ウザいのに大好きな君【NL/募集】

失礼な…悩みくらいありますよ。ほんっと先輩って口悪いですよねー、そんなんだから彼女できないんですよー？あれなら…彼女立候補しましょうかっ??(先輩の態度にムッとしながら口を尖らせその後悪戯っぽく笑いながら言ってみて)
もー分かりましたよ。黙ってればいいんでしょーっ、、(このまま喋っていると一緒にご飯食べるのを辞められると思い素直に黙って先輩に着いていき中庭に着くとベンチに座って)

余計なお世話だ、彼女が欲しいなどと言った覚えはない。それはお前の願望だろう
（露骨に恋愛方面に話しを持っていこうとする相手を、フンと鼻を鳴らしスルーし）
なんだ、やれば出来るじゃないか
（黙ってついて来いという言いつけを律儀に守ってついてきた相手を珍しく褒めてやり）

もしかして先輩…高校生活1人も彼女作らないで過ごすんですか…？そんなの絶対もったいないです！…あっ(先輩が恋愛話をスルーしいても立ってもいられず思わず口を開いてしまい慌てて口元を抑えまた叱られると思い落ち込んで)

くだらん…学生の本分は勉強だろう、特にお前はバカなのだからそんなことにかまけず学業に集中するべきだと思うがな
（ベンチに座った相手の隣へと腰を下ろし、慌てて口を噤んだのを見てもそれについて特に言及することはせず弁当箱を広げながら淡々と会話に応じて）

学生の時だからこそ恋愛しなきゃですよー？…そうだっ！先輩っ、勉強教えてください！もうすぐテスト近いし…バカなあたしを助けると思って!!(パンをひと口食べてテストがあることを思い出し先輩になんとか教えてもらおうと必死にお願いして)

俺がお前に勉強を？それは無理な注文だな。バカに教えたところでどうせ理解出来んだろう、そもそも俺に何のメリットもない
（色とりどりの弁当のおかずをつつきながら、軽く肩を竦めればバッサリとそう切り捨てて）

あ…先輩のお弁当美味しそう…っじゃなくて、、このままだと追試確定なんですよ？毎日補習なんですよ??そんなの絶対嫌なんですっ！だからお願いしますっ!!教えてくれたらなんでもしますから…(なんとか追試だけは免れたいと必死に頼み少し上目遣いで先輩を見つめてみて←)

全く…お前は本当にバカだな。なんでもする…なんて自分をそんなに安売りするな、世の中ロクでもない男なんて山ほどいる、もっと言葉を慎重に選ばないとそのうち痛い目を見ても文句は言えんぞ
（なりふり構わない発言に眉を顰め相手の方を振り返り、お願いに対する返事をするよりも先に箸を顔先に突きつけるようにして珍しく少しばかり感情的になって言い聞かせて）

だけど石田先輩はそんな人じゃないと思うから…他の人よりしっかりしてるし頼りになるし、それにあたし信用してますから。あたしの事をそうやって注意してくれたりするの先輩が初めてです…だからお願いします！(先輩に注意されるも自分の思いを伝えて真っ直ぐに先輩を見つめて頭を下げて)

とんだお人よしだなお前は…仕方ない、そこまで言うのなら付き合ってやる。ただし途中で泣き言は言わせないから覚悟しておけ
（そこまで言われては断れない。真っ直ぐで真摯な瞳と想いに最終的に此方が根負けする形となって承諾をすれば、フンッと顔を背け）

先輩…ほんとですか??ありがとうございますっ!!あたし頑張ります!!、、先輩っ大好き～～っ！…っごめんなさい!!
あの…怒っちゃいましたよね…??急に抱きついちゃってごめんなさいっ、、
(まさかの先輩からの言葉に満面の笑みになり思わず抱きついてしまいすぐに離れて先輩の様子を恐る恐る伺いながら)

