Fate/Inevitable ( 〆 )

此方こそ、何卒宜しくお願い致します。

了解致しました、女性マスターですね！そうですね…全く何の知識も無い一般人が偶然聖杯戦争に巻き込まれてマスターになるというのにとても惹かれます…。魔力はかなりのスペックの物を持っているのに、その存在に気付いておらず最初は上手くコントロール出来ないというのは如何でしょうか…？了解致しました、当方も萌萎はありませんので、主様の思い描くサーヴァントを作って頂ければと思います…！

大筋の流れについて、把握致しました！戦いや日常生活を経てマスターとサーヴァントとして成熟して行く過程を描ければと思います…！早速ですがキャラ作成に入りますので、何か盛り込んだ方がいいもの等があれば、いつでも仰ってくださいね…！

分かりました！右も左も分からない一般人が戦いを経て成長していくのっていいですよね…是非ともそのお手伝いを出来たらと思います…！！

そうですね、後でも全然構わないのですが魔術回路の本数を決めていただくというのは可能でしょうか…？今回の聖杯戦争のシステムはstay nightの設定に基づいている為、extraの設定とは違う所が多々あるかと思います。勿論ロルの中で説明致しますが、不透明な箇所がございましたらご気軽に背後の方へいつでも質問してくださって構いません。では此方もキャラ作成に入らさせていただきますね…！恐らく明後日ぐらいにはpfをご用意できるかと思います…！

お返事遅くなってしまって申し訳ないです…！了解致しました！魔術回路の本数に関しても考えておきますね。主様のお優しさに救われております…！こちらの方でも多少stay nightについて調べて知識入れておきますね。当方も今晩から明日にかけてで一先ずのPFを完成させる予定ですので、主様の素敵なサーヴァントにお目にかかる日を楽しみにしておりますね！引き続きよろしくお願い致します。

〈クラス〉キャスター
〈真名〉不明
〈性別〉男
〈属性〉混沌・中庸

〈容姿〉黒の長髪を後ろに束ねており、端正な顔立ちをした表情豊かな優男といった印象を抱かせる。双眸の色も髪と同じ黒色、何処か濁っているようにも見える。服装は袖口が膨らみ軽くフリルがついたシャツに黒のロングズボン、クラシック調の革靴と一目見て戦闘向きの服装ではない事が理解できるものの変えるつもりは無いらしい。白と黒で統一された人物。

〈性格〉陽気で明るく表情豊か、親しみやすい雰囲気を纏った物腰柔らかな英霊。世話焼きで魔術についても多少詳しく、様々な事を教えるのが得意。絵を生業として生きていたらしいが、博識で大体のことは何でもできる。…実際は人を恐れ、決して本心を見せず、誰も信用しない。虐げられている人々や弱い立場の人には敬意を払い、出来るだけ手助けをする。明るく陽気な面も、人を信用せず心を閉ざす面も、等しくキャスターという一人の人物なのだ。

〈固有スキル〉道具作成D、陣地作成B

〈ステータス〉筋力E、耐久D、敏捷D、魔力B、幸運B、宝具A+

〈武器〉描いた絵を媒体にする魔術が特徴。魔力を空間に絵画として具現化し、自由に操り攻撃をする。画竜点睛とでも言うべき物で、手を掛ければ掛けるほど強力な魔術となる。しかし、絵画とするには絵筆を持ち直接描かなければならず強力になればなるほど時間を有する。その間無防備になる為に連発はできない。その他にもルーン魔術や錬金術を軽く齧っており、キャスターらしく絵画魔術を応用すれば結界を張ることも可能。

〈宝具〉不明

〈備考〉自称「レオナルド・ダヴィンチにも負けない画家」。勝敗は分からないが、芸術家キャスターで戦闘にはかなり不向き。魔術によって対抗は出来るものの、どちらかと言えば直接戦闘するよりも陣地で迎え撃つ方が安定する。肉弾戦は大の苦手、マスターを強化して戦わせた方がマシなレベル。魔術は生前から少なからず習得していたようで、知り合いの魔術師に教えて貰っていたそうだ。真名は不明だが、宝具を発動する際にでも明らかになるだろう。


(/お待たせ致しました、遅れてしまって申し訳ございません。芸術家キャスターとなっております、肉弾戦は大の不得意ですが魔術とか教えやすいな…と思いまして…！！後々の展開で宝具を使う事になった時、宝具と共に真名も判明します。他のスキルとかもおいおい判明していくかと思いますので、よろしければ見守りください…！イメージと違う場所や不備、不透明な点などありましたらご気軽に仰って下さい。)

