君の隣にいたい 〆

ちが…違うわ…。
ごめんなさい、ちょっと目にゴミが…。
驚かしちゃったわね、ごめんなさい。

本当に大丈夫よ。

(手を捕まれて首を左右にゆるく振りながら違うと否定し涙を一生懸命引っ込めようとし安直な嘘をつきまだ涙を少し流しながら大丈夫と呟く)

う、嘘つかないで下さいよ。
何か悩んでいるんですよね？ここにいるのもなんですから
静かなところに行きましょう。
（自分ももらい泣きしそうになるが、必死に堪え、手を引いて静かな会議室に入る）

教えてください。言うまで教室に戻らせませんよ

ごめんね…ちょっとこのままで聞いてくれる。
…私は他のみんなよりか弱くないし強いわ。うちの道場を継げるぐらいね、それに背中には痛々しい傷があるわ。

それでも貴方は私のそばにいてくれる？

(会議室に入り彼が泣きそうなのを見てあぁダメだなと思い彼の背中にしがみつきながら静かでゆっくり語りだし最後は諦めるような微笑みで呟き)

っつ、、、、、、それは知ってますよ
だからこうしてあなたを守っているんです
あなたに傷なんて負わせないように、あなたが悲しむ顔を作らないようにいつも稽古しているのに
なのにもう、あなたを悲しませてしまった。

いいですよ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もう泣かせませんから

（結局泣かせてしまい、自分の中で後悔と、苦しさが襲いその場にうずくまる）

ありがとう。
ごめんなさいね。不安になってしまって。


(守るという言葉に嬉しくこんな簡単に嬉しくなるなんてと落胆しながらしっかり目を見て礼を言い小さく謝罪をし)

いえ。すいません。やっぱり玲香様の教室前で待っているべきでしたね。

そろそろお昼休みも終わりますし、今日はここでご飯食べましょう？
（謝られ、必死に弁解しようと立ち上がり、机にお弁当を広げる）

…あまり、食欲ないけどそうしましょう。
青峰くんのお母さんが作ったご飯美味しいもんね。

(会議室の椅子に座りふぅとリラックスのため息をつき食欲なく少ししか食べれないことを呟き彼の母が作ってくれるお弁当は美味しいと微笑み)

そうですか。僕もそう思います。毎日この時間が楽しみですよ。
ところで食欲なくて午後の授業受けられるんですか？
それにあの子との決闘も。まあ万が一のことがなければ玲香様が勝つでしょうけど。。。
心配なんで出来るだけ食べてください。
あの、、、、、あーーん
（母のお弁当がおいしいといわれ心から共感し、決闘？や授業の事が心配になり
顔を真っ赤にし、目をそらし気味にしながら箸で彼女の口に入れようとする）

…あーん。

ん、美味しい…。あとやるなら照れないことね…。こっちも恥ずかしくなるから…。

(赤くなる彼を可愛いと母性本能をくすぐられてぱくりとご飯を食べそっぽを向きながら美味しいと呟き自分で食べながら文句を話し)

すいません。。。。こういうのやるのはじめてなんです。。。。。
お、美味しいならよかったです。恥ずかしくなるって僕のほうが玲香様よりも何倍も恥ずかしいですよ
（恥ずかしさに耐えながらなんとか彼女の口にご飯を入れたが、文句を言われ、
謝るが、結局は言い返してします）

…ぷっふふふっ相変わらず目的がよくわからないわね～。母の味ってこういうのかしら。ほら、うちは…今頃海外ではしゃいでるから…。

(いつもの軽い口喧嘩になり可笑しくなり控えめに笑い始め彼がなにやりたいのかよくわからないと話し自分の母は海外で仕事を思いだしため息をつき)

わ、笑わないで下さいよ！僕だって必死なんですから。。。
はしゃいでるって、、言いすぎですよ。玲香様。僕はただ負けてほしくないだけですよ
（おかしそうに笑われ少し頬を膨らませて、はしゃいでるといった彼女をたしなめる）

あら、私が負けるとでも？
冗談はよしなさい。絶対に負けないから。

(ぱくりと卵焼きを食べながら自信に満ちた顔で負けると思うと問いだし静かに誓いを示した瞳で負けないと力強く約束し)

いや。。そうは思ってませんけ。。いやすいません嘘です。バリバリ思ってました。
まあその自慢げな顔が潰れるだけですもんね。あの子に負けたって。
負けないと約束するんですね。楽しみにしてます。
（思ってませんけど　と言いかけ、やっぱり思ってしまったことを素直に伝える。そして、少しSっ気が入った笑顔で笑う）

…この～やろう～家帰ったら覚えときなさい。
私が貴方をギッタギタに稽古してあげるわ。
ごちそうさま！片付けやっときなさいよ。

もうこのじかんかい！先教室行くわよバカ青峰！

(天使のような顔なのに悪魔のような言葉に顔を引きつりむにーと彼の頬を伸ばしながら最後のご飯をパクパクと食べきりっと睨みながら稽古すると宣言し食べ終わり手を叩きごちそうさまと話し後は任せ自分の教室に走りながら向かい)

へぇそれはそれは。楽しみにしてますよ。
あ、はい！わかりましたよ。

バカって言わなくても・・・・いいじゃないですかぁ
ん？やばっこんな時間までここに至ら怒られちゃう！早く食べないと
（伸ばされた頬をひりひりと手を当て、挑戦的な笑顔で返事をし、会議室から出ていく彼女を見送ると、ボソッと一言いい、時計を見ると大慌てで自分も食べ切り、ぱぱっと片づけを済ませ、会議室を出る）

…はぁはぁギリギリ間に合った。


(ダッシュで教室に入り自分の席につき息を整えながらぼそりと呟き何事もないのように教科書を出し次の授業を待ちながら放課後に向けて気合い入れるように背伸びをし授業を受け)

ふうぅ。。。。ギリギリだ。
ん？ご飯食べんの遅くなっちゃって、めっちゃかきこんできたから、苦しいわｗｗ
（超高速早歩きで、教室に入り、次の授業の準備をしながら、友達と談笑する）

……やっと終わった。

まだ放課後の部活がある、あぁ行きたくない。

(最後の授業が終わりん～と伸びをしながら帰宅する片付けをしながらはっと思い出しぶつぶつ文句を言いながらは～はとため息をつき剣道専用の体育館に向かい)

はあ。。。やっと今日も終わったな。まあ彼女はまだ全然終わりじゃないけどな。
ああ、２年生の清嘉川玲香だよ。誰かさんから剣道の挑戦状を受けてな。これから決闘なんだよ。
僕部活あるから行くね。　　　うん。また明日

さて、、部員を集めなきゃね。って今思ったけど１年生の僕が言って集まってくれるのか？？
何かと楽しみだなぁ
あ！怜香さま！待ってください
（授業が終わり、さっさと帰り支度をしながら友達と話し、手をひらひらと振りながら教室を出、体育館へと向かいながら心配そうに独り言を言い、ふと前を見ると、彼女の姿が見え声をかける