ちよ 2019-04-29 15:48:40 |
通報 |
>ゆうき
紫音は、笑って水面を見つめた。そして、右の人差し指を水につけて目を閉じる。紫音は声を聴いているのだ。紫音は鳥や川、木々などの声を聴くことができる。言わば自然と話ができるのだ。ゆうきが一番近い場所といえば水、ならば歩いている間に彼のことがわかると思い、水面を歩くように言ったのだ。しばらくして、目を開けると
紫音)ゆうき、もういいよ。
紫音は手招きした。
>華>蓮
ちよ)この通りゃんせね、二番もあるんだよ。
ちよはそう言うと二番も歌い始めた。
ちよ)とおりゃんせ、とおりゃんせ~、こ~こは冥府(めいふ)の細道じゃ~、鬼神(きじん)様の細道じゃ~、ちっと通してくだしゃんせ、贄(にえ)のないもの通しゃせぬ、この子の七つの弔いに、供養を頼みに参ります、行きはよいよい、帰りはこわい、こわいながらも、とおりゃんせ、とおりゃんせ~♪
トピック検索 |