捨て子を拾ったら異常に懐かれました。(BL)

……………………！
(こくこくと頷き、お粥を食べ始めて)

……。
(相手の様子を伺いながらじっと見つめ)

………………………。
(食べ終わると、先程よりは生気の
戻った瞳で相手をじっと見つめ)

もっと食うか？
(器を持って台所に行き、相手を見て声を掛け)

………………………もう、いい。ありがとう。
(ぺこり、と頭を下げ)

おう、そうか。無理に聞くつもりは無いけど、お前は何であんなゴミ捨て場にいたんだ？
(器を台所に置くと相手の隣に座ってじっと見つめ)

…………………捨てられた。
(横を向いてぶっきらぼうに言い放ち)

は…？捨てられた…？
(その言葉に唖然としつつも隣の相手を見て)

…………………前の組織で、ヘマしたから。
……要らないって、ごみ捨て場に捨てられた。
(パーカーのポケットから血まみれの
小さなナイフを取り出し)

マジか…。大変だったんだな。俺の家で良かったら使ってくれよ。
(思わず自分がミスを犯した場合の事を考えてしまい、気持ちを察したようでハグをして優しく声を掛け)

…………あんがと。…どう使ってくれても、
構わないから。…俺は組織の駒だし。

俺はそこまで腐ってない。とりあえず風呂でも入って来いよ。
(自分の背丈と同程度の相手に、自分の服とバスタオルを差し出し)

…………………アンタ、優しいんだな。
(バスタオルを腰に巻き付け、服を掴んで
バスルームへと向かう)

誰彼構わず優しくする訳じゃないな。
(思わず笑みを浮かべつつ相手を見送り)

……………あんがと、すっきりした…。
(束ねていた金髪をほどき、髪から水を
滴らせていると実年齢より幼く見えて)

一応聞くけどお前何歳だ？
(恐らく自分より若いであろう相手を見つめて首傾げ)

………………俺？16だけど。

嘘だろ…。俺より結構年下なのにこの身長か…。って違う。お前、これからどうするんだ？
(背比べして若干落ち込むもすぐに気を取り直して、とうするか考えている事を聞こうとして)

…………どこにも、行くあてなんてねーよ。

じゃあ、此処で暮らせば良いんじゃないか？
(相手の肩に手を置き、白い歯を覗かせながら笑み浮かべ)