…ふん、お前にも多少は他人への配慮というものがあったんだな
（感情と行動とが直結しているかのような実に彼女らしい振る舞い、しかし珍しくしおらしく自らの行動について謝罪をしてくる相手を叱ることはせず、むしろ感心したようで、それでいて少し小馬鹿にしたような発言をし）

そりゃあまあ…そこまでバカじゃないですから。
(あまり調子に乗っていると先輩にまた叱られると思い辞めたものの逆に少し褒められたような気がしてニヤけそうになるのを我慢しながら話して)
あの…今日の放課後とか先輩空いてますか??もし空いてたら勉強教えてもらえないかなって思ってるんですけど…

思い立ったら吉日…とは正にお前の為にあるような言葉だな。…今日断ったところでどうせお前は、それなら明日は？明後日は？と延々と色よい返事を貰うまで引かんのだろう？それなら最初から大人しく付き合ってやるのが賢明か
（何だかんだこれまでの付き合いで彼女の性格については大体理解してしまっている自分がいて、その上でどうするべきかを自分の中で結論を出せば皮肉混じりに要求を飲んで）

先輩…あたしの事そこまで知っててくれてるんですか??
ほんとその通りです！断られても先輩に良いって言ってもらうまで諦めませんから！じゃあ早速今日からお願いします！
(先輩に自分がまさにやろうとしていたことを先に言われそこまで自分の事を分かっていてくれたことが嬉しくなってペコっとおじぎをして)

お前の単純な思考などわからずとも簡単に読める。…それで、場所はどこでやるつもりなんだ？
（見るからに浮かれている相手へと冷ややかな口調で温度差を感じさせるような返答をし、経緯はどうあれやると決めたからには予定をキチンと立てようと考えれば問いかけ）

さすが先輩っ！…場所考えてなかったです、、、
逆に先輩はどこだったら教えてくれますか？
(先輩に教えてもらうことに必死で場所まで考えておらずあわよくば自分の家もしくは先輩の家に…という思いもあったがそれは口が裂けても言えず「どうしよう」と悩んで)

全く…やはり無計画だったか、そんなことだろうと思っていたがな。とはいえ、そんなに悩む必要もない、無難に図書館辺りでいいだろう
（どうせ殆ど何も考えていないのだろうなと考えていれば正にその通りであったようで、頭を悩ませている様子の相手に何のひねりもなく無難な提案をして）

あは、、すみません…。図書館いいですね！勉強も頑張れるし捗れそうですね！じゃあ放課後、正門の前で待ってますね♪今日一緒に食べてくれてありがとうございましたっ。
(先輩には自分の考えていることがお見通しだと知って申し訳なさそうに謝り図書館みたいな静かな場所なら勉強ができない自分でもできるんじゃないかと思って。ふと時計を見ると昼休憩もまもなく終わりそうで笑顔でお礼を言って教室に向かおうとして)

ふん…台風のような奴だな
（言いたいことだけ一方的に言って相手が立ち去っていった方向をチラッと見やり、ポツリ呟き）

…………

確か正門と言っていたな…面倒だが、すっぽかせばどの道面倒は避けられんか
（放課後指定された待ち合わせ場所を思い返して歩きながら、独り言を呟き。そもそも帰るために正門をくぐるときに捕まりそうだなと考えていて）

先輩まだかなー、、、あ！石田せんぱいっ！！
よかったあ…先に帰られてたらどうしようかと思ってましたよー。
(自分から誘っておいて遅れる訳には行かないと思い先に待っていたがなかなか先輩の姿を見つけられず諦めかけていた所を見つけて声をかけるが周りの生徒から珍しい組み合わせがいると視線を浴びて)

別にそうしても良かったんだが、それで後日お前に問い詰められる方が面倒だと思ったというだけのことだ…とにかく移動するぞ、お前が騒ぐせいでいらぬ注目を浴びた
（声をかけられれば足を止め、あくまでも仕方ないから付き合ってやるというスタンスを貫き通し。周囲の目線がこちらを向いていることに気づけばまずは移動を促し）

