VIVID COLOR PARADE【3L】　

>Junlong

高い志を持つことは大事なことだね。努力に勝るものなどないのだから。
(目標に向かってひたむきに取り組む姿も、積み上げられる成果も美しいもので経験が生きる俳優なら尚の事。不思議な質問を受け、戸惑い頬を掻いて「いや、そんなつもりはないのだけど…まあ、一回の食事は確かに他のメンバーと比べたら少ない方、かな？」既に習慣になっていることであれど、食べたい時に食べればいいという考えで。特に食事制限もしていなければ、小腹が空けばその都度甘いものも口にし、量などは食べ切れればそれでいいくらいにしか考えておらず。傍から見ればそう見えるのかと考えこんでいれば不意に目の前まで顔を近づけられ「ちょっ…近いから」相手に距離を取ろうと自身と相手の顔の間に掌を突き出し。仮面越しとはいえ、自身の瞳を覗かれているような気がしてならず、仄かに頬を染めては視線を逸らして)


>Jack

へぇ…ロスにはそんな諺があるのかい？
なら僕も、ロスのいかしたジャズ・キングのアドバイスを聞き入れさせて貰うとするよ。
(己にとっては至って普通な朝食ではあるものの、彼から見ればそうではないらしい。起床したばかりの朝は特に食べる必要もないと思っていたものの、それをユニークなパフォーマンスで力説されては悪い気もせず。聞きなれない言葉も愉快な演出のものに思えて、クスクスと笑みを浮かべては相手の言葉を借りて。流れるようにディスクを入れ換えれば彼らしい軽快なジャズ。そのステップを見事に彩らせ、肩に置かれた手を特に振り払うことなく、凭れ見上げるように首だけ向けにんまりと口元を緩め)

今日は朝から素敵なことが立て続けに起こる。最高の気分だよ。
お手柔らかに、Mr.ジャック。それで、一体何を披露してくれるんだい？


>Noah

うん、面白いよ？　口ではうまく言えないけど…大体の絵は在り来たり過ぎて響かない。でもノアの絵はいつ見ても飽きないからね。

(素直な感想を述べ、他者からの承認欲求が高い芸術家なら誰しも喜ぶと思ったのに反する反応にキョトンと首を傾げて。絵は人を写し出す鏡として、絵画に初めて触れていた頃はどの作品にも心踊らされたものの、今となっては何れもこれも似たようなものばかりに見えて。感動こそするものの心響くものなど一握りに過ぎず、人物画や風景画ならそれはよりいっそう色濃く感じてしまう。こういった型にはまった一律な絵に反し、誰も真似をしないような感情渦巻く壮大な絵を手掛ける彼の絵は、一概に言葉では表せない感情が込み上がり飽きることなく愉しませてくれる。果たしてこれがうまく伝わっているかはわからないものの、今は音色で奏でようにも納得のいく音を奏でられる気もせず。その彼の偉大さを言葉で表現できないのはもどかしくも何処か愉しく、一番相応しいと思った言葉は響かせるものではなかったらしい。それどころか何やら神妙な面持ちで固唾を飲んでは、身に覚えのない事を並べられ、思考を巡らすも答えは出ず「罰ゲームとか脅しとかは分からないが…キミの絵は、コンクールや知り合い伝いで知った作品くらいしか見たことないけど。後は何度か寝惚けて部屋を間違えた時かな？　どれも素晴らしかったよ」以前見たことある作品だけでなく、本人の知らぬ間に勝手に部屋に入ったことがあることも暴露して)

いや、僕の方こそすまない…不安な思いにさせてしまって。大事な友を嫌うわけないだろう。だからもう、死ぬだなんて悲しいことは言わないでくれ…

(無自覚であったとはいえ、死を覚悟させるまで追いやった事実に変わりなく、視線を落とし哀愁を帯びて。そんな己に友を名乗る資格があるとは到底思えないものの、せめて意思を伝えようと言葉を紡ぐも込み上げてくるものを抑えきれずポロポロと涙を流し。普段とは違う茶葉とはいえ、紅茶の中でも広く愛されているアールグレイに直ぐに気付けずに事を荒立てた自身の愚かさに虚しくも俯いたまま口を噤んで)


(/言ったそばから長くなりました…不要な部分は削っていただいて問題ありません。愚息も面倒な部分が多々あります故、絡みづらい等あればご指摘いただければ対応しますので、此方こそ何卒今後とも宜しくお願い致します！)


>Edel

―――いかがだったかな、Ms.エーデル。まさかあんな気分からこれを弾かされるとは思わなかったけど。それで、何のケーキを買ってきたんだい？

(独奏曲の醍醐味は演奏者自身も音の一部となり、その空間に溶け込み言葉通り一心同体でパフォーマンスを披露すること。一つ一つの調べが生きているかのように、滞ることなく息をするように自然なまでに美しい音色を響き渡らせ、最後の一時まで空間を彩らせていく。先のことなど忘れ、語り掛ける音色に身を任せ奏で続けていくうちに、次第に紅潮も消えて行き、すうっと楽器を下ろした後も奏でた音は生きているかのように漂い続けて。気分もゆったりと落ち着きいつもの調子を取り戻し、充実に満ちた誇らしげな笑みを浮かべて)