citrus

そう、残念ね
ひとつ言っておくけれど、権力なんてないわよ
生徒会の仕事はあくまで、生徒が学校生活を円滑に過ごせるよう支援監督することだけだから
（ぜんぜん残念そうでない口ぶりで
余計な注釈まで付けて答えて）
まぁ、大ざっぱにかいつまんで言えばそういうことで間違いではないわ
（やはり素直にうん、とは言えずに
遠回しに柚子の主張を肯定して
彼女が抱きついてくると、特に嫌がるそぶりもせず軽く受け止めて、そっと腰の後ろに手を添えて）
えぇ、帰りましょ
でも、その前に……
（腰に回した手を引き寄せて、お互いの体を密着させて）
キス、しましょ
（無表情で、じっと見つめながら顔を近づけて）

え～～そうなの？
でも校則でがんじがらめに取り締まっているじゃない
この学校に転校してきた時も芽衣が……（芽衣の言葉に反論するようにほっぺたを膨らませて生徒会の不満を伝えると転校初日に校門前で芽衣にされた事を言おうとするけれどもその時の事を思い出して顔を真っ赤にして体を震わせながら恥ずかしそうに俯いて

えへへ～～ありがとう、芽衣～～
もう芽衣は、可愛らしいな～～（芽衣に抱き着くとそれを受け取ってくれたみたいに腰に手をまわさらると嬉しそうにニコニコしながら芽衣のほっぺたに自分のほっぺたをくっつけてすりすりとしようとすると芽衣が可愛らしい事を伝えて

うん、良いよ、キスをしよう、芽衣（小さく頷いて芽衣とキスをする事を了承すると芽衣のほっぺたに右手で触りゆっくりと芽衣の唇に自分の唇を近づけて芽衣とキスをしようとして

ルールがある以上、誰かがそれを守らせないと
秩序の乱れは生徒にとって不利益になるわ
それに、あれはただのボディチェックよ
あれでなにか不純なことを連想するのはあなたがそういうことに気をとられていた証拠ね
（見せしめ的な目的があったことには触れずに、顔色ひとつ変えずさらっと流して）
……こういう時は、ありがとう、と言っておくべきかしら
（頬ずりしてくる柚子を、正直ちょっとうざいと思いながらもはっきり言うと彼女が気を落とすことは明らかなので受け止めてやって）
……やっぱり気が変わったわ
帰りましょ
（至近まで近づいた柚子の唇を避けるように
するりと身を翻して）
戸締まりするわ
（髪を直しながら、鞄を下げて鍵を持って）

それは、そうだけれどもおしゃれくらい許してほしいよ～～
あれがただのボディチェックってはっきり言ってトラウマ物だよ（ルールの取り締まりは大切だと思う反面おしゃれくらいしたいことを伝えて芽衣があれがたんなのボディチェックって言い切るのを聞いてあの時の事を思い出して顔を真っ赤にして体を震わせてあれがただのボディチェックって言うのは、ありえない事を述べて

うん、それで良いと思うよ（芽衣に私の気持ちにお礼を言われると満足そうに小さく頷いて芽衣の答えが間違ってない事を伝えると芽衣にスキンシップするのが満足して芽衣のほっぺたにすりすりするのを止めて芽衣から離れるとニッコリと笑い

そんな～～ここまで来ておあずけだなんてあんまりだよ～～（芽衣に避けられて帰りの準備を済ませるように芽衣が鞄と生徒会室の鍵を持ったのを見て情けないように涙目になりながら芽衣を見つめてキスをしてくれない事の不満を述べて

わたしは、なし崩し的に見て見ぬふりをしているような今の状況にとても不満を持っているのだけれど？
（柚子の頭のてっぺんから足の先まで、校則違反の数々を舐めるように見ながら）
トラウマを克服するのに
慣れて乗り越えるという荒療治があるらしいのだけれど……
試してみる？
（手をわきわきさせて見せて）
気乗りがしない時にこういう行為をしてもお互い得れるものはなにもないし、むしろ後悔が残るだけよ
（部屋を出て、ドアの脇にある照明のスイッチに指をかけて
無言で柚子にも早く部屋を出るよう促して）

