願いします。）

ほうほう､君はよなしろくんと言うんだね。世名城……確か以前沖縄に行ったときに見かけた名字だな。仕事柄移動が多くてね。
（品のよい少年の様子をほほえましく思ったようで､目を細めて見守り、周囲を見渡して）

俺は百原光（ももはらひかる）だよ。百の原に光と書くんだ。掲示板では時計と名乗っていたな。
あらためて､よろしく。
（180は超えているだろう長身だが､どちらかと言うと細身。終始軟派な笑みを浮かべており、身を固めているのは燕尾服。歩いてきたようだが､その服装に汚れはみられず）

やーっと見つけた～、こんにちは。あーもう、こんな森の奥だなんて聞いてなかったのに～
（森の木の間から現れ会釈の後にグチりながら汚れた衣服を払い）
あ、自己紹介してる感じ？世名城君、光さんよろしく～。えっと、私は”さんじょうありさ（三条ありさ）”です、よろしくお願いしまーす。掲示板の”ミル”の代わりに来ました～。
（ふわりとした柔らかそうなパーカーにイヤーマフを身に付けたラフな格好の一般女子高生な風貌の少女。ちょっと気だるそうに）

(/こんばんは、参加希望です。宜しければお願い致します。)

あんどうしのぶ(安東忍)だ。しのぶは忍者のニン、そんでハンネは「はっとり」。
(バイクから降り、周りに続いて自己紹介を始める。パサパサの金髪に眉毛の剃り込み、いっそグロテスクなほど大量のピアスで飾られた両耳など出で立ちこそ見るからに不良だが、実は隠れたミステリー小説オタクであり)
ちなみに昨日発売の〇〇先生の最新作は完徹で読み切ってやった。だから今すげえ眠い。
(ドヤ顔で告げるが目の下の隈が酷い。だるだるのナイロンジャケットのポケットを漁り、眠気覚ましのため煙草を取り出し火を点けて)
ヨッシーも時計サンも、なんかイメージ通りなカンジだわ。ミルの代わり…って事は本人じゃねーってコト？
(先に名乗った二人を順に眺めつつ、次いで少女の方へ視線を遣り)

(/参加許可ありがとうございます。よろしくお願い致します！)

後れ馳せながら、私も自己紹介しておくわね。

(彼女の出で立ちは白のニットに膝丈の黒のタイトスカート、足元はピンヒールブーツで明らかに歩き回る事を想定していない格好をしている。
艶然と微笑み片手で緩くパーマのかかった髪を掻き上げる仕草は自分の容姿に絶対の自信が窺え)

私は、しののめさくらこ【東雲櫻子】。東雲は、東の雲って書くの。掲示板では、『blossom』と名乗ってたわ。まあ、ヨロシクね。(そう言って、集まったメンバーをぐるりと見回し)

此処で大丈夫、ありがとう帰り道には気を付けてね。確か雨の予報が出ていたから。──よい、しょ。声のする方へ真っ直ぐ、真っ直ぐ
(屋敷付近にて止まった一台のクラシカルな車の中、運転手へ労いと感謝を述べ後部座席のドアをゆっくり押し開き。どうやら盲目であるらしく前方を慎重に杖で探りつつ、集まった面々の声を頼りに牛歩と言って間違いないスピードにて適切と思われる位置へ歩みを進め)
初めまして。ラブミステリー館にお集まりの皆さんで間違いありませんか。今日もとても冷えますね
(一見すると13歳から15歳辺りと思われるような小柄な身体にポシェット一つ提げ、寒さで紅潮した頬を緩やかに引き上げて声を掛け。寒いという言葉通り透かし編みのケープに覆われた上半身を小さく縮め白濁した息を吐き)

(／お邪魔します、ミステリ好きの一人として是非参加したく訪問しました！どうぞ宜しくお願いします。)

世名城君、光さんに安東さんね…
（自分の自己紹介をした後にポケットのメモ帳を取り出し、サラサラと筆記して）
あ～、はい。ちょっと本人はどうしても来れない事情があって～でもオフ会の雰囲気を知りたいって言うから代わりに来ましたー。私はあんまりミステリーとか知らないんですけどお邪魔はしませんからお願いしまーす。
（安東忍の問いかけに対し甘えた仕草で応えて）
（それから東雲櫻子の自己紹介においてもメモ帳にペンを走らせ、新たな到着者を確認して）

(/許可待ちですが、質疑もありますし投稿致します)

ぼ、僕は海堂守(かいどうまもる)です。け、掲示板ではパンと名乗っていました。よ、よろしくお願いします。(おどおどしながらも皆がしたように自分も自己紹介をして深々とお辞儀する。白いニット帽に白のジャンパー、白のシューズと全身白ずくめ。そして身長はかなり低い。そんな小さな体に不似合いなもしかしたら持ってる本人よりも大きいのではないかというリュックサックを背負っていて)
(／No.4の者です。参加許可ありがとうございます。これからどうぞよろしくお願いいたします。)

（/参加許可します。宜しくです。そろそろ邸の中に入っちゃいます？参加者をここらで締め切るか後から入りたい人の途中参加をありにするかで悩んでるんですがね、どうします？）

そうそう！僕、両親が沖縄人なんです。でも全然沖縄顔じゃないでしょう？（百原の語り口に親しみやすさと好感を覚え嬉しそうに笑い混じりにそう答え、新たに加わる人々の方に振り返り"どうも"と一礼すると彼らの自己紹介を時折頷きながら聞き）記憶力ないからなあ、名前ちゃんと覚えられるだろうか…。。（一通り聞き終えれば顎を触り、独り言のように不安を吐露し、視線だけでまわりを見渡して）

(/許可ありがとうございます。よろしくお願い致します。参加者募集・締切については自分の好みは常にオープンのいつでも歓迎のものです。どちらでも構わないですが。邸は入っちゃってもいいと思います。一意見として)

ふむふむ海堂君ね…白の…と……もうちょっと予習しとくべきだったかな。
（海堂守の自己紹介を聞いた際に記入しつつペンで少し頭をこすり）
あ、そっちのあなたは何て名前なの？
（No.13に向けて気兼ねない物言いで言葉を発し）

（/了解いたしました。）

みんな、そろそろ寒くなってきたしさ入ろうよ。自己紹介してない人は中でね。（そろそろ日も沈んで来たところである。森の中であるため肌寒くなってきたのだがそんなことより中に入ってみたいという好奇心が止まらない様子で指差しながら正面玄関の方へ皆を誘い）

は、はい！
(世名城に誘われるがままお辞儀をした際に少しずれてしまったニット帽を直し、深呼吸を一回してから正面玄関の方へゆっくりと歩きだし)

それにしても立派な邸だよね。
（前を行く人に着いて邸へと歩きながらメモ帳にシャカシャカ記しつつ呟き）