VIVID COLOR PARADE【3L】　

>Noah

そんなこと言っていると、後で後悔するかもよ。本当にキミは…キミたちは面白いね。

(波立たぬ微笑を浮かべ、表情でも声色でも安息を与えてくれる目の前と手元で支えてくれた観客に、持てるだけの言葉を添えて。――言葉というのは実にもどかしく、芸術というのは実に奥深い。互いにそれ一つで人の心をいとも容易く動かせるのに、誰しもが同じものを手にすることも形にするのは難しく、糸口が違うだけで常に刺激を与え続け人々を動かし震わせ続ける。待ち焦がれた指先からじんわりと流れる希望の温もりは、安らぎの言葉と共に暗く冷たい奥底までも照らし色付け、心身まで満たし頬を紅潮に染め上げ口元を緩ませ。そんな彼の頬を煌めかせる雫を掬い取るように、キャンバスを脚に立て掛け放した手で自身の袖の裾を引っ張り、手を伸ばし拭おうとして。「キミが言ったんじゃないか。”力になる、何度だって保証する、一緒に進もう”って……だから、話すよ。――けど、ああいうのは女性のために取っておいた方が良いよ。その…すき、とか」引かない熱を帯びたまま、暗闇の中でも特に響き動かした言葉を自身をも包むように復唱し言って聞かせ、照れ臭そうに笑みを浮かべつつ何度も口にされたものを指摘し)

それはよかった。――さ、どれがいい。無論、全部でも構わないけど。

(繋いだ手を離さずに引かれるままキッチンへと向かえば、冷蔵庫の中から2つの箱を取り出し。箱を開け其々の中身を広げて見せれば、1つはプレーンとチョコのロールケーキが、もう片方にはエッグタルトやティラミス、ゼリー類が丁寧に包装され敷き詰められており。相手に選ばせ答えを聞く前に、鼻歌交じりに食器を取り出し取り分ける準備を進め。何の迷いもなくさらりと口にされ、何処となく重々しい言葉に小首を傾げるも調子までは崩さず「ああ、気にしないで。それより、僕がそんなことすると思うかい？　お望みなら、それらの類も考えておくけど」へらりと笑って問い掛けをかわし、悪戯っぽく人差し指を唇の前に立て愉し気に戯けて)


(/勿体ないお言葉を痛み入ります…！　此方こそ、息子様の愛らしくも惚れ惚れするような一面に心奪われては、見習うものばかりで共に物語を紡げて嬉しい限りです。後数回程で区切りの良いところまで辿り着けそうなため、折角なのでお付き合いいただけますでしょうか？　勿論負担になるようでしたら、イベントを優先していただいて此方は後回しでも構いませんので！　パラレルロルの件、承知しました。どちらも同じタイミングと状況で終着点に辿り着ける流れですので、撤回等はせずこのまま紡いでいこうかと思いますが、何かあれば言っていただれば幸いです)


>all

(/時間の都合上、一旦出来た分だけお返しします。申し訳ございません、続きはまた後程お返しします)