◆ 2018-04-03 00:00:02 |
通報 |
>Junlong
ああ、是非そうしてくれ。タンパク質にこだわる必要はないけど。
(好みの材料を使うと宣言する相手に笑みを返し手を振りかざして。直球で返された答えに呆然とし、少し間を置いてから「…真っ直ぐなのは立派だけど、相手を知るにはまず己からだよ。自分を知ってもらわなきゃ、役も勝ち取れないだろ? 追いかけるだけじゃ、観客は離れていくばかりさ」これといった接点も、考えてみればゆっくりと時間を取ったこともなく、此方の事を知りたいと思う気持ちは汲み取れるものの先が読めず、相手に身近なものを例えに交えて端的に諭し)
じゃあ、僕は“用事”を済ませないといけないから、これで失礼するよ。
…そうそう、間違っても探求心に駆られて覗くとかはナシだよ?
(答えを明かさないまま、あえて強調しつつ胸に手を添え深々とお辞儀し戯けてみせて。中身が入ったままのカップを片手に歩みを進め、振り向き様に人差し指を口に当て悪戯な笑みを浮かべて。キッチンを後にすれば、鼻歌を吹かせながら自室に戻り)
(/無理して返されているようにお見受けしますので、勝手ながら愚息を回収させていただきます。此方に返信するか否かの判断はお任せしますが、回収済みの旨をお忘れなきようお願い致します)
>Jack
ロッキー…早く返し――ジャックッ!? え、ま、ちょっ――な、なんで、ジャックが、ここに、い、いるん、ですか…
(ようやく止まる彼を見届ければ、視線を落とし膝に手をつき肩でしていた息を整えて。待ち人に晒したくないものを見られる前に大事なものを返してもらおうと彼に手を伸ばせば、頭越しにその相手が顔を覗かせている。もうすぐとは言っていたものの相手はキッチンで準備をしていたはずなのに何故相手が仮面を手にしてこの場にいるのかと、鳩が豆鉄砲を食ったように困惑しながら静止して。此方に向けられた目線受けて熟したトマトのようにみるみる耳まで赤く染まり、事の事態をようやく認識し勢いよく飛び退いて瞬時に目を覆い隠す。視線を合わせまいと必死に顔を背けるも、動揺までもは隠せずに慌てふためきテーブルに足と取られ尻餅をつき、身を縮こませ蚊の鳴くような弱々しい声となっていき)
>Noah
………僕と、キミが、同じ…?
(前を向き進もうとする彼の顔が歪み、胸を締め付ける感覚が伝わってくる。周囲の空気が騒めき澱み始める中、耳を疑う言葉にピタリと歩みを止めて。自由な高みへと進む彼らと呪いに囚われ立ち止まる僕が、同じなわけがないはずなのに。数多の観客のように空虚な綺麗事や虚しい理想を押し付けても、複雑に絡み合った枷は外れることなく歪んだ思想ばかりが過る。ああ、ほら――卑しい欲が、また彼らの瞳を覆い隠して輝き始めた意志を惑わせる。薄汚れた見えない壁は、音を遮り意志を躊躇させ、その歩みすら止まらせてしまう。望んだ夢幻はこれじゃないとどんなに悲嘆し手を伸ばしたところで、誰にも届くはずがない――分かっていたはずなのに、それでも欲求を抑えきれずに望み続け、卑しい欲を生み出し続ける。これ以上、何もかも濁らせてはいけない。今までより強く蓋をして醜い僕を押し殺せば、きっと誰も苦しませなくて済む。所詮此方側から抜け出せるわけがないのだから、と言い聞かせれば幾らか気が楽になるものの、冷たい奥底に突き落とされていく感覚と相俟って視界が歪み熱くなっていく。これでいいのだと、自身を閉ざそうと拳を固く握り締めた矢先、 “くしゃり”と門を叩くもう一人の観客が“キャンバス”の向こう側から此方を見据えていて。視線を落とした先に、変わらずに生々しくも壮大に佇む彼に、有無を言わさずに心だけでなく震えも欲までもが吸い込まれていく。息苦しかった荒波を奪い取ったその彼に背中を押され、もう一度目の前の彼を見上げれば、曇ったはずの瞳は見入ってしまう程真っ直ぐと、周囲までも穏やかなものに変わっていく。擦り切れそうな音色は、鋭利な凶器でも呪いを剥がすものでもなく、ただ暖かく弱い僕を包む夢幻に差し込む一筋の光だと、瞳に宿る意志から感じ取らせてくれる。大丈夫――何度も、何度も指し伸ばされた魔法の言葉に突き動かされ、重たく閉じかけた門を開ける。向き合ってくれた大事な観客に込み上げ溢れてくる思いの丈を、不格好でも覆い隠さずに届けるために、小さな望みを託して。「……僕は…僕も、一緒に進みたい。一緒に居たい……。もう…一人で居るのは、嫌、だから。だからっ……もし、その手を取ってもいいのなら…信じてもいいのなら――ノア、僕の我が儘を一つ、聞いてほしい」)
そうかな? キミを見ていると飽きないし、素敵な個性だと思うよ。
それに――自分を押し殺さないで自由に振る舞うのは、大事な事だからね。
(嵐のように駆け巡る言葉に飲まれることなく、コロコロと感情が移り変わる様を眺めては口元を緩め。次いで掛けようとした言葉に一瞬詰まりながら、普段通りに振る舞うも一切色味を込めず淡々と続けて。闇の奥から儚い灯のように揺らめかせ、交錯する想いに迷うことなく「勿論。僕でよければ、喜んで」胸に手を添え柔らかな弧を描き、掌を見せて差し出し)
トピック検索 |