◆ 2018-04-03 00:00:02 |
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>Junlong
あ、当たった? 勘っていうか、何となくのイメージなんだけど……。
(彼の趣向を言い当てれば目を見開き驚く様子にへら、と少し嬉しそうに笑みを返し。間を置いて投げかけられた問いには、此方も一瞬言葉に迷い「……えーっと、わ、分かんないけど……貴方が乗りたいなら、乗ろう? 俺三半規管は強い方だから、多分吐いたりはしないと思うし……」多少臆す気持ちはあるものの曖昧な笑みで誤魔化して。さすがに、恐れ多くも同行の許可を彼から賜った身でありながら当人の行動を制限するわけにはいかないという思惑の下、ジェットコースターへその足を進ませ)
>Leone
そうなんだ? 確かに少し意外ではあったけど、結構イメージ通りのような……。
(遠回しに“君は可愛い”という旨を告げている事にも気付かず、彼と隣の雪兎を代わる代わる見つめては至極不思議そうに首を捻り。次いで、あからさまに気を張っている自分を見かねてだろう。微笑と共に自身の口元へと差し出されたそれに数度瞬いた後、その意図を察し慌ててパクりと一口。途端口内に上品な甘みが広がればあっさり気が緩み、固く強ばった表情から一転幸せそうに顔を綻ばせ。こういう仲良しみたいなのって良いなぁと内心堪らず小躍りし、すぐに感想あるいは礼を述べようと口を開いたが「“観客の前で演奏ができない演奏家”……?」降って湧いた唐突の問い掛けに先んじられては戸惑うように瞳を揺らし復唱して。その言葉の重さと苦々しさから、どうやら真面目な質問らしいと悟ると軽率な発言は控え、しばし考え込むように視線を机上の甘味へと落とし。少なくとも件の人物はライブハウスで度々演奏を披露しているらしい彼自身を指すものではないだろう。ならば彼の知人か友人関連だろうか……? まあ詳しい特定はさておき、一先ず件の演奏家について真剣に思いを馳せてみることにして。今まで華々しい舞台へ立つ選ばれた彼らには緊張や恐怖の感情などないと至極当然のように思っていたが、確かによくよく考えてみれば舞台上の演奏など平気で出来る気性の持ち主ばかりではないだろう。そう考えると、問題の演奏家の姿は少しだけ今の自分にも重なるように思える。下手に最優秀賞をかっさらったせいで周囲から一挙に期待と注目を集め、以降公募向けの絵に着手しようと思えば異常なまでのプレッシャーにいとも容易く押し潰され、あれほど楽しかった筈の筆を握る手が震えてしまう始末。今や落選という名の死刑宣告を恐れ応募にすら踏み切れていない臆病な自分には、程度の差こそあれ、その気持ちを僅かなりとも汲み取れるような気がして。数多の視線、高まる期待、決して失敗の許されぬ舞台──それは世にも恐ろしい、人の心を喰い荒らす化け者だ。つい顔も知らぬ演奏家へ勝手に深々と感情移入しては痛ましげに瞼を伏せ、とつとつと自分の考えを述べ始めて。)
……きっと、繊細な人なんだね。俺にはそんな機会なんてないけど、気持ちは少し分かるような気がするよ。……人の目とか、期待とか、責任とか……舞台って、やっぱりすごくすごく怖いものだと思う、から……。
>all
(/時間の都合上、続きはまた後程お返しさせて頂きます。申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください)
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