異世界転生録(百合)

「あら？お金持ってるじゃない、銅貨が8枚に銀貨が4枚、それに金貨まで2枚もあるじゃないのよぉ?」
(女将さんは10円、100円、500円のみを数えて残りの5円や1円は使えないのか分けて始めると「私の店なら一番安い部屋でもこの銅貨二枚で泊まれるわよ？最高額でも銀貨二枚の部屋も空いてるけど？」と相手にどの部屋に泊まるのかと尋ねて「サヤカ、20円でも泊めてくれるみたい良かったね」と相手の後ろでニコニコしていて)

じゃあ安い部屋でお願いします。(どうやら今夜の宿はなんとかなったらしいがいくら入り用になるかわからない為最安値の部屋をお願いし)

良かったぁ。朱莉ちゃんありがとう。私達とりあえず路頭に迷わなくてすみそうだよぉ(後ろでニコニコしてる相手にありがとうと泣きそうな顔でお礼を言えば相手に甘えたいのか抱きつこうとして)

良かった良かった……あれ？
(抱きつこうとしている相手を抱きしめながら良かった良かったと安心した表情を見せるとラミアの女将さんに案内された部屋にはラミア用なのか大きめのベッドが１つだけ置かれただけの部屋に案内されて「サヤカぁ、この部屋ベッド１つしかないけど、一緒に寝る？」と相手の方を見ては照れ臭そうに顔を赤らめて)

え……うん。いいの？(ベットがひとつしかないのは安い部屋だから仕方ないかと納得し自分は床で寝るかと考えていたため相手からの申し出に少し言葉をつまらせれば顔を紅潮させながらいいの？と口にし)

うん、いいよ？
(相手をベッドへ押し倒しながら一緒に横になって眠りにつこうとすると「あしたからどうしよっか？」と今後の活動に関しての相談を相手に話して)

とりあえずギルドでいろいろ聞いてみよう。……ところで朱莉ちゃんはこっちに来て変わった所とか無いかな？(相手に押し倒されれば密着した様子に少し恥ずかしくなりながら目線を反らして自分の意見を言えばこっちに来てからよく頭に響く謎の情報みたいな変化が相手にはないかと聞こうとし)

ん?？角が生えて身体能力があがったくらいであとは特には…？
(どうやら相手のような特殊な能力は手に入らなかったようだが、種族がオーガになった事で身体能力が上がっているだけだと相手に伝えると「サヤカはどこも姿は変わってないのか？」と不思議そうに首を傾げて)

サヤカのユニークスキル『嫌選調襲』から『鑑定』のスキルが派生しました。スキルを取得しますか？

スキル『鑑定』
生物や物の情報を読み取る事ができる。
鑑定中は瞳の色が黄色くなる。

……なんだろう。ずっと視界に入るモノの弱点が頭に響くの。体はどうだろう？朱莉ちゃん少し背中を見てみて？(鑑定を取得します/相手の答えにどうやら変な変化があったのは自分だけだと理解すれば体を見回すも視界に入る自身の体に変化はない為着衣を脱ぎ相手に背中を向けてみせて)

(いろいろ複雑ですいませんが嫌選調襲は第一段階が弱点の把握。第二段階が弱点の深化(イメージで言うと効果は抜群のダメージ倍率が2倍から何倍にも変えられる)です。胡散臭い能力で申し訳ありません。現在はまだ弱点把握のみでオンオフがまだ効かないので少しでも警戒するモノ無差別に情報を集めてしまってます。朱莉の弱点を知らないのは茶耶香が朱莉に警戒心を抱いて無いからです)

ん?・・・特に変わったところはないよ？きれいなせなかしてんね?
(相手に背中を見てと言われてあいての背中をペタペタと触りながら首を傾げていて）
(/了解です、勝手に便利そうなスキルが取得発生するかもしれませんが、必要でないと思うのなら拒否してください)

そうなんだ。べっ別にキレイじゃないよ。少し待ってね。(相手にペタペタと触られれば恥ずかしそうに肩をビクンと上げればすぐに再び着衣を纏い相手に向き直れば先程頭に響いた声、鑑定というスキルを使しようとして/了解でございます)

