アルタイル 2019-07-14 07:56:23 ID:3171c5af3 |
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>68 レチクル座さま
【日向 葵】
……え?
(カンカン帽を被った女性が構えるカメラのレンズを前に相手と並び、微笑みながらピースサイン。女性へお礼を述べつつ頭を下げてから、カメラの映像へ視線を落としていた所に、女性が纏う向日葵の香りに乗って声が聞こえて。なぜ自分たちの事を知っているのか…そんな疑問と一緒に顔を上げる頃には、女性は人混みの中へ消えており)
うん……何か、不思議な人だったよね
(頷きながら同意しつつ、女性の去っていった方へ視線を向けている相手をちらりと横目に見て。その様子から、女性と顔見知りであるという可能性は低そうだと思案して。クライマックス前のような盛り上がりを見せる演奏に急かされるかのように、乗船して)
美味しい……さすがと言うべきかな
(案内されるままにテーブルに座り。海の幸を使った見た目も味も一級品の品々に舌鼓を打ちながら口に運んでいけば、件の怪盗カルメンなる人物を思わせるような怪しい挙動をしている人物がいないか……そんなヘマをするような人物であればとっくに捕らえられているであろうと思いつつも辺りを見回して。近くに座る相手は食事中でも任務に意識を割いており、糸の魔具を使って探知範囲を徐々に広げているらしく。イズモ魔術工業製の糸型魔具“瑠璃”……非常な繊細な操作技術を求められるソレを扱えるようになるまで、彼女は一体どれ程の時間を費やしてきたのだろうか。相手にとっては余計なお世話なのかもしれないが、何とか任務が終わった後でも息抜きになるような機会を作れないものかと思案して)
…………っ!
(楽団演奏、ルモワーニュ社長の挨拶などと順調に進行していくセレモニー。そして今回の護衛対象でもある“アカシアの鍵”のお披露目……その精巧な造形と神秘的な美しさを兼ね備えた秘宝に、会場全体が感嘆の息を漏らしている気さえするようで……前触れもなく照明が落ちて。誰の仕業であるかなど考える必要もない。完全に先手を取られてしまったと歯噛みしつつ席を立とうとした所で、光を灯したシャンデリアに浮かび上がる様子に視線は引き寄せられ……そこに浮かび上がった人物はやはりと言うべきか、怪盗カルメンであり)
大丈夫、大丈夫……繭山さん。あまり背負いすぎないで……俺だって何も出来なかったしね。気を取り直して、ここからどうするかを一緒に考えよう?
(電気が復旧した頃には怪盗カルメンの姿は既に無く、その宣言の通りにアカシアの鍵にはまだ手を出していないように見えて。自らを落ち着かせるように大きく吸い込んだ息を吐いては、とんだ初日になったものだと、ざわめきが波紋のように広がる会場を眺め。悔しさと緊張だろうか、強張った雰囲気を滲ませる相手へと、優しい表情と声音で話し掛けて)
ギュッと1度力を入れて、そこからゆっくり力を抜いていくと……いい感じにリラックスできるよ
(/不思議な雰囲気の女性……彼女がどう関わってくるのか、今から楽しみでございます!
高級コース料理については背後の経験・勉強不足により、メニューの描写を省略させて頂きました……!
進行ペースについては、そうですね……そのまま、もしくはゆっくりめの、どちらかが宜しいと思います。レチクル座様のご都合に合わせて、調整なされて下さいませ!)
>69 秋月(雛菊)様
【日向 葵】
そうだね……行こう。じっとしてても仕方ないし
(車両に漂うコットンのような匂いを怪訝な思いで嗅ぎ。まるで待ち構えていたと思えるように、乗車すると同時に閉じたドア。滞りなく対象を確保するというのは残念ながら無理そうだ。やれやれとでも言うように首の後ろを擦りつつ溜め息を溢し。相手の言う通り、コットンのような匂いを辿っていくのは最もシンプルで有効な手段だろうと首肯して同意を示せば、周囲を警戒しながら先行しようと進み)
今の発砲音……
(遠くからの銃声。何かあったのだろうかと早歩きになったところで車両の照明が消え、車窓から差し込む光だけがぼんやりと中を照らし。薄闇を切り裂きながら一直線に迫る刃の光と炎、それの行く手を前方に展開された薄緑色で半透明な星素たる“翡翠風”が阻み、激しい衝撃音と共に弾き飛ばして。右手を上げて相手に停止の合図をし、前方……薄闇の先を見つめながら口を開き)
……随分なご挨拶ですね? どうです、まずはお菓子でも食べながら世間話でも
(/照明が落ちた後の車両の光の有無についてですが……外を走っているという形で描写を進めさせて頂きました。もし真っ暗が都合が良いという事でしたら、そちらで修正を頂ければ合わせます!)
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