うっ……それについては、芽衣に感謝しています（芽衣になし崩し的に見て見ぬふりをしているような今の状況にとても不満を持っているのだけれど？って不満を伝えられて芽衣に体全体を見られると何故か芽衣に見られるのが恥ずかしくなり顔を赤らめて両手で体を隠して芽衣が服装を見逃してくれる事は、感謝している事を伝えて

いえいえ、遠慮させてもらいます！（芽衣が手をわきわきさせてあら荒治療法を試してみるかと聞かれるとあの時のトラウマがよみがえり慌てたように顔を赤らめて物凄いいきおいで芽衣から距離をとり両手で体を守るように隠して怯えたように首を激しく横に振り芽衣の心遣いを断る事を述べて

うぅ……解ったよ、芽衣……（これ以上ごねても芽衣に嫌われると思いしぶしぶ芽衣の言葉を聞いて生徒会室を出ると生徒会室の方を振り返って芽衣が生徒会室から出てくるのを待って

ホントに感謝の気持ちがあるのなら、明日から身だしなみを改めることね
（ふい、と視線を外して）
あら
あなたなら喜んで試させてくれるかと思ったのだけれど
残念ね
（心の中では残念に思いながら
表面にはぜんぜん残念に思っていない様子で手を下ろして）

（柚子が部屋を出ると照明を落として
鍵を閉めてからノブを回して施錠されていることを確認して）
さ、帰りましょ
（ﾁﾗｯと柚子を見て、先に立って広い廊下を歩き出して）

いや～～それは、その……もう少しだけ見逃してかな～～なんてね（自分のほっぺたを右手の人差し指で触り最後に右目を瞑り可愛らしくウインクをしてファッションを見逃してほしい事を可愛らしくお願いしようとして

うん、うん、期待に答えられなくてごめんね、芽衣（大袈裟のように何回も頷いて期待に答えられなかった事を謝ると芽衣が私にいたずらを諦めてくれた事を安心したようにほっと胸を撫で下ろしたように微笑んで

うん、帰ろう、芽衣（芽衣が帰る事を伝えると芽衣がちらって私の方を向いたのを見てそれに答えるように小さく頷いて芽衣と一緒に帰る事を述べると先に歩いた芽衣を追いかけるように芽衣の後を歩くと芽衣の反応を気にしながら芽衣の手を握りしめようとした

（ふぅ、とわざとらしくため息をついて見せて）
言ってみただけよ
あなたと１年いっしょにいて、少しはあなたのことを理解できたつもりだから

気が変わったならいつでも言ってちょうだい
待っているわ
（本気とも冗談とも分からない表情と口調で柚子をじっと見て）

（追いついて隣を並んで歩く柚子の指先が、偶然か故意か自分の指先に触れると
そっと
だけど躊躇いなく、彼女の手をとって
何事もないように前を向いたまま、無言で歩を進めるけれどその頬を少し上気して見えて）

芽衣……うぅ……今回だけだからね、芽衣、やっても良いわよ（芽衣が少しだけため息を吐いて何とも言えない表情を見てそれにくわえて芽衣の言葉を聞いてこのままの芽衣が見ていられなくて顔を赤らめて芽衣の好きにして良いことを伝えて照れを隠すように芽衣から視線をそらして

……えへへ……（芽衣が私の手をとって顔をほんのりと顔を赤らめたのを見て嬉しそうに少しだけにやけたように微笑むと芽衣の気持ちに答えるように芽衣の手を握り返して少しだけ芽衣を上目遣いで見つめて

芽衣、帰りに何処か寄って行かない？（このまま帰るのが勿体ないと思い芽衣に帰りに寄り道をする事を提案してでも心の中で生徒会長の芽衣が寄り道をするのは、無理だろうなって考えていて

柚子、あなたなにか勘違いをしているわ
始めのため息はあなたが校則を守れないことに対するため息よ
（今さら責める気はないけれど
どうとでも取れるような無表情で柚子をじっと見て）
それに
あなたがたとえ嫌がっても
その気になれば、わたしは……
（その先はあえて口にせず）

（柚子がこちらに笑顔を向けている気配を感じたけれど
ﾁﾗｯと横目で見るだけで、前を向いたまま歩いて
代わりに、自分の気持ちを伝えるように握りあっていた手を握り直して）
……そうね
どこか、というのなら書店に寄りたいかしら
（少し考えてから自分の希望を言って）

