匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
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まぁ何人も雇ってるのは事実だろうが、基本機械で作るからな。決まったデザインとかやり方があって、それに沿って作り上げる訳だから、こういう製品で腕の良し悪しはあんまり関係無いんだ。ああいうオーダーメイドのもんならそれが顕著に出るだろうけどな
(その点アルドニックは、大量に並べられた製品に対して先程話したような工業化だなんだと言った時代の流れを感じていて。時折それについて解説なんかしつつ見て回っている。因みに言語に関しては、現在その片鱗は全くと言っていい程見せない&残っていないが、元々貴族だったこともありその時に受けた教育や、それを元にして独学で身に着けた多数の言語の知識があり。主要な言語は話せるし、一部言語も会話は無理でも文章の読解や読み書き程度なら行える能力があった。無論それは各国を飛び回り、古い言語への理解が時に必要となるトレジャーハンターとして生きていく上で、ほぼ必須の能力なのだが。それはともかく、ティアからの提案を受けては確かに、と頷いて。「まぁあんまどれも変わらないけど、お前はどれが良い?」と、自分の分とティアの分の両方を買うため、一応の好みを彼女に尋ねて──)
観光っつーか、買い出しだったな。
(その後もいろいろな店に寄ったのだが、どこも大量生産品は安価に手に入れることが出来て。結局のところ、アルドニックの感覚としては観光というよりも、古くなった生活用品等の買い替えに時間を費やした買い出しのような感覚となって。ただ寧ろその方がアルドニック的には楽しかったらしくどこか機嫌良さげな表情で今日泊まる宿屋を探して)
……あ…
(そして宿屋に入ると、その良い気分を少し害する光景が目に入ってくる。それは生気のない表情で鎖に繋がれた奴隷が、部屋に入れてもらえず廊下に座らされている姿だった。近々始まる奴隷市、そのために外から来て宿泊する奴隷商も中には居るのだろう。奴隷というのはこの時代の常であり、どこへ行っても見かけるものだが、やはり"商品(モノ)"としてそこに存在するのを直接目の当たりにすれば、多少良心が痛んで)
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