VIVID COLOR PARADE【3L】　

>Noah

ふぇっ！？　あっ、いや……だから、友人でもそういうのは僕なんかより、女性に向けた方が…えっと、嬉しい、けど…なんて言うか、その……――今は、いい。

(唐突の申し出にビクッと肩を跳ねらせ頓狂を上げては狼狽し、俯き加減に視線を逸らし頬に朱を注ぎ込み。これまで浅い人付き合いの中、度々好意を持たれることはあったものの、その都度逃げ道もあり濁すことも容易に出来た。好意には善意を返し、より一層に愉しませ先延ばしにしていけば隙が生まれ大抵は免れる。しかし、普段頑なに閉ざしてきた門を開けたままにしていたせいか、憧れた外の世界があまりにも眩しく、包み込む相手の好意から逃げ隠れする隙さえ見当たらず、呪いの意味も空しく素で返し。告げられる側が気恥ずかしくなる告白紛いなことを面と向かって宣言され、静まったはずの鼓動が飛び跳ねまわり隅々までへの火照りを助長させ。これ以上、感服する程心動かされる言葉に感化されれば、我儘だけで収まりきらず頭が真っ白になり何を口走るか。熱を逃すために手の甲で口元を隠しそっぽを向くも、一言だけ鈴の鳴る音で欲を零して。熱が伝わりきる前にとするりと手を放し、自身の事で精一杯であるが故に取り乱す彼を他所に「捨てるなら貰っても構わない、よね。お礼を用意しておくから、後で部屋まで取りに来て。」キャンバスを手にし楽器のケースを回収すれば、顔を背けたまま足早に散らばったままのリビングを後にして)

OK.　素敵なサプライズを用意しておくとしよう。――手始めに、会場を僕の部屋に移そうと思うのだけど、いかがかな？
(承諾の言葉に満足気に胸に手を当てて礼をして戯けて見せ。続く微弱な音には気付くも形までは捉えきれず、疑問が残るものの特に追及はせずに。視線を戻せば言葉を続け、淹れられたカップをトレーに乗せ「それと、早くしないと悪戯好きの番犬に玄関を荒らされてしまうかもしれないよ？　後はやっておくから、ケーキにも飛び掛からないように見てきてくれないか」何やら廊下から番犬”ロッキー”の吠える声と共に興奮気味に走り回る足音が聞こえてきて。彼が帰宅してから階段を上る音がなく、鞄を置き去りにしたであろうそれを荒らされる前にと促しては、記念の品々らと楽器ケースを持ち、扉を開けて自室へと向かい)


(/お陰様で終着点の"愚息の部屋へ招く"まで辿り着くことができました。有難う御座います！　一本化の方向で問題ないとのことで安心しました。双方経験済みでも問題ありませんので、お好きなように回して頂ければ。　さて、既にお気付きかと思いますが今後展開予定の"我儘の告白"まで続けるか、一旦中断するか、いかがいたしましょう？　イベントにて経験済みの設定とのことでしたので、続行をご希望であれば喜んでお付き合いさせていただきますが、その場合我儘を暴露した時点での中断になるかと思われます。長々と失礼しました)


>all

(/一旦此方のみお返しします。続きは後程お返ししますので、もう少々お待ちください。)