えっ……?
あ、あの今の言葉は、忘れて～～!?（芽衣が校則の事を言ったと指摘されると自分の勘違いの発言が自分がエロいと指摘されたみたいで恥ずかしくなり顔を真っ赤にして今の発言を忘れてほしい事をお願いして

っ!?うへへ……（芽衣が私の気持ちを答えるように握り直されると芽衣の気持ちが嬉しくてニヤニヤしながら芽衣の気持ちに答えるように芽衣の握っている手の指を絡ませるように握り締めて

書店……?
うん、良いよ、芽衣、書店に寄って帰ろう。
でも何の本を買うつもりなの？（芽衣が書店に寄って帰りたいと言われて素直に小さく頷いて書店に寄って帰る事を了承すると芽衣がどんな本を読むのか気になり芽衣がどんな本を買うのか質問をして心の中では、芽衣に恋愛小説とか似合いそうだと思い芽衣が恋愛小説を読みながら顔を赤らめている姿を思い浮かべると少しだけにやける感じになり

（ぴたっと立ち止まって、顔だけ横を向けて）
忘れるもなにも
さっきも言ったように、わたしはあなたの発言を全部覚えているわけではないから
（それだけ言うと、再び柚子の手を引くように歩き始めて）
わたしのことを考えると胸がドキドキする、と言っていたことは覚えているけれど

（玄関が近づくと
人の気配を感じて、つないでいた手を離して
果たして靴箱の前に生徒が二人、夢中で喋っていて
その二人に早く下校するよう注意して
柚子と並んで靴をはきかえながら）
数学の参考書よ
桃木野さんに分かりやすい参考書があると聞いたものだから
一度、見てみようと思って
よかったらあなたにも貸してあげるわよ？
……なにかおかしいかしら？
（柚子の表情が笑っているのを不思議そうに見て）

それならば良かった……
あわわ……!?
恥ずかしくて死んでしまいそうだよ……（芽衣に私の発言を覚えていないと言われると安心したように微笑むと芽衣がわたしのことを考えると胸がドキドキする、と言っていたことは覚えていると言われると顔を真っ赤にして体を少しだけ震わせて恥ずかしそうに俯いて学校の玄関に付くと芽衣と２人で並んで靴に履き替えて

わ、私は、良いよ（数学の参考書を貸すと聞いて慌てて両手を振り勉強なんか勘弁だと考えていて

それに解らないところは、芽衣が教えてくれるんでしょう。
頼りにしているよ、妹よ（芽衣の肩を軽く触り芽衣が勉強の事を頼りにしている事を伝えるとすがすがしいくらいにこやかに微笑んで芽衣と勉強デートも良いかなってふらしきな考えもしていて

えっ、うんん、何でもないよ、芽衣（芽衣が参考書を買うと聞いて落胆的になると私が芽衣の事でふらしきな考えをしていたとばれると芽衣に軽蔑されると思い慌てて首を横に振り自分の考えがばれないように誤魔化そうとして

この程度のことで死んでしまうなら
命がいくつあっても足りないわよ？
（それだけ恥ずかしい発言が多いということを言外に含めて）
もちろん
ホントにやる気があるのなら教えるのはやぶさかではないけれど
最後は自分の頭で考えて理解しないと実力は身につかないわよ
（さらりと正論を言って）
…………そう
（少し目を細めて
じぃ～～～っと見つめて
急に興味を失ったように歩き出して）
お母さんが夕ごはんを作って待っているわ
さっき、寄り道することはメールをしておいたけれどなるべく早く用事を済ませましょ

うぅ……芽衣の意地悪……（芽衣にさらっと恥ずかしい発言ばかりと言われると恥ずかしそうに顔を赤らめて恨めしそうに芽衣を見つめてさらに芽衣が私の恥ずかしい発言を覚えていると考えると落ち込んだように俯いて

うん、うん、それで良いよ！
芽衣は、教えるのは、上手だからね。
凄く助かるよ（芽衣が勉強を教えてくれると聞いて嬉しそうに何回も頷いて芽衣に教えて貰うのに意味がある事を伝えると芽衣に勉強を教えて貰える事が嬉しそうに幸せ最高のようにニッコリと笑みを浮かべて

