VIVID COLOR PARADE【3L】　

>Junlong

そ、そのくらいなら、何とか出来る……かな……。

(そう答えたものの、出不精の自分が登れる階段と言えばシェアハウスか大学程度のそれしかない為、たとえ実行したところで効果は限りなく薄いだろう。しかし、「……、ありがとう。俊龍」自分のことを考え提案してくれた気遣いが嬉しく、ふわりとフードの下で小さく笑みを零し。その時、不意に思い出したかのように「あ、」と瞳を大きくすれば、キッチンのポッドを手に取り。「そういえば、俺元々コーヒーを飲みに来たんだった……。えっと、……俊龍も、飲む？」先程彼がミネラルウォーターを飲んでいる所を目撃した筈なのだが、何か少しでも彼にお返しをしたいとつい思いつくまま提案してしまい。次いで、ようやく先程の彼の意図を正確に把握するや、あたふたと訂正しようとして瞳を揺らし。)
え？　あ、ああっ！　そ、そんな、俊龍は別にあの、……普段通りで良いんだよ！　貴方はほら、いつも明るいし、キラキラ輝いてるし……！　……えっと、間違っても俺のスケッチが貴方のトレーニングの邪魔になっちゃいけない、し……。

(/イベントが始まってしまいましたが、ロルを返させていただきますね。特に重要なシーンでもないかなと思われますので、こちらのお返事はイベントが終わってからでも構いません)


>Leone

……いいよ、我儘放題でも。君が笑ってくれるなら、それ以上のことなんてない。

(ようやく彼の顔から自己嫌悪という名の憎々しい感情が一時的にでも消えたのを見て取れば自身からも著しい焦燥感が失せたのを自覚し、ほう、と安堵の息を吐いて柔らかな笑みとともに上記を。あれほど高く高くそびえ立っているように見えた壁を打ち壊した末に重なる手が、あたかも通じ合った互いの心の体現のように感じられて。泣き出した彼と共鳴するかのように、心の臓が激しく打ち震え、驚くほど熱い涙が頬を伝い拭うことすら出来ず。──ああ、まるで魔法の手だ。いつだって彼がこの手で奏でる美しき旋律は、息も出来ないほど重く澱んだ自身の黒霧を払い、果てしなく広大でひどく穏やかな景色をもたらしてくれる。本当に、なんて愛おしい音色なのか。君は確かに弱いところもあるのかもしれないけれど、こんなにも俺の心を救ってくれる。やはり、先程の妙な確信に嘘偽りなどなかった。君はすごい人だよ、レオーネ。「っ、……ありがとう。こんな俺が良いって言ってくれて。……この手を、取ってくれて。俺に何が出来るかはまだ分からないけど、本当に、何でもするつもりだよ。……君の話を、聞かせてほしいな」)

……う、うん！　いいね。一緒に、一緒に食べたいな……！

(投げ掛けられた乙な提案に、まさか異論などあろうはずもなく。新しく出来た友人にはやる心が抑えきれないとばかりに、早速はしゃいだ様子で繋いだ彼の手を引き、キッチンへ向かおうとして。続く言葉には不思議そうに首を傾げた後「わが、まま……？　よく、分からないけど……貴方の言うことなら俺、どんなに嫌なことでも痛いことでも辛いことでも、何だって従うよ」そんな自己卑下に基づく奴隷根性の染み込んだ言をさらりと口にして。それは相手を自分に繋ぎ止める為ならどんな代償も厭わないという歪な執着の現れであり、物言いこそ普段の他愛無い談笑のような軽々しいそれだったが、どこか不自然に重々しく部屋に響き。)


(/いえいえ、拙いなどと！こちらこそ毎度息子様の魅力が爆発している悶絶必至の素敵文に対し、いつも遅筆で未熟なロルしかお返し出来ておらず誠に申し訳なく……！ところで、こちらのお返事はイベント後でも構いませんが、いかが致しますか？もちろん、イベント中であれ区切りの良いところまでの続行をご所望されるようでしたら、喜んでお付き合いいたします！)