人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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少しは頭を使え、愚か者。──ふん、言葉だけならどうとでも言える
(謝罪の言葉を耳にしても瞳を鋭くさせたまま冷たい口調で上記を言い放ち。気さくな相手の言動は自分の目には軽薄に写れば、再度信用出来ないと告げ。やがて名前を書き終わったのを見ればクイッと引っ張るように人差し指を動かし、それにつられるように羊皮紙とペンが自分の手に運ばれるように収まれば、此方も名を記し二つとも袖の中に戻し。「…そんな権利は無いし、教えるつもりも無い。そのまま魔法使いと呼べばいいだろ、俺は別に困らない」名前についての問いにはぴしゃりとはね除け、虚空から物を取り出す仕草をすれば一冊の本が手元に姿を表し。「くだらない話は終わりだ、面倒な本題に移るぞ。課題内容は素材採取だ。そこら辺に落ちている棒切れを一本、そしてこの無色の花を手に入れ、色を変化させろ。貴様に少しでも魔法を扱える力があるならば、その属性の色に染まる。変化が無ければ、貴様には魔法の才能が欠片も無い事実が分かる」見当するページを開き、五つの灰色の花弁を持つ小さな花の写真を見せ、色を変化させる方法については触れるだけで分かる時もあれば、息を吹き掛ける、自分の血を一滴垂らす等様々な方法がある事も合わせて説明し)
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