citrus

うん、帰ろう、芽衣！（芽衣があたしの差し出した手を握り締めてくれたのを見て嬉しそうにニッコリと笑い大きく頷いて芽衣にマンションに帰ろうと伝えると芽衣が私に向けた鞄を受け取り芽衣の手を握り締め芽衣と一緒にマンションに向かうと芽衣がマンションの前に来るとちらってあたしを見つめてでどうするの？って芽衣に質問をされると芽衣がなんの事を言っているのか解らずに「何がなの？」って話して芽衣になんの事を言っているのか質問をするときょとんと首を傾げて

（予想通りの反応に小さくため息をついて
柚子の顔から視線を逸らして）
……デートをしたいと言い出したのはあなたでしょ？
それをどうするか、たずねているのだけれど
（照れくさくて
わざと突き放すような言葉と表情で）

うん、芽衣とデートをしたいよ！
でも良いの？
私は、芽衣と約束は、守る事ができなかったんだよ……
そんな私とデートをしてくれるの……？（芽衣にデートの事を聞かれると少しだけ興奮したように声をあげて芽衣とデートをしたいと即答するけれどもすぐに約束が守れなかった思い出して申し訳なさそうに芽衣を見つめて芽衣との約束が守れなかった事を謝りそれでも私とデートをしてくれるのか質問をして不安そうに芽衣を見つめて

わたしはごほうびや見返りなんて言葉、好きではないけれど
あなたは今回それに見あうだけのがんばりを見せた
それでいいじゃない
（そんなことは些末事だと言わんばかりに答えて）
……それに
（なにかを言いかけて
赤くなって俯いて、ごにょごにょ口を動かして）

ありがとう、芽衣！
今度は、５０位以内に入るように頑張るね！
だから芽衣の言葉に甘えてデートに行かさせてもらうね！（芽衣に私の頑張りを認めたからデートに行っても良いと言われると芽衣の気持ちが嬉しくて芽衣に抱き着こうしながら今度は、50以内に入るから芽衣の気持ちに甘えてデートに行く事を伝えて芽衣がなにか言おうとしてそれにって言葉を止めたのを見て「芽衣、それになんなの？」って芽衣が何を言おうとしたのか質問をすると芽衣の言おうとした言葉が気になっていてじっと芽衣を見つめて

順位なんて
わたしは１位以外は意味が無いと思うし
大切なのは、あなたがなんのためにがんばるのか、ということよ
（柚子にはもっと他のことのためにがんばってほしいと思いながら
こんな時でも素直に思いを伝えられない自分に苛立ちを感じて）

……な、なんでもないわ
（見つめられると恥ずかしくて
とても言い直すことなんてできなくて、ぷいと顔を逸らして）

大切な事……あたしは、自分の為にって事もあるけれどもやっぱり完璧な芽衣の側にいるために勉強を頑張っているんだよ！
それって変かな……？（芽衣になんのために勉強をするのが大切と言われると少しだけ考え込んで芽衣と側にいるために勉強をすると伝えると不安そうに芽衣を見つめて私の勉強の理由は、変なのか質問をして

え～～そこまで秘密にされたら気になるよ～～でも芽衣の嫌がる事は、できないし……（芽衣がぷいと顔を逸らしてなんでもないわっと言われるとますます芽衣の言った事がますます気になりでも芽衣に無理矢理芽衣に聞くのが芽衣の嫌がる事ができないと思い困ったように口元を押さえて考え込んで

え？！
（柚子の言葉を聞いて、かぁっと赤くなって
思わずぷいとそっぽを向いて）
……気持ちは嬉しい、けれど
自分の夢のためにとか、就きたい仕事のためにとかないの？

