人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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へぇ、おおらかなお母さんなのね。でも、いつもって他にもやらかした事でもあるの?
(相手の母親を模しているのだろう声真似と発言には、厳しさよりも寛容な優しさが勝っているかのようで。なら安心か、と思いきや常習犯じみた慣れた様子に疑問がふと浮かび、からかうような口調と共に紫髪を右に揺らし小首を傾げ。「ふぅん?人間の中にも呪(まじな)いが使えるのがいるのね」子供を脅すような出だしから始め祖母を語る相手の表情からは、慕っているのが十二分に伝わる愛情が漂ってくる。自分の知る魔女とは別物かもしれないが、幼い頃の彼女にとっては紛れもなく祖母は"魔女"だったのだろう。そう内心で思いながら合いの手を挟み。「破裂くらいでアレは驚くかしら?けど、爆発しないのなら良いんだけど。えぇ、頂きましょうか──っ!これ、結構熱いのね」自分が心配しているのに、種が分かっているからか余裕を含む軽口を紡ぐ相手をむっと睨み。離れていた距離を再び縮めては、箱の中から取り出されたお餅を見。ほかほかと湯気が立ち上り、表面はプルンと艶を帯び見るからに弾力のある柔らかさを感じ。合図が出されたならばセットされたそれに手を伸ばすも、自分の力では簡単に千切れず、加えて熱による反撃も受けてしまえば、ビクッと肩を跳ねあげ、両手に息を吹き掛け冷ましつつ、新たな初めてを体験した感想を述べて)
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ヨルへ
こんにちは、それともこれを呼んでいる頃はこんばんはかしら?
勝手にお邪魔しちゃったけど居ないみたいだから、手紙残しておくわね。今日か明日くらいには、前にヨルが話してくれた、大事な人やお世話になっている人に甘いお菓子を送り合う、バレンタインデーって日なんでしょ?
だから、これ作ってきたわ。ヨルには小さいかもしれないけど、大好きって気持ちはいっぱい込めてきたし、人間の味覚ともそんなにズレてないはずよ、コレは。
味の感想や文句は、次会った時に教えて頂戴。それじゃ、またねヨル。
ジュリーより
(相手が学校から帰ってきてテーブルを見れば、あめ玉程のサイズで赤い箱に金のリボンでラッピングされたプレゼントと、その傍らに淡いパステルピンクの小さな便箋の手紙が置かれていた。文章を読んでみれば、魔法を使って鍵を開けたのか妖精が午前中に訪れていたようで。プレゼントの箱を開けてみれば、小粒の赤や白のベリーがハート型に沿って並べられ、たっぷりの生クリームでデコレーションされたホールケーキのような菓子が納められていて。材料こそ違う故に、食べてみれば不思議な甘さが体験出来る事だろう)
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(/返信お待たせ致しました!そしてリアル季節は二月との事で、手紙の中だけでもバレンタインデーイベントを。いつか二人でお菓子作りをする話もしてみたいですね。ではでは、背後から失礼致しました…!)
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