こんにちは…！素敵なサーヴァントさんのpf提出ありがとうございます…！とても魅力的で質問や改善要望など一切ありません…！お会いするのがとても楽しみです…！

当方のpf提出も遅滞していて申し訳ないのですが、本日は少し相談に参りました。今、魔術回路の本数を色々と調べた上で30〜40の間にしようと考えているのですが、ただの一般人が持つにしては多すぎるでしょうか…？キャラクターとして、自分の実力に最初は全く気付いていないが割と強大な力を扱えるマスターにしようと思っているのですが如何でしょうか…？ご意見、アドバイスなど頂けると助かります…！よろしくお願い致します！

そう言っていただけると嬉しいです…！

いえいえ、気にせずごゆっくりとご自分のペースで作ってくださいませ。では、魔術回路の本数についてですが…一般人でも突然変異などで生まれつき魔術回路を持っている人間は稀に存在しますし、そういう人間が魔術を習得して魔術師となる事も可能です。というわけでその程度でしたら全く問題はないかと…！他にも何かございましたら仰ってください。マスターに会える日を心からお待ちしております…！

名前:レヴィ＝クロード

年齢:18

性別:女

性格:竹を割ったような正確で、自分の正義感と照らし合わせて捻じ曲がった物事を忌み嫌う。活発で溌剌としており、感情の起伏が比較的ストレートに顔に出る。素直だが頑固で負けず嫌いな一面があり、「諦める」という言葉が嫌い。困っている人は放っておけない性格の為、損をすることもしばしばだが、本人は割と気に留めない。どちらかと言えば他人の心の機微に疎く、それを気にしている節がある。

容姿:明るめの栗色の髪は長く、下ろしていれば背中の中程まであり、それを後ろで一つにして高くで括っている。やや癖毛で緩くウェーブがかかっている。瞳はエメラルドグリーンで、やや猫目気味だが、笑うと目が垂れて人懐こい印象になる。外見より機能性重視派なので基本的にパンツスタイルを崩さない。黒のノースリーブシャツの上からやや大きめのMA-1ブルゾンを羽織り、ジーンズ生地のショートパンツに赤のスニーカーシューズを合わせて着ている。身長は165センチほどで、細身だが健康的な体格。

その他:聖杯戦争に巻き込まれたのは単なる偶然で、それまではごく普通の一般人として過ごして来た。故に魔術や聖杯戦争、サーヴァント等に関する知識は全く無い。ただ、秘めている魔力はかなり強く魔術回路の本数も40持っているが、根本的に使い方がわかっておらず上手くコントロールすることが出来ないので真価を発揮していない。運動神経は良い方で、頭も人並みには切れる。好物は甘いものと猫で、嫌いなものはうじうじした人と曲がった物事。

(遅くなりましたがPFの方、提出させて頂きます！魔術回路の本数に関しても参考にさせていただいてこのような形になったのですが、変更した方が良い点、不自然な点等ありましたら遠慮なくお申し付け下さい…！)

pfありがとうございます、問題や不備などございません…！とても良いさっぱりとした方で早く共に聖杯戦争へ挑みたくうずうずとしてます…一言でいうのなら非常に好みです…！！！

では早速ですが始めさせていただきますね。出だしはどのような流れが良いでしょうか…？もしも特に何も無いのであれば自宅で何故か突然見知らぬ男がぽっと現れた…といった感じで初対面を果たすのも良いかなと。それと舞台設定なのですが、一応外国という事でよろしいですかね…？勿論国の指定や想定している町の設定などありましたら仰ってくださいませ〜！

申し訳ございません、完全に令呪の事を失念しておりました…聖杯戦争へ参加する為にはマスターの証である令呪が必要なのですが、それを付け足して貰う事は可能でしょうか…？此方の不手際で追記という形になってしまい本当に申し訳ないです。