そうだね、お母さんを待たせる訳には、いかないよね。
数学の参考書を買ったら真っ直ぐに家に帰ろう（芽衣に数学の参考書を買ったらすぐに家に帰る事を伝えると学校の校門を出ると周りに誰もいない事を確認すると芽衣に気付かれないように小さく咳をしてから芽衣の隣に移動して芽衣の右手をゆっくりと握りしめようとして

それはあなたの捉え方の問題ね
わたしはあなたに意地悪をするつもりで言ったのじゃないもの
（柚子の恨めしそうな目線を涼しい顔で受け流して）
……分かっているのかしら？
（やたらと持ち上げられて、柚子に頼られて
照れくさくてむずがゆい気持ちを隠すのに失敗して顔が熱くなっているのを自覚すると、彼女に顔を見られないようさりげなく斜め横を向いて）

（柚子がぎこちない動きで手を差し出してくるのを察して
自分から、躊躇いなく彼女の手をとって
そっと握って）

（／ごめんなさい、ちょっと気になったので
柚子はお母さんのことをママ呼びしています
ちなみに芽衣はなんて呼んでいるか知らないので、もし間違っていたら教えてくださいね～）

うっ……芽衣の言葉が正論過ぎて言い返せないかも……（芽衣の正論を聞いて反抗の言葉が出て来なくて反論する言葉が詰まり悔しそうに芽衣を見つめて芽衣に反論できない自分に嫌気が差すのと同時に芽衣の正論の言葉を聞いて芽衣の事が嫌いになれない自分がいて

うん、うん、もちろん解っているよ。
さすがは、私の恋人の芽衣だよ（何回も頷いてさらに芽衣を持ち上げるような私の恋人の芽衣は、最高の恋人な事を伝えると斜め横を向いた芽衣がなんとなく照れているのかなと考えるとそんな芽衣が可愛らしいと思い愛おしそうに芽衣を見つめながろ薄く微笑んで

っ……!?えへへ……（芽衣の手を握り締めようとすると芽衣から手を握り締めてくれたから嬉しそうにデレデレと顔がゆるゆるになると芽衣の手を握り返すと幸せそうに芽衣を横目で軽く見つめて

（＼指摘ありがとうございます。これから気をつけますね。柚子は、お母さんでは、なくてママだったのですね、知りませんでした

発言する前に少しは考えることね
もっとも
あなたのいいところは、そういうことではないけれど
（ちょっと言い過ぎたかも、と思い
さりげなくフォローを入れて）
……そこまで言うなら、次のテストでは学年50位以内を目指してもらおうかしら？
わたしが教える以上、それくらいはできて当然だものね
（恋人、ということばに胸が熱くなるのを抑えきれず
その気持ちを素直に受け止めることができなくて、つい厳しいことを言ってしまって）
……表情がだらしないわよ
（言いながら、彼女が嬉しそうに思っている様子なのを見てこちらもつい表情がゆるんで
周囲が黄昏に染まる中、しっかり手をつなぎあって歩くふたり）

（／細かいことを言ってゴメンなさい
聞いてくれてありがとう）

うぅ……気をつけるよ、芽衣……（芽衣に話す前に考えなさいと注意されるとしゅんと落ち込んで少しだけ俯いて発言に気をつける事を伝えて心の中で普段から独り言を喋る自分をどうしたら治るのか考えて

50位いない!?
うぅ……あたしには、無理だよ……
あっ、でも５０位いないをとれたら芽衣が何かご褒美を頂戴よ。
そしたら頑張れるよ（芽衣に５０位いないを目標だと言われて無理だと思い俯いて落ち込みでも直ぐに顔を上げて芽衣がご褒美をくれたら頑張れる事を芽衣に甘えるように捨てられた子犬のように目をうるわせて上目遣いで見つめて

あわわ～～ごめん、芽衣（芽衣にだらしない表情を注意されると慌てて表情を引き締めた表情をしたでも芽衣と手を握りしめるのが嬉しくて直ぐにまただらしない表情になりにやける感じになり芽衣と手を握りしめる手の指を少しだけ絡めさせるようにしようとして

（＼いえ、こちらこそ指摘ありがとうございます。それでは、本体は、この辺りで失礼します。