～～～っ
…………わたしもデ………………たい、って言ったの
（ぶっきらぼうに、早口で小声でぼそぼそ呟いて）

私の夢の為って言っても夢なんかないよ。
願いと言ったら妹の芽衣とママの家族と友達のはるみと妹みたいなまつり幸せを願っているだけだよ（芽衣に夢の為に勉強をしないのかと言われると困ったように苦笑いを浮かべて夢ややりたい仕事がない事を伝えると願いは、身近の人の幸せだけだと述べて

えへへ～～ありがとう、芽衣！（芽衣がぼぞぼそと早口で言ったのを聞いて芽衣も私とのデートが楽しみって言っているのが解ると芽衣の気持ちが嬉しくてニコニコしながら芽衣の気持ちに答えるように芽衣に抱き着こうとして

……そう
夢は無理に持つものではないけれど
あなたは優しいわね、柚子
（くすりと小さく笑って）

ちょっと待って！
わたしは今、データ収集したい、って言ったのよ
なんでお礼を言われなきゃならないのかしら？
（真っ赤な顔で苦しい言い訳をして
するりと柚子の腕をすり抜けると一人足早にエレベーターに乗って
閉じるボタンをがちゃがちゃ連打して）

そう言ってもらえると嬉しいよ
そうかな？私は、普通だと思うよ（芽衣に夢は無理に持つものではないと言われると芽衣の気遣いに感謝すると芽衣に私が優しいと言われると不思議そうにきょとんと首を傾げて私は、優しくないし普通だと伝えて

わっ、待ってよ、芽衣（芽衣が私が抱き締めようとするのを避けてエレベーターに先に乗って閉まるボタンを連打で押したのを見て慌ててエレベーターに乗ろうとして

（柚子がドアに挟まれそうになるのを見て、しかたなく開くボタンを押して彼女をエレベーターに乗せて
改めて扉が閉まるとエレベーターは上昇を始める）
…………
（髪で表情を隠すように俯いて、おし黙って
エレベーターの中には微かなモーター音と空調の音だけが流れて）

ほっ、芽衣に置いて行かれるかと思ったよ……（芽衣がエレベーターの開くボタンを押してエレベーターの中に入れてくれるとほっと胸を撫で下ろして芽衣に置いて行かれると思った事を小声で呟いて芽衣とエレベーターの中で二人っきりだと思うと緊張して芽衣につられて黙り込んでエレベーターの中で沈黙が続いて

…………
わたし、デートなんてしたことがないの
だからどうすればいいのか
どうするものなのか分からないわ
（下を向いたまま、恥ずかしそうに重い口を開いて）

う～～ん、あんまり難しく考える事は、ないよ。
デートなんか楽しんだ者勝ちだよ。
私が芽衣の為に素敵なデートにしてあげるね！（芽衣が下を向いたまま恥ずかしそうに重い口を開いたのを見てその様子が可愛らしくて愛おしそうに芽衣を見つめてデートは楽しんだ者勝ちだと言う事を伝えると最後に芽衣の為に素敵なデートにする事を宣言するとエレベーターの目標階に着くとエレベーターの扉が開いたのを見て開くのボタンを押して

(柚子の話を黙って聞きながら、彼女の顔をじーっと見て
エレベーターを並んで降りると、さっきから感じていた疑問を口にして)
……柚子、あなた
デート、したことあるの？

デートは、したことがないけれども二人で遊びに行った事は、あるよ！（エレベーターを降りると右手の親指を立ててどや顔で二人で遊びに行った事がある事を伝えて

二人でって……
お、男の人と？
(少し動揺の色を見せながら、じーっと見つめて)

ち、違うよ！
その…まつりとだよ……
だから二人と遊ぶのは、まかせてよね（男とデートをした事があるのかって質問をされると顔を真っ赤にしてまつりと二人で遊んだ事がある事を伝えると右腕を曲げて芽衣とのデートは、まかせてほしいことを意気込んでみせて

……そんなことだろうと思ったわ
(呆れたような、ホッとしたようなため息をひとつついて
エレベーターのドアが開くと、ひとりでさっさと歩き出して)
ただいま
(と、家に入って)