匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
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……な!? ……お仕置きされるなんて言ってねぇだろ!? ただ……
(些か緊張した面持ちで言を返せば、暫しの沈黙の後、相手から戻ってきた台詞に続けて怒った様子を見せ。思わず立ち上がれば、興奮によって無意識の内に背からは翼が生え、牙と爪も僅かに伸び。だが、勢いよく言い切った前半とは裏腹に、後半は "ただ……" の続きも言えず、どこか悔しそうか、あるいはやるせなさそうに伏し目がちとなって。ただ…… "疎まれるだけだ"、と宙に消した本心は自身の胸の内にのみ反響し。一方的にこちらが人間を恐れるだけの関係性であれば、どれほど良かったであろうか、持ち出される武器によっては痛い目に被ったこともあるが、基本的にぶつかり合えば加害者側に立つ身であり。
しかし、相手は何がおかしかったのか、それとも笑い始めてからは、きちんと此方の素振りを追えていないのか、ひとしきり楽しそうにしていて。……変な奴だが、馬鹿にしてからかいを繰り返す風でもないところ、悪意はないのかもしれない、いや、大分悪意はなさそうである。かといって、この妙な空気の中が居心地いいというわけもなく、ましてや中途半端に憤って立ち上がってしまったばかりに、この後の挙動に惑い。口をへの字に縛った複雑そうな表情で、ただ相手を見つめていれば、やがて相手も笑うのはやめて、落ち着いているものの、どこか優しそうな顔で謝罪を口にしたかと思うと、次の台詞を紡ぎだし。
不意に謝られたことへの意外性もあって、不満げに結んでいた口元を、開かないまでも少し緩めると、相手に注ぐ視線からも荒みが消えて、代わりに一抹の興味を宿し。だけれど、相手の言葉を最後まで聞けば、相手に対する信用に限るとないわけではないようであるものの、また瞳に……落ち込みだろうか? でなければ諦観か。そういう影を灯して、顔立ちこそ俯き加減でも気の強そうなままだが、背にした翼もしゅんと萎れさせ「少しでも人と違う…? 違うだろ。人間と亜人は違う。違うし、オレだってそれぐらいの弁えは持っている」と言って。そして、次は真っ直ぐに相手に向き直れば、黒い炎のように、力強くても隅に影を備えた目付きとなり)
オレはどこだって安全に暮らせるさ。あんたについて歩いているのはただの気まぐれだ。それより少しは自分のことも案じた方がいいんじゃないのか? あんたが今一緒にいるのは、人間じゃなくて獣だぞ。
(/拗らせている人は面倒臭いとよく聞きますが←、多分に漏れず、結構我儘なロールを回したと思います。普通にお返し頂いても嬉しいですが、もしも返しに困ったりしたら、風呂の説明を忘れていた宿屋の主人とか、あるいは匂いを嗅ぎ付けた野党などのモブキャラ乱入で流れを入れ換えるか、もしくは場面転換で翌朝等でも全く構いません。いつもご返信を楽しみにしています^^/蹴り推奨)
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