── You are mine ── / 非 募

ほら薬。飲んだら目ぇ閉じてろよ。(どうにか上半身起こす相手に薬と水が入ったグラスを渡し。汗が酷いようだが着替えをさせた方がいいのか、それとも今はしんどそうだから一眠りしてからの方がいいのか、等と考えを巡らせ)

…ん。(薬とコップを受け取ればごくり、と飲み。少し経てば眠気がきてしまい、瞼が徐々に重たくなってゆき)
…カイト…(そう呟けば無意識に彼の腕を握って何か言いたげに見つめて)

眠れそうならゆっくり休んどけ。俺は一旦戻──…(薬を飲んだ相手がやがてうとうとし始める。眠れそうなら少し眠った方がいい。彼が眠ったら一旦劇場に戻り、上がったらまた寄るかと立ち上がろうとすると不意に腕を掴まれ。熱で潤んだ視線が合えばドキリとし、何か言いたげな彼に問いかけ)
…ど、どうした。何か必要なものあるなら取ってくるぜ。

──…もう帰るのか？(掴んでしまい、言いにくそうに目を泳がせるももうすぐ彼が帰ることに寂しく感じそう上記を述べつつ逃がすまいと腕を掴む手を緩ませず。)

あぁ、一旦戻るつもりだ。お前も少し寝た方がいいだろ。(腕を離そうとしない彼は何処と無く寂しそうに見えて。傍に居て欲しいと言われているようで、鼓動が速まっていく。平常心を装いそう返すが、あわよくばこのまま傍に居たい。しかしそんな事を素直に言えるはずもなく、ひそかに返事を期待しながらいつも通り上から目線で)
…何だよ、一人になるのが心細いってか？傍にいて欲しいっていうなら居てやってもいいけどよ。

…っ、もう少し…もう少しだけでいい。まだ此処に…居てくれ。(彼から上から目線でそう言われれば言葉が詰まるも傍にいて欲しいのは本当のことで。寂しい、という言葉は恥ずかしくて言えないがそれと同じような意味合いの言葉を述べ)

…っ(可愛いげない態度で返されるかと思ったが、思いの外素直でいて懇願するように言われてしまえば驚いたように目を見開き。こんなしおらしい姿を自分に見せるなんて、余程弱っているのだろうと思うと目一杯甘やかしたくなり。今なら嫌がられないだろうと相手の手を握れば、柔らかな声音を向けて)
わかった、いてやるよ。…寒くねぇか？

…、寒くない。お前の手が温かいからな…(手を握られ安心したのかはたまた風邪だからなのか凄く甘えたになっていて。握られている手を見れば嬉しさなのかくすり、と微笑み。)

今日はやけに素直だな。普段もそうならいいのによ。(驚くほどの素直な彼が可愛く見えてついにやけてしまいそうになり。何とか堪えると普段の調子で憎まれ口を叩いてやって)

………。(そう言われれば恥ずかしいのか布団を口元らへんまであげ黙り込んでしまい。好きな人の前だから素直になれるんだ、とそう言えるはずもない。俺の気持ちが伝わればいいのに、と少し眉下げ)

…ま、冗談だ。普段のお前と話すのも退屈しねぇしな。とにかく早く元気になれ。(黙り込む様子を見、傷つけてしまったかとはっとして。取り繕うように声をかけると頭を軽くぽんと撫でるが、思った以上にさらさらとした髪の感触に驚き。─そういやこいつの髪、こんな風に触れた事なかったな…。そんな事を思っていると愛しさが込み上げきゅっと胸をしめつけ、ぽつりと溢し)
…触り心地いいな、お前の髪。

…っ！(不意に頭を撫でられ肩を震わせ。彼から触れてくることなんて今までにあまりなかったのもあるが、彼がこぼした自分の髪の触り心地が良いと言われたことにびっくりして。)
──そう、か？何か特別に手入れをしている訳ではないんだが…

