◆ 2018-04-03 00:00:02 |
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>Leone
(己の奴隷根性の一端たるそれを言質に取られては、狼狽えつつもそれ以上の反発など出来るはずもなく、大人しくその後ろ姿を見送り。しかし、酷い雨風に晒されつつ傘を回収する彼の姿を見ていると、やはり何がなんでも自分が取りに行くべきだったのではと後悔と自己嫌悪ばかりが押し寄せてくる。自身の不可解な体調に気をやるばかりで、これから仕事がある彼の身をまともに気遣えもしないとは。…本当に本当に自分という人間は何処までも、「っあの、…ご、ごめん、大丈夫? あ、ああぁ結構濡れちゃったね…ごめんなさい、やっぱり俺が行くべきだっ――へっ!?」渦巻く過剰な負の情感に従い戻ってきた彼へおろおろと謝意と憂慮を投げ掛けるも、此方へ傘を差し出したまさかの彼の意図に卑屈に伏せられた深灰の瞳が大きく瞬いて。「だ、駄目だよッ、そんなの…! 君が濡れちゃうじゃないか!」惚けた様に押し付けられた傘をしばし受け取りもせず見詰めていたが、そんな最悪の事態だけは何が何でも絶対に避けなければと、一瞬の内昂った強固な意思の下反射的に彼の手ごとその取っ手を固く握り締め。そのまま預かった楽器ケースを片手で丁重に胸へ抱きつつ彼ごと傘の中へ引きずり込んでは、強引に雨の中へと足を踏み出して。これはこれで、想定以上の由々しき事態に陥っている事に気が付いたのは、数歩濡れたコンクリートの地を踏み多少の冷静さを取り戻してからであり。)
…何でも、って言ったからね。――君の事も、俺が持つ…!
>Junlong
あぁ、そうだね。俺も友達が楽しそうにしてる姿は好……と、友達っ!?
(彼の手を引き歩みを止めぬまま同意を返すも、とある単語が引っかかっては驚きに満ちた表情で振り返り。確かに常々温和で素直な彼に好感を抱いてはいたが、よもやこんな劣等極まる自分と彼が友達などという対等な関係にあるなど、おこがましいにも程がある認識までには至っておらず。思わず足を止めては「え…なん、…。あの、えっと、まさかとは思うけど…絶対にないとは思うんだけど…、あの…それって俺の、こと…?」と恐る恐る相手を見上げ。)
(多少は体調が改善されたとの事、安心致しました。こちらこそ宜しくお願い致します。しかし、どうか無理はなさらず、私生活を第一に、お体には重々お気をつけ下さいね。※こちら返信不要です。)
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