え、先輩ひどいですよーっ。可愛い後輩置いてけぼりにしたら先輩の評判もっと下がっちゃいますよ？
(悪気はなく失礼な事を言ってしまうが謝ることもなく←)
もしかして周りの人達から見たらあたし達ってカップルって思われてるんですかね?!そうだったら嬉しいなあっ…って先輩待ってくださいよーっ！
(そんな呑気なことを考えているうちに先輩は先に歩いて行きあとから追いかけていき目的の図書館に辿り着いて)

くだらん、周りの評判など俺には心底どうでもいい。今回はちゃんと約束を守ったのだからそれでいいだろう（何気にかなり失礼なことを言われている気がしたが、彼女の発言がいちいちウザいのはすでに織り込み済みであるためそれをいちいち咎めるのも面倒だと思えば平然とそう返し）
冗談も休み休み言え、せいぜいうるさい犬の散歩に付き合ってるぐらいにしか思われてないだろう…とにかく図書館に入ったらあまり騒ぐな
（無駄に人懐っこく騒がしくつきまとう相手を犬と揶揄すれば、相手の希望的観測を容赦なく切り捨て、図書館の入り口へと向かい）

先輩ってどうしてそんな性格になっちゃったんですか？あたしは先輩の評判下がるの嫌です！だって先輩口は悪いけどほんとはいい人だし。それにずっと先輩の事見てきたからなんか悔しいです…(なんとか先輩の評判を良くしたいと思いそう伝えるが自分の事はウザがられてるのだろうと思いそれ以上は言わないようにして)
うるさい犬って、、先輩はあたしの事犬って思ってるんですか？(そんなことを話していると図書館の入口に着いてそこからは大人しく先輩に着いていき)

…全く、お前はどうしようもないバカだな。お前がそんなにムキになってどうする
（自分よりもずっと此方の境遇について怒ってくれているのを見て、何故そこまで他人のことに本気になれるのだろうという疑問と理解出来ない感情を抱き、ただただ呆れたように呟き）
実際似たようなものだろう、キャンキャンうるさいところも鬱陶しいぐらい忠実なところなど特にそっくりだ
（皮肉たっぷりにそんなことを語りながら他に人のいない大きな机へと向かえば椅子を引いて腰を下ろし）

だって…それは…先輩の事が、、やっぱなんでもないです!!(危うく告白しそうになり今言った所でまた小馬鹿にされからかわれると思い辞めて)
でも、可愛い所だってありませんか？先輩に近付いてるのって基本あたしくらいだし。(そんな事を小声で話しながら先輩の隣に座って鞄からノートと教科書を取り出し1人勉強モードに切り替え←)

…一人で勝手に慌てて騒いだり、相変わらず落ち着きがない奴だ
（此方が何か受け答えをしたりする間もなく、一人で忙しなく表情や態度を二転三転させる様子にやれやれ…と小さく息を吐き）
俺は別にそうしてくれと頼んだ覚えはない。…無駄話はこれぐらいにして始めるぞ、科目はどれから始める？
（あくまでも他人との馴れ合いは好まないとばかりにあっさりとそう言い捨てれば相手が鞄から取り出したノートと教科書を見やり、何から手をつけるか問いかけて）

あたしのこと落ち着きがないようにさせたの先輩ですからねっ、、(勝手に先輩のせいにしてなんとか平静を保とうとして)
…先輩はあたしのこと嫌いなんですか…？(あれだけ自分の事を苦手としている先輩が勉強に付き合ってくれている事に少しだけ期待をして聞いてみて)
えっと…数学が1番苦手なので…お願いします、、(勉強モードに切り替えて遠慮気味にお願いして)