名前:レヴィ＝クロード
年齢:18
性別:女
性格:竹を割ったような正確で、自分の正義感と照らし合わせて捻じ曲がった物事を忌み嫌う。活発で溌剌としており、感情の起伏が比較的ストレートに顔に出る。素直だが頑固で負けず嫌いな一面があり、「諦める」という言葉が嫌い。困っている人は放っておけない性格の為、損をすることもしばしばだが、本人は割と気に留めない。どちらかと言えば他人の心の機微に疎く、それを気にしている節がある。
容姿:明るめの栗色の髪は長く、下ろしていれば背中の中程まであり、それを後ろで一つにして高くで括っている。やや癖毛で緩くウェーブがかかっている。瞳はエメラルドグリーンで、やや猫目気味だが、笑うと目が垂れて人懐こい印象になる。外見より機能性重視派なので基本的にパンツスタイルを崩さない。黒のノースリーブシャツの上からやや大きめのMA-1ブルゾンを羽織り、ジーンズ生地のショートパンツに赤のスニーカーシューズを合わせて着ている。身長は165センチほどで、細身だが健康的な体格。右手の甲に未使用の令呪が3角ある。
その他:聖杯戦争に巻き込まれたのは単なる偶然で、それまではごく普通の一般人として過ごして来た。故に魔術や聖杯戦争、サーヴァント等に関する知識は全く無い。ただ、秘めている魔力はかなり強く魔術回路の本数も40持っているが、根本的に使い方がわかっておらず上手くコントロールすることが出来ないので真価を発揮していない。運動神経は良い方で、頭も人並みには切れる。好物は甘いものと猫で、嫌いなものはうじうじした人と曲がった物事。

(容姿部分に令呪についての記載を追記させていただきました、大変申し訳ありませんでした…！物語の始め方についても了解致しました、外国という設定にしていて、英名なのでイギリスかアメリカ辺りが舞台となっていると良いかな…？と思います…！)

…キャスター、召喚に応じ参上した。お前が俺のマスターか？
( 何度か経験した事のある、筆舌に尽くし難いあの光。そして大量のエーテル反応。視界が明ければ見慣れない部屋、そして少女。若いのに殺し合いを望むなど大した親を泣かせるともりだろうか、など思うのは使い魔としては正しくないであろう。にっこりと笑みを浮かべ、手をヒラヒラと振る。入ってくる魔力は何故か少ないが、少女の魔力量は一流の魔術師そのものだ。敵の能力にもよるが、バックアップだけしてやればいい所までは充分に行けるだろう。戦力にならないからといって自害させられなければいいが、そう思いつつも辺りを見回す。故郷でない事は確かだが、新しい発見が得られる事もあるだろう。感覚も神経も問題なし、であれば絵も描けるか。少々考えに耽っていれば我に返り、跪きながら視線を合わせ手を差し出す。令呪は三画、この少女が契約上のマスターなのだ。愛想良く、それでいて明るい笑顔を浮かべながら返事を待っており。 )



(/有難うございます、とても助かります…！ではイギリスが舞台の設定でよろしいでしょうか？そして出だし文を早速回させていただきました、もしも何かありましたら仰って下さいませ…！ )

…え？ん、んん…？キャス…何？…ああ、えっと…人違い？

(突然部屋が謎の光に包まれたと思えば、再び目を開けた時には見知らぬ男が一人、自室に。明らかに全身上から下まで真っ黒で、尚且つ袖口にはフリルがついていて、美術の教科書に載っている様な、絵から飛び出してきたかの如き浮世離れした格好をしている上に登場の仕方も仕方だったので混乱しきって思わず自分の部屋の中をキョロキョロと見回してしまうが誰か他にいる筈もない。キャスターだか何だか知らないがよく分からない単語を口にする男は、やはりどう見ても自分の事を見つめており自分に話しかけている様子なのだが、どうも話が要領を得ない。向けられた笑顔は全く悪意を感じるものではなく、寧ろ善良さすら匂わせている為、不審者だと警察を呼ぶのも躊躇われて、一先ずは話を聞いてみようかと困ったように眉を下げつつ相手にそう尋ねて)

……何って、キャスターだよキャスター！サーヴァント！お前魔術師だろ？聖杯戦争に参加したんじゃないのか？
( 意外や意外、とても出るとは思わなかった言葉が少女から飛び出してくれば鳩が豆鉄砲を食らったかのように驚愕し。まさか事情を知らないまま召喚したのか？余りにも少ない可能性だが、そういう場合もあるだろう。令呪があるのだから少なくとも聖杯に選ばれているのは確定なのだが…うんうんと唸りながらある一つの事実に辿り着く。目の前の少女がただ巻き込まれただけの哀れな一般人なら、自分は今突然現れ意味不明な用語を語り出す頭のおかしい不審者として映っているであろう事を。流石にそれは勘弁したいので、ともかく相手に魔術師かどうかを尋ね。困った様な表情を貼り付けながら考える。もしも巻き込まれただけなのなら彼女の意思を聞いた方が良いが、個人的にはリタイアをしてまた平和に暮らして欲しく。此方も同じく眉を下げれば、先々に待ち受ける困難を想像しながら溜息を吐き。 )

