人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
通報 |
大丈夫、女の子の年齢は聞かないよー。
( 虚空を睨むその様子に余程だったんだと苦笑いを浮かべては次いでパッと表情を変え、紳士気取りでもするつもりなのかはたまた戯言を紡ぐのが楽しいのかひらひらと片手を閃かせ。「最初は好奇心だったんだよね。友達が森の中に賢者が住んでるとか言ってて、もしかしたら会えるかもしれない!みたいな。そしたら本当に会えて、何だかんだで弟子の試験を受ける事にね。──だから今すーんごく幸せなのさ」そう言えば相手には自分が何故こうしているのか、それ以前に何故森に入ったのかを言ってなかったと思えば一度相手に向き直りにまにまと妖しげな笑みを隠す事も無く伝え。それから直ぐに相手の狼狽える声を耳にしては余程嬉しいのか思わず生理的に浮かんだ涙を拭う事もせずに緑に変わった花をずいと目の前に近付け。「見てよジュリー!緑だよ!魔法使いさんが言ったんだよ、私にほんの少しでも素質があれば色が変わるって!…っ、どうしよう…今なら泣き喚けるかもしれないー!」興奮やら何やらで震える声で必死に相手に言葉を送り、最後には花を持ってない方の手でやり場のない興奮をぶつけるかの如く地をバシバシと叩いて )
トピック検索 |