何故そうなる…お前が騒がしいのは初めからだろう…少なくとも俺が知る限りではお前はそういう奴だ。そして何よりバカだ、お前は嫌いな人間のためにこうしてわざわざ時間を割くのか？わかりきった質問をするな
（普段の相手の様子からして騒がしいのも元気過ぎるのも元からだろうと、完全に言いがかりとしか思えない相手の発言に対し静かに抗議をすれば、投げかけられた質問には眉根を寄せながら面倒そうに言葉を返し）
わかった…まずはお前がどの程度出来るか確認させてもらう。……この問題を解いてみろ（教える教科が決まればまず手始めに、とノートへと何問か力試しの問題を書き写して手渡して）

そんな言い方しないでくださいよーっ、自分でもバカなの知ってますよ…でも先輩に言われるとすんごく傷つきます、、え…じゃああたしの事好きってことですか？(先輩の言葉に少し考えて自分なりに良いように解釈をして先輩を見つめて)
……え、なにコレ、、暗号？訳分かんない…(ノートに問題を書いてもらいいざ解こうと試みるも見るもの全てが暗号に見え何から手を付ければいいのかわからずパニックになり←)

ふん…お前でも１人前に悩んだり傷ついたりするとはな…嫌いでなければ好きとは短絡的な考えだな。お前には１か10かしかないのか？
（普段とは違うしおらしい相手の反応に一瞬だけ戸惑ったような表情を浮かべるも、すぐにそんな憎まれ口を叩き肩を軽く竦め）
どうした？まさか一問も解けないとは言わないだろうな？
（問題に全く手をつけようとしない相手にまさか…とは思いつつも問いかけて）

一応あたしにだってそういう気持ちくらいありますよ。やっぱり先輩ってあたしの事は女として見てくれてないんですね、、(先輩の答えにため息を漏らして)
……えっと、、先輩の仰る通りです…全く分かんないです。これほんとに数学ですか？あたしには暗号にしか見えないんですけど、、(「もう訳わかんない…」と机に突っ伏し「バカは勉強しても無駄なんですかね…」と呟いて)

だから前から言っているだろう、そもそも俺はそういった話しに興味はない。それは別にお前だろうと他の女だろうと変わらん
（つまりは相手の言うような恋愛に結びつくような感情は誰に対しても持ち合わせてはおらず、決して相手だから悪いという訳ではないと暗にそう伝えて）
まあ、そうかもしれんな。ならばもう諦めるか？
（やるだけ無駄かもしれない、という発言については否定はせず、改めて相手の意志を確かめるよう問いかけ）

なんでですか、、先輩の事を好きな人いるかもしれないのに？(先輩の言葉を聞いてどうやったらそういう感情を持ってもらえるのか考えたが思い浮かばず兎に角今は勉強に集中しなくてはとノートに目をやり)
……やっぱり諦めたくないです。うーんと、ここがこうでこうなって…あれ、、こうだっけ…あの、先輩…(できる所だけやってみようとシャーペンを走らせたが答えにたどり着かず中途半端になり先輩に助けを求めて)

それは俺にも相手を選ぶ権利はある…とでも言えば良いのか？
（好意を向けてくる人間、それは本人の口から直接言われずとも明らかに相手のことだとわかりきっているのだが敢えてそれについては触れずにおき）
どこだ、見せてみろ…ほう、バカなりになかなか足掻いたじゃないか
（お手上げといった風に此方を見てくる相手の視線へと応じれば手元を見やり、何だかんだでもう少しで解けそうな惜しいところまで進んでいるのを確認すれば感心して）

え…選ぶ権利……まあそうですよね、、そうなりますよね…（先輩の言葉にしゅんとしながらも渋々受け入れている自分がいて「はぁ」と小さくため息をつき）
あたしにはここまでが限界でした…。どうやったら答えが出るのか全く分かんないんです。これってちゃんと合ってるんですか？
(少し褒められたような気がしたが気のせいだと思い恐る恐る先輩に聞いてみて)