ま、魔術…？聖杯…？ちょ、ちょっと…ストップストップ！やっぱり人違いだって…何の話してるの？というか、お兄さん、誰？

(どうも目の前の相手も困惑をしている様子が見受けられ、かと言って相手の話す内容はますます自分の理解の及ばない方向へと転がって行っており、今の今まで聞いたことも無いワードは増して行く一方。溜息を吐く相手はどこをどう見ても困っており、その原因が自分にあることもわかったが解決方法は全くと言っていいほど見えず。何やら聖杯戦争等という特異な事柄に巻き込まれかけている様だということだけは辛うじて理解出来たものの、その聖杯戦争というものが何なのか、更には聖杯とは何か、彼が口にするキャスターとは一体何なのか、聞きたいことは山の様にあったのだが、まずは彼自身が一体何者なのかわからず、やや警戒するように相手にそう問いかけて)

俺は英霊、過去の人間だ。信仰を集める…まぁ簡単に言えば昔の凄い人、偉人ってやつだな。そして手にある赤い模様が俺の主人である証だ。令呪と言ってな、聖杯に選ばれた証でもある。
(出来るだけ簡潔に、それでいて簡単に理解できる様に状況を伝える。そして少女の手にある三画で構成された赤い模様を指させば、脳味噌をフル回転させこの異常事態にどの様な行動をするかを考える。今現在重点を置くべき言葉は聖杯戦争についてだろう。もしも、自分が召喚された最後の1騎だとしたら。監督役が何処かにいる筈だ、早く除外させてやらなければいつ襲われるかも分からない。しかし、自覚もないまま英霊を召喚し尚且つ魔力を保っているこの少女は何なのだろう。普通ならば魔術師でも倒れるなり倦怠感が襲ってくるなり、何らかの異常が身体に起こる筈なのだが。兎も角、困惑しているのは自分よりも相手だろう。警戒心を解くように両手を挙げ、武器を持っていない事をアピールする。マスターがわざととぼけているだけ、最初はそういう風にも捉えられたが今はとてもそう思えない。此方は危害を加えるつもりはない。その意思を瞳と完璧な愛想笑いで伝え。)

令呪…さっきまでこんなの無かったのに。訳の分からないことが起きてることはわかった。あなた、何か事情を知ってるんだね？教えて。その聖杯戦争とやらって言うのは何なの？

(過去の偉人だと言われても余りピンと来なくてマジマジと相手の顔を見詰めてしまったが、今更付け焼き刃のように敬語をつけても遅いだろうと判断し。相手に示された手の甲の赤い紋様は自分の知り得る物ではなく、この男の現れ方と良い自分の手の紋様といい、手の込んだ悪戯では説明のつかない事ばかりで、どうも目の前の男の言う事が現時点においては一番信用のおける情報である様で。じっと相手を見詰めていると、相手もまた困惑した様子ではあったが笑みを引いており、取り敢えず機嫌は損ねていないし、何か害を成すような素振りも無さそうだと判断して、今の状況に関してもう少し情報を引き出そうと先程相手が口にした聖杯戦争という言葉について深く掘り下げるように尋ねて)

聖杯は万能の願望機。そして、聖杯を求める魔術師達が英霊を従わせ最後の一人になるまで殺し合う儀式。それが聖杯戦争だ。…まぁ今からリタイアもできる、訳の分からない戦いで死ぬ必要はないさ。
(まじまじと顔を見られれば少々照れたように顔を背ける。直ぐ様真剣な表情になり身の危険が迫っている事を伝えれば、はてさてどうした物かと一人考える。勿論そんな事をさせない為に己が居るのだが、奇襲に備える準備など出来ていないし暫くは出来ない。宝具を開放させても良いが、彼女に負担がかかってしまうのは気が引ける。なるべく不安を紛らわしてやろうと陽気な口振りで励ませば、然りげ無くリタイアを進め。聖杯への願いがない訳でもない。この少女を勝ち抜かせれば聖杯を使えるだろう。だが、そこに至るまでの過程が想像できない以上自らの意思で参加したわけでもない一般人を付き合わせるのは酷だ。相手の意思や人物像を探る様に瞳を合わせれば、閉じてニッコリと笑う。優しく身を案ずる様な口調の裏腹には、リタイアへ有無を言わさない何処か押し付けがましい物も感じ取る事ができ)

