異世界転生録(百合)

ふふ、私も好きですよ朱莉ちゃん。でもそんなに遅くなったら私は殴れないよ？(にこやかに笑いながら開始位置からは動かず相手の腕の反応を悪くするために腕縛りを二回唱えれば嫌選調襲を使うように集中して)

私はサヤカを殴るつもりはないからね…『火の粉よ、集え、鬼火』
(相手が自分の弱点を探してる間に盾を構えた状態で額に生えた二本の角の先から小さな火種が集まりサッカーボール程の火球を作り出すと相手の足元近くに放てば、相手には当たらない様にわざと外せばメラメラと火球は燃え広がって)

それじゃあいくよ(弱点ー鎧の継ぎ目と見定めれば効果倍率を引き上げ足下で燃え広がる火に怯えながら魔法耐性で突破しその一点を狙い刃を突き立てようとして)

え？そんなすんなり…参りました
(まさか相手がすんなり炎の中を突破してくるとは思ってなかったので驚きながらも刃を突きつけられれば降参して「負けたからにはサヤカの好きにしても良いよ？」と相手の耳元で囁いて)

あちち、一応ちょっとだけど魔法耐性あるからね。物理で来てたらわからなかったよ……す、好きにってなんの事かな？(ローブの煤を払いながら少し火傷をおっているため痛みを訴えれば相手の耳元での囁きにわたふたとして/なんか確定みたいな形になってしまい申し訳ありません)

良いなぁ、魔法耐性、私は物理特化だから魔法とか呪いとかすぐ受けちゃうからなぁ
(相手の話を聞いて自分の敗因に頭を悩ませながらも訓練を終えて「さてと、これからどうしよっか？クエストでも受けに行く？」と相手にこの後の予定を尋ねて)

私は物理耐性がうらやましいけどね。そうだね。今日もクエスト頑張ろうか(相手に口を尖らせながらそう言うと今日もクエストを受けることに同意して)

う?ん？今日はどの依頼にしようか？
(先日に銅ランクの依頼を受けたばかりなので、新しい依頼はあまり増えておらず、相手とどの依頼にしようかと話し合っていて)

銅ランクの依頼書一覧
「土木工事」
「新薬実験」
「行商人護衛」
「盗賊討伐」
「警備」
「魔物討伐」

今回は護衛とかしてみようか。いろんなのを受けるのも経験だよね(相手と相談しながらなんとなく気になった依頼を指差せばどうかなと相手に確認をとり)

何々？行商人の護衛でドランの町から東に向かった港町ワダツミまでの旅路。片道の護衛だけで銀貨5枚、往復の護衛だと金貨1枚だって…ただし、旅費や食料などは自費で片道馬車で3日だってさ
(依頼書を眺めながら相手に説明すると、旅支度が必要な為、直ぐには受けられない事を相手に説明すると「依頼を受けるならギルドに申請した2日後にドランの入り口に集合だってさ、どうする？」と相手に伝えて)

受けてみようよ。他の町も見れるみたいだし(相手の説明を聞けばちょっとした旅行だねと楽しげに笑いながら)

そうだね、今日と明日は護衛任務の旅仕度しないとね。お金も少しあるからこの後、買い物行く？
(相手が受けるというので受付で依頼を受けると2日後の朝には出発する為、旅仕度をしようと相手に伝えると「新婚旅行？」と相手に抱きついては耳元で囁いて)

いろいろ買わなくちゃいけないから賛成。海辺なんてそれらしいしね(相手の意見に賛成すれば耳元で囁かれた言葉に顔を赤くするもこちらも珍しく乗り気なのか海だよと笑えば自分からキスをして)

いちおうお仕事だけどね、先ずは何のお店に行こうか？
(相手からキスされれば楽しそうに笑うものの一応仕事で行くのだと頭を横に振りながらどの店に行こうかと相手に尋ねて)

魔法道具屋
鍛冶屋
武器屋
防具屋
酒場
市場

魔法道具屋かな。いままでとは形が違う依頼なんだし(仕事だと言われればもちろんと苦笑しいままでの自分と相手だけで完結しない依頼に準備を怠らぬようにと答え)

了解、魔法道具屋さんに行こうか？
(相手を連れてラミアの女性が経営している魔法道具屋へと向かえば「い、いらっしゃい…どんな魔法道具をお探しかしら？」とラミアの店主はサヤカを囲うように接客をして)

侵入禁止とかバリアーとかそんな感じの使い捨てアイテムとかないですかね？(店主に接客されれば私だけ？と少し引きながら今回の任務にあたり自分がほしいものを少し引きながら伝えて)

「ふっふっふ、そっちの子よりあなたの方がなかなかの魔力を感じます、バリ？なんとかは分かりませんが、一時的な結界を張る道具でしたらございますよ？」
(店主は不敵な笑みを浮かべて接客をするのを見て「なるほどなぁ、そりゃ重戦士の私より呪術師のサヤカの方が興味いくわなぁ」と納得しながらもサヤカの間に割って入ってあげると店主は奥の棚から「こちら、結界の魔法陣が描かれた巻物です、使用回数は一度きり、結界の効果は三分程、金貨一枚ですが、どうでしょうか？」と巻物の説明をして)

あ、じゃあひとつお願いします(これを買うと今回の依頼と収支を考えると厳しいものがあるが今回は経験を第一に考えているため割りきって購入を決定すれば相手にありがとうと礼をいって)

「ふっふっふ、お買い上げありがとうございます。あとはこちらの商品達もサービスで付けておきますね?」
(相手が購入を決めると店主はガッツポーズを取りながらぼそりと小声で久し振りに売れたと呟いており、色の違ったポーションっぽい液体の入った小瓶を数本を巻物と一緒に小汚い麻袋にしまうと麻袋自体も魔法道具なのかしまった道具が消えてしまって)