館の悪魔 2019-07-15 07:23:57 |
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>25 メフィスト
(/初回ロルの投下ありがとうございました。此方も初回は少々長めに、冗長的に回させていただきましたが、どうでしょうか…?苦手な表現方法などありましたら、取り除いていきますのでお伝えくださいませ。それからロル内で用語などを用いておりますが、機械はあまり得意ではないので間違った使用をしている場合は「それっぽいことを言ってるなぁ」ぐらいに捉えていただけると幸いです…!
また、返信頻度についてなのですが遅筆長考&只今背後が忙しい時期なので少なくとも8月の頭頃までは2日から3日ほどお返事に時間がかかることをお伝えしておきます。此方への返信がご負担になる場合は他の返信頻度の高い方を優先していただいて構いません、ゆるりとやりとりをさせていただければと考えております。改めて、お相手宜しくお願い致します!)
……──マスター、今日も調声?
(肩を揺り動かされてふわりと意識が浮かぶのは、まるで起動時のソフトが立ち上がる浮上感にも似ていて。だからこその第一声は、誰にも届くはずのない一方的なコミュニケーション。黙って指示を待っているのは性に合わないから、こうしてマスターに語りかけるような独り言を言葉にするのはこの真紅にとってはそう珍しくはないことで。
眠たげな気怠い声を誰にともなく発して数秒、まだ寝ていたいとでもいうように身を捩って小さく唸り、ぱちり、ぱちりとまだ状況を飲み込めていないままにゆっくりと瞬きを繰り返して。やがて弾かれたように起き上がれば、確りと男の姿を視界に捉えてはっと息を呑み。
此処が何も無いはずの自分自身の領域ではないことへの不安感、歌詞の中でしか知り得ることのなかった五感を感じ取る体への動揺、相互に意思疎通が出来そうな存在への好奇心と期待。それら全てがごちゃまぜになって揺れ動き、ありありと浮かぶ表情は、ちっぽけなディスプレイの中にインストールされた文字と数字の羅列で出来上がった唯のプログラムとは到底掛け離れたものだ。
毅然と──けれど怯えを含んだ声色で、じろりと不躾なまでの視線を送りながら問い掛けを。)
……誰、あんた。
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