人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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あ、暦の感覚って違うんだね。取り敢えずそこ座って。
( 窓を開けた事で冷たい外気が入って来る。一瞬身震いをして相手を招き入れつつ再び窓を閉めれば、人間と妖精との間にも時差のようなものがあったのかと首を傾け、ひとまずポータブルストーブの電源入れてテーブルの前へ座る事を促し。そうやって今日出会えた事を喜ぶ中で、もう一つ舞い上がる出来事を相手は運んで来てくれたようだ。ボタンの外された上着の前──首元に薄ピンクに輝く花がひっそりと咲いていればすぐ様それが何かを理解し。「っ!ジュリーってば最ッ高に似合ってる!それにこの形…初めて会った時に見付けた花と同じなんだね」それと相手の顔とを何度も交互に見ながら、うんうん、と大きく頷き幸せに膨らむ胸に両手を宛ててほぅ、と息をつき )
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