何を当たり前のことを…よく考えろ仮にお前のことを見ず知らずの誰かが好きだとして、それをお前は手離しで受け入れたりはしないだろう
（落胆を隠すことなく目に見えて落ち込む相手へと逆に自分の立場に置き換えて考えてみろと理詰めでそう言ってのけ）
いいか、一度しか説明しないからよく聞け…
（相手の解きかけの問題の書かれたノートを此方へと引き寄せ、シャーペンを手にそう前置きをしてから解き方をゆっくり一つ一つ説明をしていき）

それを言われるとそうなりますね…あたしにも選ぶ権利は一応あるし。(先輩の理にかなった言葉に納得しつつ改めてこの人はホントに恋愛に興味がないんだなと思って)
え、1回しか教えてくれないんですか？(そう文句を言いつつも先輩のわかり易い説明に耳を傾けひたすら頭に叩き込んで)
……なるほど、、先輩の説明ってわかり易いから馬鹿なあたしにはとっても助かりますっ！

これでわかったろう、一方的な感情を押し付けるなど愚かだということが…もっとも、お前に説教などしたところで聞かんのだろうがな
（遠回しに自分のことは諦めるよう言いながらも、何となく相手の性格上この程度のことではへこたれたりはしないのだろうなとわかってしまう自分がいて、諦め半分に小さく肩を竦めて）
…お前のことだから泣き言の一つでも言うかと思っていたがな、本当に今ので理解出来たというのか？
（先ほどまであれだけ弱音を吐いていたのが嘘のように、こちらの説明にあっさり理解を示す相手に半信半疑で問いかけて）

先輩なんだかんだ言ってあたしの事よくわかってくれてるんですね。あたしはどんなに先輩に説教されても絶対諦めたりしませんからねっ！(先輩が自分のことをちゃんと分かってくれていることに嬉しく思いながらもそう伝えて)
なんとなくですけど分かったような気がしたんですけど、、これがこうなってるからこうなるんですよね？、、あれ？どうだっけ…(先輩の説明は理解したつもりでもう一度聞いてみるが混乱してしまい)

誠に遺憾ではあるが、お前とはそれなりに長い付き合いになるからな…もっともお前に見透かすほどの深みがあるとも思えんが
（相手の返答にやはりな…と小さくため息を零し、それなりに長い付き合いであるということ以前に、よく考えれば単純な相手のこと読み解くほどのものでもないかと一言余計に付け加えて）
わかってないではないか、このバカ。結局また教えなおしじゃないか
（理解したと得意気だったかと思えば結局混乱しているのを見て、悪い意味で期待を裏切らない相手に呆れ果てながらも、何だかんだもう一度教えてやろうとしていて）

先輩、遺憾って言い方酷くないですか…？あたしはなんだかんだ言って先輩と長い付き合いで嬉しいって思ってるんですけど、(少なくとも自分は嫌味を言われながらも先輩の傍にいれて嬉しいと思っておりどうやったら先輩にもそういう気持ちになってもらえるんだろうとふと考えていて)
分かってたつもりだったんですけど…いざやろうとしたら混乱しちゃって…先輩もう一度教えてもらえますか？(先輩に申し訳ないという気持ちを込めて上目遣いで頼んでみて←)

お前の気持ちなど知らん、俺としては不本意な状況だから正直にそう言っているまでだ。むしろそれでもお前に付き合ってやっているんだから感謝をされるべきだと思うが
（何かとこちらの発言や態度に不服そうにしながら、それでもなお関わることをやめようとはしない相手を冷たい言葉と態度でぞんざいに扱うが、何だかんだで無視出来ずそのたび相手をしてしまっている自分がいて、思っているよりも今の関係が悪い気はしていない自分自身の感情を誤魔化すように憎まれ口を叩き）
…仕方ない、お前が出来ないのが俺の教え方のせいにされても癪だ。もう一度だけ説明してやる
（上目遣いでのお願いに少しばかり気持ちが揺らぐが、それは極力表に出さないようあくまでも仕方無いからというスタンスを崩さずに再び説明を始め）

