◆ 2018-04-03 00:00:02 |
通報 |
>Junlong
(呼び掛けに応え振り返る彼は如何にも悩ましげで、依然購入する物を決めかねているらしい。何か彼の好みそうなものはないだろうかと自分も視線を走らせていると、丁度目に止まった少々奇怪な形状のペン立てに隣の大きな手が伸び。気に入るものがあって良かったと安堵に頬を緩ませては、「それが気に入ったの? じゃあ、俺はここで待ってるね、」急ぎ会計へ向かう彼の後ろ姿を見送り、自らはまた商品棚をためつすがめつしつつ彼を待ち。そう時間も経たず、軽い足音を響かせ満足気に戻って来た彼に気付けば、柔らかな微笑みと共に出迎えて。「あ、お帰りなさい。…貴方はもう他に行きたい所はないの? そうだね…ないのなら、もう帰ろうか。――…、」そんな同意の言葉と共に出入口の扉へ向けかけた視線を唐突に止め、少しの逡巡に瞳を左右に揺らせ。やがて思い切ったように顔を上げると、彼の整った顔を真っ直ぐに見つめ、先刻の別れ際に投げ掛けられたものの、呆気に取られている内に返答の叶わなかった話を再度持ち出して。)
あ、あの、さっきの…画家になれるって、言ってくれた事だけど。…俺、自分が画家になれるだなんて全然思ってないんだ。…思え、ないんだ。……でも、なんだか…貴方にそんな風に言って貰えると、本当に大丈夫なんじゃないかって気がして……、――…今日は本当にありがとう、俊龍。
(/まずは、これほど面倒な性格の愚息に長期間お付き合い頂けたこと、心より感謝申し上げます。何処までも真っ直ぐで優しい心根の素敵な息子様とのお話をいつも楽しませて頂いておりました。折角なのでロルを返させて頂きましたが、こちらへの返信はお構いなく。また何処かでお会いすることがありましたら、その時は是非宜しくお願い致します。今まで本当にありがとうございました…!)
>Leone
……っきみ、は…本当に、……ほんと、に…っ。――…本当に、溺れていいの。君を見ていていいの。…愛してしまって、構わないの…?
(おおよそ同程度の体格とはいえ、彼が本気を出せば自らの貧弱な腕など容易く振り解けるだろうに。弱々しい身動ぎのような抵抗を見せた後、内に秘めた欲を露わにして縋りつく彼の熱と吐息の感触に、自らへ向けられた確たる情を強く実感して息を呑む。まるで此方の過ぎた想いを受け入れ助長するかのような意図を錯覚しては、信じられないとばかりに震える唇で復唱の問いかけを述べ。恐らく先刻の愛の告白はいつもの友愛に基づくあけすけな言と勘違いしてくれたに相違なく、更には他に最善策があったにも関わらず、己如きがその弱味につけ込み熱く昂る情を貰い受けた事に果てない罪悪感を抱えるも、長らく喘ぎ渇き求め続けたものを他でもない彼から与えられては、胸に沁みるような愛おしさとも歓喜ともつかぬ堪え難い感情の渦に抗えず耽溺し。たとえ一時的な錯覚であれ、満たされていく胸中に一層その身を抱く腕に力を込め、耳元にて囁くように落とした陶酔の声音は切なく、砂糖で固めた菓子のように甘ったるい。「…分かった。…もっと、君を受け止める、君だけを見てる、…君を、いつも想うよ。……けど、でも――…っこれ以上、どうやって溺れたらいいのか……分からないよ、分からないんだ。…レオーネ、」腕へ閉じ込めた彼の熱を感じる度、無尽蔵に溢れ漏れ出す欲に更に身を乗り出せば、二人分の重みに沈むソファーがぎしりと音を立てて。しかし表面的な心身こそ熱に浮かされながらも、その奥底には何処か冷ややかで残酷なまでの客観性が保たれ続け。根幹に深く根付く強固の劣等意識が、同等にして同質の心の返報など有り得る筈がないと愚かな期待を否定し嘲笑う。彼への規格外の愛情ともなれば尚の事、こんな己如きがその心の重みを僅かにでも、ほんの一時でも軽くしてやれた、彼の傍へ在る事を許された、それで十分以上、重畳にも程がある成果と満足して然るべきで…だから。…君も俺を、もっと――などと、身の程知らずの貪欲を喉元で押し留めては、その落涙の音が止み次第解放しなければならない、もう二度とは味わえないだろう腕の中の感触を少しでも堪能すべく、甘く狂おしい熱に身を委ね瞼を下ろして)
(/む、息子様の愛らしさが留まるところを知らない…! 本当に今年は台風が多いですね…また次の台風が接近中のようですので、どうか十分にお気を付けくださいね。こちらの方も数分停電になり驚いたくらいで、他に影響等はほぼありませんでしたのでご心配なく、そちらも大した被害がないようで安心致しました…。また、いつもいつも大変寛容なお言葉を本当にありがとうございます。生憎あまり技量はありませんが、こちらからも貴方様に楽しんでいただけるような展開をお届け出来るよう頑張りますね…!※こちら返信不要です。
御親切にも概要を分かりやすくまとめて頂きまして、誠にありがとうございます…!どれもこれも本っ、当に魅力的なものばかりで舌を巻く思いです…、是非是非全てやりましょう! それでは、なかなか甲乙付け難いのですが、折角なので、まずはこのまま続行可能の①【浮かれた熱】の消化などは如何でしょうか?)
トピック検索 |