人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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これは?
(ね?と同意を求めるような眼差しを向けるも、相手の言葉が途切れてしまえば、続きを促すように、またどうかしたのかと疑問を投げ掛けるように相手の言葉を繰り返しては首を傾げ。「私もその考えには賛成なんだけどさ、魔法は例外よ。エルフは教えてくれなかったんだろうけど、もし失敗して、不発に終わるだけならまだしも、中には小さな爆発が起こったり、私だったら風向きを間違えて自分で自分の幻覚に掛かったり、大変な事もあるんだからね?その時は先生が解除してくれたから私は何とか無事だったんだけどさ」自分も相手寄りの考えではあるものの、自分の体験談を話せば相手を心配するからこそ口を酸っぱくして伝え。しかしそれでも決意が変わらないのであれば、それを信じ、もしかしたら相手の言う通り成功するかもしれない可能性に自らも賭ける事だろう。「それ面白そうね。でも彼奴にそんな遊び心は無いでしょうし、湖の中なんて寒そうだから私はゴメンね。あったかい場所の方が好きだしさ。……っと、着いちゃった。此処よ」水の中から浮上し、その扉からエルフが出てくる様子を想像しては思わず笑うも、相手のような楽しい発想はあれの中には無いだろうと片手を左右に何度も振りつつ個人的な感想も付け加え。やがて開けた場所に出てしまえば、時間切れだと肩を落としつつ前を指差し。そこには高い木々に囲まれ、静寂に包まれた湖が広がっており。水面は穏やかで、まるでよく磨かれた鏡のように周囲の景色を映し出しており、浅瀬に目を向ければ、赤や白の睡蓮が咲き乱れている事も分かるだろう)
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