人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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その為には取り敢えずフード脱いでもらわなきゃ。私まだ魔法使いさんの顔、ちゃんと見た事ないんだよね。
( 森の中の暮らしを不便そうだと思っていたがどうやらそうではないらしい。小さな木の実や綺麗な花など相手にとっては宝物のようなものがたくさんに詰まっているならば人間の物は然程必要にならないのかとその言葉で納得し。魔法使いの冷たい表情が崩れるのを想像してはにんまりと口角を吊り上げ、それを見るために邪魔なフードの事を思い出して。それから決めた右側の道を軽快な足取りで進んで数十分、先程までの暗くて狭くジメジメとした場所から天上より一筋の光が射し込む拓けた場所に出ると思わず足を止め。「──見てジュリー…」視界に映るのはその光の下に咲く一本の花。静かに静かに近付いて漸くそれが魔法使いの言っていた五枚の花弁をもつ灰色の花だと言う事に気が付くと勢いよく後ろを振り返り「これ!きっとこの花の事だよ!間違いないっ!」興奮を抑えきれぬといった風に矢継ぎ早に言葉を放っていき )
(/ あまり期待せずにです!私も失礼します! )
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