◆ 2018-04-03 00:00:02 |
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>Leone
ん……――痛っ…。な、んだろ…頭が…。
(微かに耳朶を擽る軽やかな小鳥の囀りと、窓から射し込む朝陽の眩さに薄らと瞼を開ける。ぼんやりと霞む眼で視界に映り込む自室は、いつも通りの絵具の匂いを伴う雑然としたもので、特段の変わり映えはない。衣服は勿論、その他生活と勉強用具までもが雑多に詰め込まれたタンスが一つに、絵の立てられたイーゼルと簡易な木椅子。それに沿うように置かれた丸机にはパレットや幾つかの筆、絵具に油壺等といった画材が置かれ、溢れた他の美術用具や完成済みのキャンバスは周辺の床へ無造作に転がっている。足の踏み場がないという程ではないが、ほぼ描画のみに収斂されたその内装はまさに自分だけの小さなアトリエと言えよう。そんな慣れ親しんだ光景を横目に身を起こそうとした折、何やらズキリと頭部に鈍い痛みを覚えては怪訝に首を捻り。しかし寝起きの頭では上手く昨夜の要因を辿る事も叶わず、まずは枕元にある筈のスケッチブックを取ろうと習慣的に視線を移した先で、ようやく健やかな寝息を立てる彼の存在を認め。…どうして、この子がここに。呆然と見詰める内その幼い寝顔に堪えかねた手がいつの間にやら彼の頭部を優しく愛で始めたが、相も変わらず脳内の状況把握は遅々として進まぬまま、混乱を極めた願望混じりの世迷言を誰にともなく呟いて。)
…れ、レオーネ!? なんで…、え? ええ…? ……、き、今日から俺の部屋で暮らしちゃうの…? どうしよう、いつの間にそんな事に…。
(/いえいえ!お忙しい中、いつも多くのご配慮とご丁寧なお気遣いを頂きましてありがとうございます…! また今回の展開も毎度の事ながら大変に楽しませていただきました、本当に本当にありがとうございます。当初こちらが愛でるつもりが想定以上に息子様がお強かった……か、勝てない…!笑 短くなるやもしれませんが、せっかく添い寝展開を強引ながら捩じ込ませて頂いたので、ぜひ息子様と朝を迎えたく翌日へ続けさせていただきました。また阿呆な事を申しておりますが、適当に相手をしてやっていただければ幸いです。
息子様の寝落ち…可愛い…。いっそ、二人とも仲良く寝落ちといたしますか、笑。少なくとも愚息の方は幸福感とお酒の効用で十分と経たず眠ってしまった、ということでは如何でしょう?)
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