◆ 2018-04-03 00:00:02 |
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>Noah
えっ…――あぁ、僕の大事な親友だよ。一緒に居ると落ち着くんだ。よくイメージがどうとかギャップがどうとか言われるけど。
(彼の口から零れた言葉に先刻のリビングでの出来事が頭を過り、治まったばかりの熱に再び襲われかねず、咄嗟に顔を隠すように呪いの仮面へと触れ。けれど、直ぐに向けられた先が此方ではなく隣の住人だと気付くとホッと息を吐き、場を和ませてくれた礼と日頃の感謝を込めて黒い頬をそっと撫でて。留守を任せていた間日向での穏やかな時間を満喫させていたからか、何時にも増して肌触りが良く、暖かに優しく受け入れてくれる。今日、彼と話をするまで支えてきてくれた唯一無二の存在は、自分がどんな我儘を言おうとも、何も言わずにただ寄り添い見守り続けてくれる。そんな紛れもない親友を愛でながら端的に紹介し、特段隠しているわけでもないために口元を緩ませ周囲から驚愕される旨をさらりと流して。しかし、目の前に広がる品々に一切手を付けずに畏まり頑なに何かを待ち構えられれば、暫しの無音をカップの擦れる音で破り微笑を浮かべ。「そんなに力まなくていいよ。毒なんて入ってないからさ」頬杖をつきフォークを手にロールケーキを一口大に切り分けていき。ふわふわとした軽い触感が自慢の一品を刺し、冗談を交えつつ彼の口に差し向けては、柔らかく甘いこれとは対照的に冷たく苦いそれを投げ掛けて)
――ねえ。観客の前で演奏ができない演奏家って、どう思う?
>all
(/時間の都合上、一旦出来た分のみお返しします。申し訳ありませんが、続きは後程お返しします。暫しお待ちください。)
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