うん？私の顔なんか見てどうかしたのか？
(まだ鑑定スキルを会得したばかりだからだろうか？下記のような情報しか出てこず、相手が自分の顔を見つめるのを見てこちらも見つめ返すと「あれ？サヤカの瞳って黄色だっけ？」と不思議そうに顔を近づけて)

鑑定結果
名前 シュリ
種族 鬼人(ハーフオーガ)
人とオーガの混血種族。
スキル 『突然変異』
一定の経験値や条件を満たすと進化、強化、変化のいずれかが起きるスキル。

な、なんでもないよ。(まじまじと顔を見られれば、いかにもなんかありましたと目を反らして鑑定スキルから得られた情報に少し驚くと瞳の色は青みを帯びた黒になり。)

そう？明日も色々とあるだろうし、今日はもう疲れたから寝よう！！
(相手が目をそらすと首を傾げながら相手を押し倒してそのまますやすやと眠りについてしまって)

そうだね。おやすみ……朱莉ちゃんがいてくれてよかったよ(相手に押し倒されて横になれば相手の体に触れながらボソッとそう言えば目を瞑りすやすやと寝息をたてだして)

……サヤカぁ?なんか尻尾生えた？
(翌朝、相手より先に目が醒めると爬虫類系の尻尾が生えているのを見てはキョトンとしながら相手の方を見つめては尻尾を振って見せると「まぁ良いか、今日はギルド行くんだっけ？」と相手に尋ねて)

おはようございます。そうだね、今日はギルドに……大丈夫ですか？朱莉ちゃん昨日から簡単に体から何か生えすぎじゃ(相手の声に目を覚まし寝ぼけ眼を擦りながら相手の体を視れば尻尾が生えており少し言葉を失うも昨日の町の人達の姿からあまり驚く事はせずにギルドにいこうと相手の後ろを歩き)

昨日ね、サヤカが蛇の女将さんに尻尾で頭撫でられてるの見て良いなぁって思ったからかなぁ？
(尻尾で相手の頭を撫でながら顔を真っ赤にして照れながらツナギのズボンに尻尾用の穴を開けてからギルドへ向かうと剣や盾を装備した屈強なリザードマンやドラゴニュートや杖を装備したラミアなどが掲示板を眺めていて受付らしき場所にはこの街では珍しい人間の受付嬢が座っていて「サヤカぁ、先に受付行く？それとも人集りに行ってみる？」とまだ爬虫類が苦手らしく相手の後ろで訪ねて)

うーん、とりあえず受付さんの方かな。人集りも気になるけど、私達はここの作法も知らないわけだし(それでも爬虫類苦手なんだと軽口をたたけば受付の方にいこうと提案すれば久しぶりの普通の人間との会遇に普通の人間もいたんだと安堵する反面なんとなくおどおどとし始め)

「こんにちは、この辺じゃ見かけない人達ですね、もしかして新規冒険者登録の方ですか？先ずは冒険者ギルドについてご説明させていただきますね…」
(受付嬢は私達に挨拶するやいなや自分達が冒険者の登録に来たのかなと首を傾げながら淡々と説明を開始して下記の様な情報を手にいれることが出来き、受付嬢は「他に何か聞きたい事はございますか？」と丁寧な対応をしてくれて)

冒険者にはランク付けがされており、下から銅、銀、金、白金の４つのランクに分けられている。
冒険者になる為には一人銀貨1枚で職業適性検査を行い、職業を決定し、ギルドカードを作成する。
冒険者の職業には一定の経験値を得ると新たなスキルを取得することが出来る。
ギルドカードを作成する場合、グループ申請やパートナー申請をしておくと経験値が自動的に分け与えられる。

これって作っておくと良いことあるんですか？(ギルドカードについて説明を受ければ絶賛身分不詳の身のため二つ返事で了承すると作っておく利点について受付に聞けば朱莉に朱莉ちゃんもいいよねと聞いて)