先輩には何を言っても無駄ってことなんですね。あたしに付き合ってくれてるのは感謝してますけどー、でも絶対先輩のこと振り向かせて見せますからねっ！あたしがどれだけ先輩のこと本気か分からせてあげますから覚悟しといてくださいね！(先輩にどんなに冷たく扱われても先輩への気持ちは変わらずむしろ逆に先輩のことを変えてやると思って)
…あたしの上目遣い全く効いてない、、(自分なりに自信があったので全く表情を変えない先輩を見てガクッと肩を落として)

それはお前だけには言われたくないな、何を言っても無駄なのはお前の方だろう…何故こうも俺にそんなに拘るのか理解に苦しむ
（此方が何を言おうと変わらず、我を通そうとしているのはむしろ相手の方だろうと呆れたような口調で言いながら、そもそも何故自分なのかという疑問を抱き）
…なんだ、やる気がないならもう帰るぞ（教えている手元ではなく、此方の顔を見つめてくる相手の視線に気づき怪訝そうな表情浮かべて）

先輩は確かに口は悪いし冷たいし人のことバカにするし表情ひとつも変わらないから何を考えてるのか分からないし…だけどどんなにあたしがしつこく付きまとっても結局は傍にいてくれるし、優しい所あるし…顔もかっこいいしそういう所も全部含めてあたしは好きなんです！
(先輩にどう思われようと嫌味を言われてもいいのでとりあえず自分の気持ちを伝えようと思いそう話して)
…やる気ありますっ！だから帰るなんて言わないでください…(咄嗟に先輩の服を掴んでそう言って)

そんなこっ恥ずかしいことを大声で力説するな、このバカ。もう少し周りに気を配るということが出来んのか
（周りのことなどお構いなしといった風に熱のこもった力説をしてくる相手に周囲の目線は否応なしに集まり、眉間の辺りを指先で押さえながら告白の内容以前に時と場所を弁えろと注意をして）
わかったから手を離せ。全く…厄介なことを引き受けてしまったものだ…
（掴んだ手を軽く振りほどこうとし、溜め息混じりながらも根気良く相手に付き合ってやっていて）

──っ！ご、ごめんなさいっ！(夢中になっていたせいもあり周りの視線に気付くことも無く大声で喋っていたとは思っておらず先輩に言われて我に返り周りから注目を浴びる中顔を赤くし視線を逸らして)
…嫌です、、なんて言ったら先輩に怒られそうだからやっぱり離します…(「何をやってるんだろ…」と心の中で思いながら勉強を再開して)

お前一人恥をかく分には勝手にすればいいが俺まで巻き込むな。…時と場所さえ弁えればお前の話しも少しぐらいは聞いてやらんこともない
（指摘を受け今更になって恥ずかしそうにしているのを見れば、やれやれと深いため息を吐き冷たく突き放したかと思えば最後にそうフォローをするように付け加えて）
お前は人の服を掴んだままで勉強が出来るのか？…そんなに集中が出来ないのなら…そうだな、何かこの勉強が終わったらお前の中でご褒美でも設定してみたらどうだ？
（やりとりの中で相手へとそうツッコミを入れてから一つそう提案をしてみて）

すみません、、えっ…先輩ほんとですか？まさか先輩にそんな事言ってもらえるって思ってなかったから嬉しい…です。(相変わらずの冷たい態度に落胆しそうになったが続いた言葉はどこか優しくてつい頬が緩んでしまい)
…さすがに服掴んだままはできないですよっ…ご褒美ですか？それは先輩も付き合ってくれるんですか…？(先輩からの提案に思わず顔を上げ上目遣い気味に見つめてみて)