…その聖杯があれば何でも願いを叶えられるの？それで、その資格が私にあるんだね？乗った。リタイアなんてしないよ。私は知識が無いから少し面倒かもしれないけど教えてくれたら何でもするよ、私は何をしたらいいの？

(未だ謎の多い話ではあるが、男の口振りからして、その聖杯とやらを手に入れれば何でも願いが叶うらしく、殺し合いという言葉は些か不穏だが未だ現実的に感じておらず、何の根拠も無く大丈夫だと思っている節があり。その上、辞めておいた方がいいと言われるとやりたくなる性分で、優しさを装った男の言葉の裏に何処か傲慢を感じてしまい、少しムッとしたように眉を顰めると真っ向からその意見に対立するように言葉を述べる。もちろんそれは、負けず嫌い故の張合いで、売り言葉に買い言葉である部分もあるのだが、それ以上に自分にはどうしても叶えたい願いがあり、もしも本当にその聖杯によって願いが何でも叶うのであるのだとしたら参加しない手など無く、寧ろどこか縋るような気持ちさえある。それに眼前で務めて陽気に振舞おうとしている彼自身にも何かしら叶えたい願いがあるからこの聖杯戦争に参加したのだろうし、恐らくリタイアという選択肢は自分にとっても彼にとっても望むべき物でないのは確かなように思えて)

…分かったよ、ここで俺がどう言ったってお前は絶対曲げないだろ？なら好きなようにしてくれ。ただ、納得する為に聖杯へ望む願いとやらを教えて貰おうか。マスター。
(呆れた様に乾いた笑い声を喉から捻り出せば、馬鹿馬鹿しいとでも言いたいのか手を広げ己が感情を伝える。とんでもないハズレくじを引かされてしまった事を嘆きながら、さてどうするかを冷静な頭で見据える。この少女は令呪の使い方さえ知らない。聖杯を求めるのなら彼女をここで殺して魔術回路を喰らい、別の魔術師と契約した方が余程勝機はある。今、出会った人間を殺せない程の情があるわけでもない。__しかし、それは流石に気が引ける。友人にも酷く泣きながら叱られる事だろう。軽く舌打ちをすれば、これからの苦労と非情になりきれない自分を恨みながら腹を決める。自分の意思で参加した訳でもないこの戦争、呼び出されたのなら戦うのみだ。ただ、戦う目的を明らかにしたいのか少女に望みを問いかけ。勿論、その返答次第では利益のみを提供するとは限らなくなるが。戦うと決めたのなら今後何をしようと聖杯を手に入れる。その決意を外に漏らす事は無いまま、静かに魔力の根を辺りに張り巡らせ。)

…お父さんの仇を取る為だよ。お父さんはある男に殺されたの。だけど、その男は大物政治家で、裏で金で警察を動かして、証拠不十分で釈放された。あんな曲がったこと許さない。お父さんを生き返らせて、あの男に天誅を下す。逆にあなたにも願いがあるの？

(貼り付けたような笑みが消えた相手の顔を見つつ、尋ねられた聖杯の使い道に、言葉にするのが一瞬躊躇われる。それは口にするにも忌々しく、脳裏に焼き付いて離れない幼い頃の記憶。あの時からどれだけ自分に力があればと思ってきた事か。静かに拳を握りしめると苦々しげに言葉を絞り出して行く。聖杯が万能の願望機であるならばきっとそれはもっと崇高な考えを持った善人に渡るべきなのかもしれないが、何を願うにしてもそれは勝ち取った者の自由だろう。あの日から仇を打とうとどれだけ必死に尻尾を掴もうとしても煙に撒かれたあの男を地獄に突き落としてやるのだ。詳しい事は何もわからないままだが、そのチャンスが与えられたのだとすれば、それを無駄には出来ない。目の前の相手の口ぶりからすれば、普通はちゃんとした魔術師が召喚して聖杯戦争に共に参加する様子であるし、相手にとっては面倒極まり無いことは確かなのだろうが、協力してもらう他はない。真正面から相手の双眸を見詰めて揺らぐことなく自分の思いを相手に告げると、追うように相手の願いについて尋ねて)