手入れしてないのが逆にいいのかもな。傷まねぇし。(髪に触れた瞬間魚籠ついたのを見逃さず、やはり変に警戒されているのかと何だか辛くなり。どうしたら相手との距離を縮められるのだろう。何を期待しているのか、先程も聞いた質問を繰り返す自分を馬鹿らしく思いながら再び問いかけ)
…なぁ、本当に寒くねえか？

……。(先程彼から言った言葉をもう1度聞く。寒くはないかと。寒いといえばどうなるのだろう、寒くはないと言ったがまたここで変えると変には思われるのではないかそうぐるぐると考え。だが何故そう述べるのだろうという疑問でいっぱいで少しきょとんとした顔でいて。)
実は…少し寒い。顔は火照っているのに身体は…寒くて。

(こんな誘導尋問じみた事をしてまで彼に近付く理由を欲しているなんて、本当に自分らしくないと思う。普段のように強引に、無理矢理攻める事が躊躇われるのは、やはり彼は同性であり仲間である事が強いのだろう。拒まれる覚悟と小さな期待で鼓動が速くなる中、気持ちがバレてしまわないように上からな物言いをして)
…たく、しょうがねぇな。温めてやるから場所あけろ。

どういうことだ…？場所を開けろと言われても…(寒いと言えば場所を開けろと言う。何故開けなきゃならないのだろうかと思うも、ゴソゴソと自分のベッドの端の方へと移動して。)
──開けたぞ。何をするんだ…？

何って──…ほんと鈍いな、お前。(温めるといえばどうするかなんて流石にわかるだろうとおもっていた為、絶句した後に拍子抜けしたように溜め息をつき)
…温めるって言ったら、こうだろうが。(もう後には引けず用意されたスペースに潜り込むと端に寄りすぎた相手を此方に寄せようと)
ほら…寒いだろ、来いよ。

えっ…ななななっなんだ、来いって…！？(きょとんとしていたのだが場所をあけた所に彼が入ってきて動揺を隠せず。しかも彼側に来いと言う。ベッドに２人入っているからか自然と距離は近い。それなのにまだ彼の方へと近づくなど心臓が持たない。元々風邪で顔は火照っていたのだが益々赤くなってしまい、見るからにバレバレで。)


((/んあーカイトっっ！！！！！！(うるさい)
カイトイケメン過ぎて辛いです…っっ(泣)カイ伊素晴らしい…ありがとう…ございます…ｸﾞﾊｯ(吐血)←)

…だから俺の体温貸してやるって言ってんだよ。大人しく抱かれてろ。(未だわからないのか惚けているのか。明らかに動揺している様子から、何となくはわかっているのだろうが。自分から来ようとしない相手を少しばかり強引に引き寄せると腕の中に収めてしまい。先程触れた髪の感触に加え、今度は彼の匂いや熱まで感じてしまい、急激に鼓動が速くなる。──マジか、やべぇ…。気付かれてしまいそうな程大きな鼓動にやや焦りを感じるが、離す気はないようで)


(/いやいや、お礼を言うのは此方の方ですよ！もう伊織可愛すぎかよ、どうしてくれようという…(危険)いやーお願いしてよかった…！(感涙)
まだ少し慎重なカイトですが、この先カイトらしさを出していけたらなと思います(笑))

──っ！
(来いと言われ躊躇っていれば彼にぐいっと引っ張られぽすりと彼の腕に収まり。目を見開き彼との距離が近くて目を泳がせ慌てて。好きな人とこんなに近くまた、腕に収まっている事にドキドキしてしまい相手にバレないか不安になり。元々赤かった頬が茹で蛸のように真っ赤になりその顔を見られたくないからか埋めてしまい。)


((/可愛い伊織しか提供出来ないので…っ！！こんな…素敵なカイト本当に…ありがとうございます…っ！
もうカイトらしさ出てますよ…っ！これ以上にカイトらしさなんて出したら伊織どうなることやら()カイ伊の返信をそわそわして待っている私が気持ち悪いです(←)どうせならキス以上のこともしt(殴)…ﾝﾝｯそれ以上の事は此処ではアウトなので…妄想でとめておきます…(泣)