匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
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へへぇ、何企んでんだよ、その顔。
(相手に自分の意思をそのまま受け止めてもらえれば、小さなイタズラに成功した悪ガキのように、満足げな笑顔を見せ。……見た目が幼いわけだが、本人に全くその気はなく。その後すぐ、つんと澄ました表情……のつもりと思わしき、実際には何処か得意気な表情で相手から視線を逸らせば「悪いことは嫌いだけれどな」と、外したくない本音を一つだけ語り。今のところ、自分への対応から相手に気を許しつつあるのは間違いないのだが、世の中には利用価値を見出だすと、飴で釣って悪事の片棒を担がせようとする者も残念ながら存在し。つい出てしまう懸念は、最早癖みたいなものだろうか)
* * * * * *
……ふーん
(鞄屋に向かう道中、相手から様々な解説を受ければ、締めの言葉に対し、相手の顔をじっと見ながら平坦な相槌を打ち。だが、またもすぐに視線を正面に向け直せば「……どうなんだろうな。オレは人間なんて嫌いだし…」と静かな声量で。その口調に怒りや憎しみは込もっていない。先の相槌と同様、平坦であり。ただ脳裏に巡るのは過去の様々で……これまで何度も追い回されてきた。元々利用されるために生み出され、用が済めば居場所もなかった。出会ってきた者の中にはいい奴と思える者もいたが、それでも、あちこち放浪して、別段不便も感じず、人間社会の中に自分が溶け込んで生きるという姿は正直全然想像できなくて。しかし、今全く想像できなくても、仮に自分以外の亜人の話であっても、相手が言うのなら、そういう未来が来ることも可能性として完璧なゼロではないのかもと何となく考え)
* * * * * *
んん?
(そのうちに鞄屋に辿り着けば、壁という壁にカバンやリュックやザックカバー等がかけてあり、通路もやや狭めの店の奥へと、相手はずんずん足を踏み入れていき。辺りの様子を気にしながらも、黙って後ろをついていけば、やがて相手は一つの商品を手に取って。何やら言いつつ手渡してきて、提げてみるようにと促されたところ、それがオススメということらしい←。ほんの僅かに首を傾けつつ触れてみた感じ、少なくとも素材は爬虫類の皮ではなさそうである。……良かった。鞄屋に着いてから思い出したが、人間は竜の皮でも剥いで加工する生き物だったはずで。しかしこれであれば、共食いならぬ、共着の危機はなさそうだし、その上で目利きに自信のない自分でも、肌触りも悪くなければ頑丈そうでもあり、なかなか良い品物に見え。特に表情も変えないまま、相手に言われた通り、見よう見まねで大人しく肩掛けにしてみれば、サイズはほぼぴったりで、元々着ていた服とも馴染み。だが、ショルダーバッグの着用の仕方からして怪しかった当人には、飛び級のごとく "良い/悪い" の判断はつけられず、取りあえず "付け方は間違っていないか?" という意味合いで相手に)
どうだ?
(/この二人の関係性って親子なんですかね…ww)
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