異世界転生録(百合)

だ、大丈夫？(相手の切れた尻尾を見つめればそれを懐に回収すると再び熊と対峙する相手を援護するために今度は熊に向かい弱点を調べようとして/相方の危機の為嫌選調襲の倍率アップが無意識下で発動します)

なんとかね！！サヤカ！！弱点分かった！？
(相手の動きが遅くなり攻撃力も弱体化してきたので隙をついて熊の腕を一本切り落としながら相手に尋ねて)
(/了解です)

……鼻だ。鼻だよ朱莉ちゃん。呪う、汝の腕を縛れ(どうやら鼻が弱点だとわかれば相手に伝えるも中心の鼻は狙いづらいと思い思いつきで足を縛れるなら腕も縛れるのでは？と考えダメもとで唱えてみて)

鼻ね！？せいやぁあああ！！
(サヤカに鼻が急所だと言われれば剣を鼻目掛けて突き刺すと熊の3本腕の動きが遅くなり見事に鼻を貫くと熊は怯んで逃げようとし、背中を向けたので「逃すかあああ！！」と背中めがけて何回も剣を突き刺し暫くしてようやく熊は倒れ生き絶えたのを見て「サヤカ大物仕留めたよ！！」と叫ぶと脳内に『一定の経験値が貯まりました。新しいスキルを習得してください』と3回同じ声が二人に響いて)

(/お好きな新スキルを三つどうぞ)

よ、よかったぁ。朱莉ちゃん大丈夫？痛いとこない？(上ずった声を出しながら相手に近寄れば吹き飛ばされた事を心配してあたふたと駆け寄り抱きついて)

｢腕縛りの呪い｣
相手の腕の稼働性を下げる
｢魔法耐性Ⅰ｣
魔法に対する耐性を少しあげる
｢状態異常耐性Ⅰ｣
状態異常に対する耐性を少しあげる

｢嫌選調襲｣
相手の弱点、急所を見極める。急所、弱点ダメージを2倍する(実質4倍ダメージ)

ん?…なんか頭の中に変な声が聞こえたような…？うん、尻尾が取れたこと以外は全然平気だよ？
(抱きつく相手に口付けしながら尻尾が無くなった事以外は特に何事もない事を報告すると「なんか、熊倒したら強くなった気がする」と相手に伝えて)

「筋力上昇」
自身の筋力が少し上昇する。
「鬼火」
火の玉を出せる。最大の大きさは今のところサッカーボールくらいまでで、1日数発しか打てない。
「鬼神の加護」
他者に鬼の加護を与える。効果はランダム。
「突然変異」
一定の経験値や条件を満たすと進化、強化、変化のいずれかが起きるスキル。身体の一部、一時的な変化も起こる。

あっそれ聞こえるの私だけじゃないんだ。(大丈夫みたいでよかったと安堵するとおそらく自分も強くなったようで私もちょっと強くなったかもと嬉しそうにいって)

さやかぁ、今日はもうギルド戻ろう？
(薬草と狩猟のクエストをここまでにしてギルドにはこぼうとつたえると「この森、ダンジョンじゃないから熊も運ばないとね」と熊を引きずりながらギルドまで運び終えるとギルドの受付嬢から「今回のクエスト報酬は銀貨6枚と銅貨5枚です」と結構な大金を手渡されて)

この熊が結構高かったんだろうね。(熊を引きずり町に戻ってくれば意外と高くついたことに満足しながらホクホクとした様子で報酬を受け取り)

「お二人には森の主を倒した功績を称えて銀ランクへの昇格も可能ですが、どうなさいますか？」
(受付嬢が説明するには森の主クラスの魔物を倒せるほどの冒険者は銀ランクへの昇格も可能だと説明して「その際にはお二人には新しい職業と二つ名、冒険者コンビとして活動する際のチーム名を登録して欲しいのですが？」と伝えられると「サヤカ、昇格だってぇどうする？」と相手に伝えて)

銀ランクの特権。
職業を合計２つまで習得することが可能。
または上級職へクラスチェンジも可能。
２つ名やチーム名は其々冒険者としての格を上げる為の物でチームとしてランクが上がると他所のギルドにも名が通るようになったり、色々とお得になる。
(別に今すぐではなく、ギルドに来ればいつでも申請可能、申請しますか？)

どうしようか？まだ少し早い気はするんだけど朱莉ちゃんはどう思う？(受付からの昇格の提案に少し考えるもそれは対人等を経験していない現在では少し早いのではないかと考えるも相手の意見を尋ねて)

いつでも申請は可能みたいだし、今日は別に良いんじゃないかな？お腹減ったから宿屋に帰ろう？
(相手に熊と戦って疲れたからと相手に伝えればぐるぐると鳴るお腹をさすりながら相手に宿屋へ帰ろうと伝えて)

そうだね。帰ろっか(相手のお腹の音を聞けば可愛いものを見つめるような瞳で相手を見れば相手の提案に了承して受付に一言謝りをいれて帰路につき)

明日はさぁ、私とさやかで戦闘訓練しようよ！！
(宿屋に着き食事を済ませてベッドに横になると相手にどこまで互いに強くなったのか確認するべく、２人で対人訓練をしようと伝えて)

いいけど……お手柔らかにね(相手の申し出に了解をするも相手と喧嘩などしたことはなくうまくいくのだろうか少し不安になりながら)

大丈夫、怪我させない程度の模擬戦だから・・・
(相手の身体を優しく撫でながら口づけして眠りにつくと翌朝、目が覚めれば「ギルドにさぁ、対人訓練用の広場があったからそこで模擬戦しよう？」と装備に着替え始めて)

うん……正々堂々よろしくね(自分も装備に着替えれば相手の言葉に了承するもぎ、ギルドでやるんだと少し羞恥心が出てきて)

よっし！！先に参ったって言うか、場外に出たら負けね！！さぁ、サヤカ！！何処からでもかかってこぉい！！
(ギルドへ移動すれば四角い正方形の闘技場の上に２人で立ち合いルールの説明をすると剣と盾を構えていて先攻を譲る様子でいて)

判ったよ。じゃあ呪う、汝の足を縛れ(闘技場に立てば相手が先手を譲られたので重装故に低いであろう速度を下げる選択をして)

わははははっ！！サヤカ、私の素早さを下げても意味はないよ！！『私の歩みは亀の歩みより遅いが私の盾は亀の甲羅より堅く強い…重装歩兵！！』
(相手が素早さを下げてきたので、自ら更に素早さを下げて防御力を上げれば「私はサヤカが好きだからサヤカの弱点は熟知済み！！サヤカは急所さえ攻撃されなければ火力が無いから私の護りは崩せない！！」と昨日の熊との戦闘を終え、もし自分が先に倒されてしまえばサヤカはどうなるのかと考えた結果の末の特訓であると大声で叫んで)